温故知新~温新知故?

音楽ネタが多いだろうけど、ネタのキーワードは、古きを訪ねて新しきを知ると同時に新しきを訪ねて古きを知るも!!

大気汚染悩める中国、深刻度示す「鼻毛地図」~なかなかおもしろい~

2013-01-31 20:10:00 | ニュース
中国の大気汚染が大騒ぎですね。
私のいる玉林市も確かにすっきりとした青空にはほとんどお目にかかれない。スモッグというより、ちりのようだけど。
大部分は黄砂のような気がする。夏冷房をけちって窓を開けていると、部屋がやたら汚れる。すごく細かい砂ぼこりのようなものでうっすらと白っぽくなる。
大気汚染悩める中国、深刻度示す「鼻毛地図」  :日本経済新聞
中国で現在、「鼻毛地図」の名前で呼ばれるインターネットのサイトが話題となっている。地図上のアジア太平洋地域の都市をクリックすると、6段階ある大気汚染の度合いを鼻毛の長さで表示するという仕組みだ。

上の記事で紹介しているサイトMap | Clean Air Asiaへ行ってみた。それが下の映像。これによれば私のいるところは他の地域よりはましなようだ。


下のリンクに玉林市の場所を示した。赤い丸印のところ。
玉林の位置
このサイトで調べると、インドもかないひどいみたい。インドの方が中国よりひどいかな。

40年くらい前の日本の川崎とかひどかった。その頃20歳くらいだったけど、その後の大気汚染対策が聴いたのか、私は60歳過ぎまで生きている。あまり大騒ぎすることではないのでは?。マスコミは面白がって騒ぎすぎでは?。

女子ラガーが自衛官に?~自衛隊の訓練は日本代表にも耐えられないほどきつい~

2013-01-29 18:39:16 | その他
数日前こんな記事があった。
スポーツの世界では「命がけでがんばります」とかよく言うけど、スポーツと国を守るのとでは比較するまでもなく、国を守るほうがきついようですね。
それはそうだろう、国を守るのは、試合だけではなく、24時間中だから、すなわち日常だし、本当に気を抜いたら、失敗したら、死が待っている。そこの違いは、精神的にだいぶ違うだろう。所詮スポーツは、体を鍛えるという、試合に勝つというある意味自分の楽しみのためのものなのだからね。
それにしても、このサイトの動画を見ると、ラグビーの彼女たち女らしいというか、ちょっと弱々しい、世界一流レベルでもそうなのだろうか?
朝日新聞デジタル:女子ラガー、自衛隊に体験入隊 厳しさに涙も - スポーツ
平井茂雄】女子ラガーが自衛官に? ラグビーの女子7人制日本代表候補が25日、陸上自衛隊の精鋭部隊・第1空挺(くうてい)団(千葉・習志野駐屯地)に体験入隊した。
重さ3.5キロの模擬銃を手にしたスクワットやジャンプなどの体力調整種目や、高さ約2メートルの壁を飛び越え、高さ約30センチに張り巡らされた針金の下を匍匐(ほふく)前進する障害走路種目、距離や時間を知らされないまま長距離を走る持続走。同空挺団の精鋭隊員が持つ「空挺レンジャー」の資格を得るための訓練課程の一部とほぼ同じ内容で、厳しさに涙を見せる選手もいた。

ジャニス・ジョプリン「ベンツが欲しい」

2013-01-28 18:52:24 | 音楽
数日前にこんな記事が目に入った~朝日新聞デジタル:死3日前の曲 ジャニス・ジョプリン「ベンツが欲しい」 - ショッピングコラム「うたの旅人」~。
朝日新聞デジタル:死3日前の曲 ジャニス・ジョプリン「ベンツが欲しい」 - ショッピングコラム「うたの旅人」
1970年10月4日、米国ロサンゼルスのホテルの一室で、ひとりの女性が冷たくなっていました。ロック歌手、ジャニス・ジョプリンです。27歳。
 「ベンツが欲しい」は、その3日前に録音されました。伴奏はありません。彼女自身がリズムを取る音と、歌声だけが聞こえてきます。淡々としたハスキーボイスだけが。

そして気になって、itunesで購入しようかと思ったけど、youtubeでいつでも聞けるからなあ。というわけでyoutubeで探してみました。
650万ビューだ。この曲の歌唱良いね。好きだ。ジャニスの歌というかアルバム録音はどうも私は好きではない。何曲も聴くになれない。彼女のライブは前にも紹介したと思ったけどアルバム録音よりずっと良いと思う。
Janis Joplin - Mercedes Benz

ライブもあるんですね、こちらはちゃんと伴奏がついている。
Mercedes Benz (janis joplin)

NHKスペシャル|"世界最強"伝説ラスベガス 世紀の一戦~6階級制覇マニー・パッキャオ~

2013-01-27 20:52:32 | 映画、TV、ミュージカル、エンタ
NHKスペシャル|"世界最強"伝説ラスベガス 世紀の一戦を見た、6階級制覇、しかも体重が最初の階級から20kgも上の階級で制覇できるなんてことが可能なんだ。
NHKスペシャル|"世界最強"伝説ラスベガス 世紀の一戦
ボクシングの本場アメリカで6階級制覇(体重差20kg)という前人未踏の偉業を成し遂げたマニー・パッキャオ。身長167センチの小柄なフィリピン人は、目に見えない高速の左ストレートを武器に、自らよりも上の階級の黒人や白人選手を次々に倒し、アジア人として初めてアメリカでスーパースターの座に上り詰めた。1試合で2千万ドル(約20億円)を手にし、世界で最も稼ぐスポーツ選手の一人でもある。

このマニー・パッキャオって、私はちっとも知らなかった。下にあるように凄い人のようだ。日本の3階級制覇なんて比べ物にならないね。
マニー・パッキャオ - Wikipedia
母国フィリピンでは英雄であり、貧しく治安も悪い祖国を改善するために昔から政界を視野に入れた活動を積極的に行っており[要出典]、2度目の出馬となった2010年の下院選挙では有力候補を抑え初当選、現在もプロボクサーと国会議員の二束の草鞋を履きながら活躍している。パッキャオが評価されている最大の理由はメジャー世界タイトル (WBA、WBC、IBF、WBO) 史上2人目である6階級制覇という数字よりも、世界王者の中でも超一流の選手を幾多の階級にわたって撃破(しかも、その多くは圧勝)してきた点にある。通常の選手であれば、階級を上げるごとにスピードや相対的なパワーが目減りし、程なくしていわゆる「階級の壁」にぶち当たる。ところが、パッキャオは次々と階級を上げてもスピードや相対的パワーを維持してきた点が極めて特異であり、さらに階級アップを通じて技術的完成度を向上させ続けてきた。

番組によると、下の試合は判定ではなくKOでの決着が条件だったらしい。タイトル戦でもないのに凄いファイトマネー。
下にあるように、メイウェザーとパッキャオの決戦っていうのは見たかったなぁ~。
衝撃のKO負け…近づく「パッキャオ時代」の終焉  :日本経済新聞

ノンタイトル戦ながら、2人合わせて2800万ドル(約23億円)のファイトマネーが飛び交ったビッグファイト。完敗といわざるをえないKO負けで試合後には、当然のことながらパッキャオの今後についての推測が飛び交い始めている。少なくとも現時点でまだパッキャオが戦っていなかった“最大のライバル”と目されてきたフロイド・メイウェザー(米国)との対戦の可能性はほぼ消えうせた。
これまで43戦無敗(26KO)のまま5階級制覇を達成したメイウェザーとパッキャオの決戦が実現すれば、過去のあらゆるボクシング記録を破る史上最大の興行になったはずだ。

動画見つけました。
Pacquiao vs Marquez 4 Match Highlights -Pacquaio Knocked Out in 6th Round and Post Match Scenario

マニー・パッキャオ 6階級制覇ダイジェスト[ Part 2 ]

MANNY PACQUIAO GREATEST K.O.

75%が兵役不適格 米軍の「肥満との闘い~消費社会の成れの果て~

2013-01-26 12:07:36 | グルメ、酒
あえてグルメのカテゴリーに入れたけど、アメリカは銃乱射とか肥満とか本当に病んでいるね。
理想の社会の目指す姿でないのは明らかだ。むしろ、絶対向かってはいけない方向(滅亡?)に確実に向かっているような気がする。もちろん、どこかでブレーキがかるはずなので滅亡には向かわないのだけど。。。。ブレーキかかりますよね、きっと、21世紀の中盤?、いや終盤までかかるかな?。
75%が兵役不適格:米軍の「肥満との闘い」 « WIRED.jp

退役した将軍らが、糖分の高いソーダやジャンクフードの公立学校での提供を禁止する活動を行っている。
2009年の米軍の調査では、米国の17~24歳のうち75%が、肥満などの理由で兵役に不適格であることが判明した(日本語版記事)。Mission: Readinessでは、就軍適齢期の若者およそ700万人が、兵役につくには太りすぎていると計算している。

10年位前にアメリカに出張でよく行ったけど、本当に太った人が多い。想像以上に多いし、ここまで太るかというように、想像以上に太っていた。ミュージカルを見に行った時、かみさんが、この人どうやって椅子に座るのだろう、入らないけどと思っていたら、うまく前方から後ろへ体をスライドさせて、手すりの間に体をすり込ませるのを見て笑い、感心していたことを思い出す。そう、国内線の飛行機もシートベルトのイクステンションは当たり前のように大半の人が使っているのではと思わせる。この人私の席のとなりに来ないよねという人が50%位の確率で見かけた。

スーパーの店内に電動カートが有り、本来は障害者用なのかもしれないけど、太った人が店内を移動するために殆ど使われているのを呆れて見ていたのを思い出す。しかも、その人達の買い物バスケットには大量の大容量ジャンクフード。
コカ・コーラを大きなボトルで一気に飲むのはアメリカの豊かなあこがれの消費生活の象徴だけど、それがここまできてしまうとは。
1972年にもアメリカに行き、生ジュースなどが、ところ狭しとスーパーに置かれていて、そのころ、日本では生ジュースの紙パックなどなかったので、やはりアメリカはすごいな、日本はいつここまで来るのだろうか、無理だろう、と思ったものだ。
そうちょうど今の中国が、その道を歩み出したところ、中国では今、これらの食品が地方都市のスーパーで並びだしたところ。今いる地方都市では、そんなに太った人を見かけない。むしろ、中学生くらいの女の子は折れそうなくらい背が高くて痩せた子が目立つ。後2,30年で、このアメリカのようになるのかもしれない。中国では、8割9割の一般の人の食生活はまだ豊かではなくつましいのが、あまり太った人を見ない理由だろう。日本も美食とかグルメとか偏りすぎると、心配。

最初に10年位前のアメリカでの体験を書いたけど、その時同時に、ピザやチキンのファーストフードのお店で、ティッシュなどを大量に使うこと、大量に食べ残すことに驚いた。これこそ、良くも悪くも大量消費社会だと思ったものだ。
イベントなどでも、水のペットボトルを一口飲んで置きっぱなしなったものがいっぱい残る、それをスタッフと一緒に中身を海岸などに当たり前のように捨てる(水だからまあいいでしょう)ときに、それまでヨーロッパの分別ゴミや環境志向のホテルのラベルなどをいつも眼にしていた私には、すごく違和感があった。発注したものの2~3割は捨てるということを考えると、太るほど過剰に食べているという現状を見ると、アメリカの食品市場は5割程度、必要以上にバブルだということだろう。本当に肥満対応するとしたら、食品市場は半分近く、少なくとも2~3割は縮小するのだろう。

日本でも、最近は薄れてきているけど、もったいないというDNAは我々の世代には染みこんでいるから、アメリカほど深刻ではないかもしれないが、最近の価値観やファーストフードの広がりを思うと、基本的には将来はアメリカのように肥満で悩むようになるのだろう。(いや、もjすでに深刻かも)確かに、東京で通勤をしていると、肥満とまでいかなくても太った小学生・中学生を多く見かけるような気がする。しかも、最近の若い子たちは、味覚も変わって、スローフードよりファーストフードの味のほうが好みに変わっているようだ。
たぶんアメリカも、この味覚の嗜好の変化(ファーストフードの味付けのほうが好み)が、原因だと思う。(貧困層は安い食費を強いられ、これらのファーストフードを食べるという事以外選択肢がないそうだけど)
日本も家庭で作った素朴な煮物や焼き魚より、ケンタッキーやマクドナルドの方の味付けのほうが美味しいと感じだしているのでは。
日本も危ない。

万年時計 江戸時代の天才が生んだ驚異の機械時計をNHKオンデマンド無料番組で見た

2013-01-25 12:29:16 | 映画、TV、ミュージカル、エンタ
中国は、最近宴会が多い。今日も沿海の予定なので昼に投稿しておく。
考えてみれば、旧正月前ということで日本のいわゆる忘年会ってやつかな。

さて、昨日も日本のTVをkeyholeTVで見ようと思ったけど、面白そうなものがなかったのでNHKオンデマンドの無料視聴番組で「万年時計江戸時代の天才が生んだ驚異の機械時計 」を見た。
NHKオンデマンド|無料視聴
ハイビジョン特集
万年時計 江戸時代の天才が生んだ驚異の機械時計

NHKスペシャル|万年時計の謎に挑む 江戸時代の天才vs現代の技術者
これがなかなか面白かった。和時計というのは下にあるように基本的には日の出、日の入りを基準で、1時間の長さが夏と冬とで違うというものだ。これをゼンマイと自分で削りだした歯車で作ったものがこの時計だそうだ。
番組は、この時計の仕組みを日本の時計技術者が解明するというもの。愛知万博前に再現しようという姿をドキュメントしたものだ。
太陽と月の動きを1年中表す気候もすごいけど、歯車で、正転逆転する機構を作って、冬と夏とで明六つ、暮六つなど1時間の長さが変わるのを文字盤を動かして実現するところはすごい。並の技術屋ではこのような機構は思いつかないだろう。天才でしょうね。
万年自鳴鐘 - Wikipedia
万年自鳴鐘(まんねんじめいしょう、旧字体:萬歳自鳴鐘)とは江戸時代の発明家、田中久重によって製作された機械式の置時計である。万年時計の名で広く知られている。1000点を超える部品(ほとんどが田中による手作り)から作られている。
ぜんまいとして厚さ2mm、長さ4mの真鍮を使い一度巻けば一年動く(実際には約200日前後だと推定されている[1])という機械式時計としては驚異的な持続時間を実現している。六角柱様の本体の各面に7つの機能が配置され、それらが底部のぜんまい動力によって連動して動作する。
天象儀 - 本体の上部にあり、京都から見た一年間の太陽と月の動きを模型で表す。
和時計 - 文字盤が自動で変化することで、昼夜の長さの変化に対応して時刻区分が変わる不定時法に自動で対応する。
二十四節気の表示
曜日・時刻の表示 - 短い針が曜日を示し、一週間で一周する。長い針は和時計と連動して時刻を示す。
十干十二支の表示 - 当時一日ごとに割り振っていた60通りの干支の中からその日の干支を自動で示す。
月齢の表示 - 半球の回転によってその日の月の満ち欠けの見え方を表す。
洋時計 - 現代の一般的な時計の機能。輸入品のスイス製懐中時計の機械を改造し本体とリンクさせることで、万年自鳴鐘全体の調速役を担わせている。

下のブログにこの時計を作った田中久重について書かれている。
langsam : 今更ながら「万年時計の謎に挑む」を見たよ - livedoor Blog(ブログ)
万年時計は1851年に田中久重という天才技術者が作成したぜんまい式の超精密和式時計。田中久重はあのキテレツ大百科で出てくるキテレツ斎のモデルと言われている人ですね。詳しい説明は以下が詳しい。
東芝の前身である芝浦製作所のさらに前身である田中製作所を創立した、日本のエジソンとの異名を取る田中久重が、1851年に製作した超精密和式時計。一度ネジを巻くと1年間動き続け、細密な彫金や絵付けが施されている本体には、6つの時計と、その頂点には日本地図上に太陽と月の運行が表示されている。第1面にあるスイス製の洋式時計をベースのムーブメントとしてそこから歯車の運動を取り出し、他の5面と上にある月太陽運行計をリンクさせて制御する。6面ある時計は以下の通り。

この田中久重という人は東芝の元を作った人らしけど、蒸気機関車や蒸気船も作ったらしい。すごいね。
からくり儀右衛門の発明人生 - 田中久重ものがたり 1話 | TOSHIBA SPIRIT
冬と夏とで1時間の長さが違うって、和時計ってすごいね。西洋式のいつでも一定の1時間はビジネスにはいいけど、生活のためには和時計の可変の1時間のほうがいいのでは、あるいは本物ではないかと思ってしまう。この考えを何か現代に行かせるといいと思う。ちょっと考えてみるかな。
デアゴスティーニで下のようなものがあったんですね。ちゅっと作りたくなった。
和時計をつくる| DeAGOSTINI デアゴスティーニ・ジャパン
週刊 和時計をつくる デアゴスティーニ・ジャパン バックナンバー ≪BMSHOP≫

ビヨンセさん、口パクだった?って~そんなことどうでもいいじゃない~

2013-01-23 19:11:15 | ニュース
Beyonce Performs the National Anthem at the 2013 Inauguration of Barack Obama

なんかこんなことが話題になっているようですね。アメリカでもなのか、日本だけなのかわからないけど。。。。
朝日新聞デジタル:ビヨンセさん、口パクだった? 大統領就任式の国歌斉唱
21日にワシントンで行われたオバマ米大統領の2期目の就任式で、会場に詰めかけた100万人以上を魅了した米国の人気歌手ビヨンセさんの国歌斉唱が、実際には事前に録音されたものだったとの疑惑が浮上し、話題となっている。

その映像は、上に示したとおり。途中でモニターのイヤホン取る姿があるけど、あれは演技なのかな?こういう大事な儀式(演奏とか公演とかでない)では、事前に録音して置くのは必須でしょう。必要に応じてそれを使うのも当然でしょう。私にはなぜ批判が出るのかわからない。そういえば、北京オリンピックの子供の歌もなんだかんだと有りましたね。

「中国人エリートは日本人をこう見る」読了

2013-01-23 18:37:53 | 

数日前に「中国人エリートは日本人をこう見る」中島 恵著を読了した。
この本は日経ビジネスかなんかでよく出てくる作者で、その視点が今中国にいる私が感じるのと同じことが多いので興味を持ったのだ。中国に関して、日本で聞く情報は違和感を持つものが多い。
Amazon.co.jp: 中国人エリートは日本人をこう見る (日経プレミアシリーズ): 中島 恵: 本
異なるバックグラウンドを持つ多数なサンプルに基づき、個人差による腑に落ちなさを感じさせない構成に加え、日本国内に留まらず、中国現地の人による話まで網羅することで、メディアにはなかなか取りあげられない中国人における「日本観」が本書によって浮き彫りになったと私は考えます。

本書で取り上げているのは、中国の中でもエリートと呼ばれる大卒の人々である。著者はふだん、私たちが
身近に住んでいる中国人にはなかなか聞けないような話を真正面から突っ込んで聞き出してくれており、「なるほど、
実際は、そう思っていたのか」と参考になる。リアルで貴重な話ばかりだ。

本書を日本礼賛の本だと捉え、「信じられない、信じたくない」と耳をふさぐ日本人がいることは、残念である。
著者は、中国を悪ととらえる日本の極端なマスコミと、それによってゆがめられた日本人の中国観を
おだやかに覆し、正したかったのではないだろうか。

下にあるようにこの対極にある本も読んでみたい。
本書を読んで真っ先に思い浮かべたのは、半年ほど前に読んだ「豹変した中国人がアメリカをボロボロにした」(河添恵子著、産経新聞出版)という本との違いだ。その本では著者が中国人に対する憎悪と偏見をむき出しに誹謗中傷の限りを尽くし、読後に非常な不快感が残った。年齢的にも近く(河添氏が4歳だけ上)北京への留学経験という共通の一面がある二人の著作がこれほど極端に異なるのは一体どういうわけだろうか。

感想は、結構期待していたのだけど、私には現地で体験していることと同じなので「そうね」と言う感じであんまり驚きとか感動がなかった。
しかし、メディアが伝える中国の情報で飽き足らない、または判断を間違えたくない人は一読されたら良いと思う。私のように中国生活を実際体験するのは難しくても、かなり正確に一般のエリートと言われる(茶謝も書いているけど、一般の意味のエリートよりちょっと幅広い)大卒中国人の実態が少し垣間見れます。
例えば、大学新卒の平均月収は約3,000元(今のレートでは42,000円)、工場労働者の最低賃金は1,100元(15,400円)だけど手当てを含めると2~3,000元で大卒と変わらないという現実。2011年春のジャスミン革命不発の分析。
また、下の部分など、私は結構しっかりし体験だと思う。いたってまともだとおもうけど。
インタビューした若者の発言「日本は新聞によって、やや親中、やや反中といった色合いの違いがあることを感じますね。日本や欧米の記事を読んでいると、まるで中国人がいつも不満たらたらで、デモしたいマグマを常に抱えているように見えます。でもそう思われるのは仕方ないことかもしれない。読者がそういう国であることを望んでいるからこそ、メディアは読者が求める内容(中国のマイナス報道)を提供する傾向があるのでしょう。なぜなら、市場経済化のメディアは『需要があれば供給する』というシステムなのですから」P-183

オバマ大統領のライド&ウォーク 感動!リスクをとらないリスクってあるよなぁ~

2013-01-22 21:22:19 | ニュース
大柴さんのfacebookのウォールで知った。
素晴らしい、私も感動したけど、ナレーターも興奮している。
リスクがあってもこういうことを実行するのは素晴らしい。日本では議論しまくってリスクをあげて、アイデアは素晴らしくても、結局危険だからしないということだらけでは?。彼らはリスクをあげて、それを100%取り除く努力をする。でも、いくら精いっぱいの努力をしても100%安全は保障できないとわかっていても、実行する!。その価値を知っているし、アメリカという大国は、こういうことが国民を一つにまとめるために必要なことがわかっているんだろうな。
President Obama rides -- and walks -- to the White House - U.S. News