温故知新~温新知故?

音楽ネタが多いだろうけど、ネタのキーワードは、古きを訪ねて新しきを知ると同時に新しきを訪ねて古きを知るも!!

大谷の試合(8月25日レイズ戦)を観戦にロスまで行ってきました。その2 〜動画など紹介〜

2024-08-30 17:41:11 | その他
昨日投稿しましたが、撮ってきた写真中心の投稿でしたが、動画やその他の話題がまだあるので「その2」追加です。
まずは動画紹介から

ドジャーズスタジアム入り口

MLBアメリカ国歌

そして大谷動画、細切れです。まずは、ウエイティングサークルでの素振り
大谷MLB#1

これは第一打席だったかな?1球目?
大谷MLB#2
2球目?
大谷MLB#3

3球目でフォアボールかな?
大谷MLB#4

これは、第3打席かな?第1打席を見た後、ショップでTシャツなど買おうと思って第2打席はショップの画面でしかみれませんでした。
Tシャツは目当ての白いものがなく、青しか買えませんでした。残念。
大谷MLB#6

次は球場の全体の様子。
大谷#7

次は25日の話題となった死球を受けた打席。残念ながらこの後の大きなブーイングの様子は録画されていません。すごいブーイングだったと報道されていましたが、普段を知らないのでこのブーイングがすごいかどうかは、私にはわかりませんでした。でも、大きな声量でした。
25日の試合は、これ以外にも誰かの外野飛球がキャッチ後、落としたという判定で、1塁、2塁ランナーが走り出してしまっていてトリプルプレイ?だかになるという珍プレイもありました。でも、そのシーンの動画はありません。
大谷死球
結局25日は大谷はホームランを打たなくて、打った時の良い音は聞けずじまいでした。また、行かなくてはいけないかな。そのときは、ピッチャーとしての大谷も見たいけど、ピッチャとしての大谷を見るのは、登板がいつになるかを読まないといけないので、なかなか難しそうです。お金が豊富にあれば、5、6試合のチケットを買えば見れるだろうけど。。。

その他、野球以外ですが、ロスに着いた時空港からダウンタウンまでの渋滞の様子を以下に紹介します。かなりの渋滞でした。これはUberでなくて、タクシーです。
ロス空港からダウンタウン渋滞

今回、Uberを何回も使いましたが、1回に60ドルくらい使う距離(ダウンタウンからハリウッド)でも使いましたが、その際、ハリウッド近くで、ビバリーヒルズのあたりを通り、ちょっとした観光気分でした。セレブの家はもっと山の方だということでしたが、さらにハリウッドからダウンタウンへの帰りのドライバーはKoreanで、途中でKorean townを通った際、いろいろ説明があって、ちょっとした観光案内が聞けました。そのように考えると、60、70ドルもあまり高くないかな?なんて思いました。タクシーの運ちゃんでも良い人にあたれば、同じようなことになるかもしれないけど、タクシーより少し安いので、やはりUberの方がいいかな。
また、ハリウッドの帰りには、ある場所にピックアップしてもらうように頼んだんだけど、ドライバーの走る都合上、今待っている場所の道の反対側に来るなどの案内もきました。また、「後何分でつきます」、「今着きました」などのメッセージがアプリで確認でき、このUberアプリの出来は素晴らしく優秀でした。

その他として、泊まったホテルはリトルトーキョーの近くで、夜は治安はあまり良くない場所でした。だから、夕食はホテルで済ませたり、Uberでレストランまで行くようにしました。
先回の投稿で、両替について触れましたが、当初、ホテルで両替できると思っていましたが、泊まったDouble tree by Hiltonは両替できないと言われ、銀行に行けとか言われたけど、その後自分で調べて(ホテルの人は、外国の常で日本のように親切ではない)歩いて20分のところに両替所を見つけて、ことなきを得ましたが、事前にホテルのレセプションで、その道は昼間なら危なくないかを確認して行ったんですが、色々な雑貨?や宗教的なものなどいわゆる骨董市というか蚤の市的なものを売る通りで、結構緊張しました。昼間だったから良かったけど、とても夜は歩けそうもないところでした。
また、最後の日は日本食が食べたくなり、歩いて5分ほどのミヤコホテルのレストランに行きましたが、このときも、ホテルの人にこの道は夜でも安全か聞いてから行きました。ロスは、このへんが大変ですね。今回経験したので、次回はこのあたりは、このくらいに時間なら大丈夫という感覚がつきましたが、初めての都市では、未知なので、緊張します。



大谷の試合を観戦にロスまで行ってきました。〜Uber便利でした。アメリカではタクシー以上の交通インフラでした。〜

2024-08-29 17:21:57 | スポーツ
1年くらい前から大谷の試合をぜひ現地で観戦したと思っていましたが、やっと今年、実現して8月23日より8月27日までロサンゼルスに行ってきました。
5月頃から飛行機やホテルを旅行会社STWを選んで予約しました。STWを選んだ理由は、阪急交通社やHISなどもあるのですが、日付とかドジャースの対戦相手とかで飛行機代だけで30万から50万までいろいろあり、予算のイメージと合う安いものがあったのが理由です。
また、ホテルから空港までの送迎とか、野球観戦チケットの手配などは旅行会社には一切頼まず、自分でなんとかする方法を選びました。おかげで大変でした。笑。でも私的にはやはり、席などは、値段や場所など自分の好みに合うものが好きなように選べるし、ホテルも最低ではなく、自分の好みのものが選べたのは大正解です。結構悩みましたけどね。笑。
野球観戦のチケットは以下のサイトで自由に購入できます。実際購入するにはMLBというアプリで
実際当日球場に入るには、事前にMLBというアプリをダウンロードし、eチケットを得る必要があります。なんでもeチケットの時代ですね。このサイトは、購入しようとする席からのグランドの見え方がイメージで確認できます。よくできています。
そんなわけで、予算などを考慮して、Lodgeというエリアを選び、対戦相手はレイズとちょっと物足りない相手でした。

さて、試合は8月25日で、上の写真は、開始前の状況。このような状況は、TV中継があるとは限らないので行かないと見れないですね。
当日、ホテルから球場まではタクシー、無料バスなど、どのように行こうかと悩んでいましたが、結局Uberを使うことにしました。ロスの空港からホテルまでタクシーを使ってしまったのですが、その際100ドル近くかかって、キャッシュがなくなって、今後もタクシーを使うために、円からドルに両替が必要になり、ロスに到着した翌日24日にホテルから20分くらい歩いて行ったところにある両替所まで歩いて行って、両替する羽目になり、事前にハリウッドまでUberで行って練習しておこうと決めました。その時のハリウッドへ行った時の写真が以下の通り。
空港のタクシー乗り場、LAXit(LAエクジットと読むらしい)という看板が空港内のシャトルバスの乗り場。
タクシー、ダウンタウンまでの道は渋滞。道路の横には鉄道があった。
ハリウッド。
25日、無事Uberを使ってドジャーススタジアムにつきました。
球場内、試合の始まる前、混んでいますね。東京ドームみたいな感じでした。
球場の入り口はトップデッキの近く。この辺りの席は一番安いので、その席からのグランドの見え方を撮りました。
まあ、結構全景が見れてそれはそれなりに良いかもしれない。
いよいよ開始。始球式は女の子、ベッツがお相手でした。

ピッチャー
大谷


ベッツ

その他
ミヤコホテルの壁画
ミヤコホテル(私はこのホテルには泊まりませんでした。)の前の夜景、日本食レストランがいっぱい。

最後に今回は初日にタクシーを使った以外、Uberを7、8回使いました。空港やドジャーススタジアムなど、タクシーよりUberという感じで完全にインフラ化していました。安全とかいろいろ日本では議論ばっかりで進みませんが、ドライバーにとっても1回で、つまり10分から45分くらいで20ドルから60ドルくらい稼げて、利用者はタクシーより少し安い値段でキャッシュもいらないというのは、非常に便利で有効な交通手段だと思いました。日本でもタクシー会社の運転者に限らず、一般のドライバーができるようにするにはどうすれば良いのかの真剣な議論が必要だと痛感しました。


テオヤンセンのミニビーストのキットを作った〜よく動いた、満足〜

2024-08-16 21:58:08 | その他
以前、テオヤンセン展へ行って、ストランドビーストの模型「ミニビースト」を購入したと書いたけど、やっと数日前にやっと完成しました。ここ数日、家の指示やオリンピックがあって、なかなか作れなかった。
購入したストランドビーストの模型。買ってしまいました。まだ作成していません。

上の写真が完成した状態。
下のような丁寧な説明書があるのだけど、年齢のせいか、作成にはかなり手こずりました。老眼で目が見えにくいのに加えて、書いてあることの理解が1回でできずに、何回も読み直す始末でした。歳はとりたくないものです。笑
動いている状態の動画も載せておきます。風力はドライヤーの風です。結構よく動く。
IMG 2455


列 中村文則 読了 〜人生を列に例えるのは興味深いかも〜

2024-08-15 15:02:53 | 
この本は、1〜2週間ほど前の確か王様のブランチで紹介されたものを予約したと思う。
男はいつの間にか、奇妙な列に並んでいた。
先が見えず、最後尾も見えない。そして誰もが、自分がなぜ並んでいるのかわからない。
男は、ある動物の研究者のはずだった。
現代に生きる人間の姿を、深く、深く見通す――。
競い合い、比べ合う社会の中で、私達はどう生きればいいのか。
この奇妙な列から、出ることはできるのだろうか。
ページをめくる手が徐々に止まらなくなる、最高傑作の呼び声も高い、著者渾身の一作。
私は列に並ぶのは嫌いだ、唯一並ぶのは大晦日の淡路町で老舗の蕎麦屋で、20〜30人の列に並ぶのと、初詣で初参りの愛宕神社の列に2,3時間並ぶことぐらいしかしたことがない。ラーメン屋などは10人くらいが限度かな。

この本の内容は、列に並ぶ人たちの悲喜交々なのだが、下のAmazonの書評を書いた人の通り、白昼夢、幻覚や、回想、列を人生と見做したりで、結構私には難解だった。傑作と評する人も多いようだが、私には、そこまでとは思えなかった。
単なる列に並ぶ人の話と思って読むと、全く違う。感想としては、いろいろ深い内容だと思うが、私には、すごく面白いとは言えないものであった。
恒例のの気になった一説は
ー欲望を、個が耐えられる範囲を超えた状態にまで、感じさせられていく。人を苦しくさせるものは、これもあるのだろうと思った。:私も、人間は欲望を追求することで、ここまで科学技術などを発展させてきたが、限界が近いかもしれないと思う。

Amazonの書評を紹介しよう。長いので途中まで。
三好常雄
仕掛けに凝った傑作作品と読んだ。丁寧に読むと全体が主人公の白昼夢だと判る。
第一部は列に並んでいる草間が、猿を見たような幻覚から意識が混乱するなかで「思い出したくない昔」を思い出す場面で終わり、第二部はその幻想シーン。
第三部で再び列にいる自分を発見するが、夢はまだ第二部の続きであり、最終頁で再び眩暈を覚えて意識が途絶えかかる。従ってこの本全体が、想像力が豊か過ぎる主人公;草間の見た「悪夢」とも言える想像劇なのである。
このような構成になる必然は、作者はこの世界のあり様を、リアリズムに依らず、かと言ってデストピアにも依らないで形で切り拓く「表彰様式」にしたかったからだ。

構成は奇抜でも、中村文則氏の癖である「過剰過ぎる説明」のお陰で意味は明解である。「列」は人間社会を構成している「序列」を示していることは直ぐ判る。
人々はそれぞれの活動分野で意識的、無意識的に、自分の立位置を見極めながら生活しているのを、著者は「列」という具体的な並びに変えて例示してみせる。
列を詰めるときの進捗感、隣の列が前進するのを見るときの焦燥感、列を離れるときの開放感や不安感など、一つ一つの具体例は身につまされる。

第二部ではそういった人間の「序列」意識を猿との比較で例示して見せる。

ハンチバック 市川紗央 著 読了 〜紙の本を読むというのは健常者のみに許される特権?〜

2024-08-08 15:44:39 | 
この本は、以下のAmazonの紹介記事を見て分かるように、昨年の第169回芥川受賞の作品です。著者が障がいをもつ人であることや、その言動が気になって、読みたいと思って図書館に予約を入れていたが、200人とかの予約数で所蔵書が20冊もあるにも関わらず、数ヶ月待ちの状態で、一度は順番が来たにも関わらず、東京へ行く用事と重なって、キャンセルせざるを得ず、再度予約し直したりしてやっと順番が回ってきた。今日確認したら、予約数は16となっており落ち着いたようだ。
第169回芥川賞受賞。
選考会沸騰の大問題作!
「本を読むたび背骨は曲がり肺を潰し喉に孔を穿ち歩いては頭をぶつけ、私の身体は生きるために壊れてきた。」
井沢釈華の背骨は、右肺を押し潰すかたちで極度に湾曲している。
両親が遺したグループホームの十畳の自室から釈華は、あらゆる言葉を送りだす――。
さて、内容だが、下の方の感想と同様、すごい小説という言葉が出てしまう。ハンチバックという言葉はしらなかったけど、「ノートルダムのせむし男」の原題に使われていたのですね。
障害を持つ人の気持ちは健常者には絶対わからないと思うので、私はわかったふりをするのも嫌いだし、わかったふりをして「よりそう」だとか発言する人は嫌いだ。
下の方のブログにもあるように、この小説の主人公は、筋疾患先天性ミオパチーによる症候性側彎症という病気で、背骨がS字に湾曲している、とのことだ。人工呼吸器を使い、電動車椅子を使い、自分の親がお金持ちらしく、親が所有するグループホームで暮らす。よって、お金にはまったく困っていない。両親が遺した財産で暮らし、グループホームも自らの所有で、現金資産も億単位であるという。という設定だ。
そして、風俗記事を書くバイトをしている。こたつ記事(こたつ記事の意味はこの本を読むまで知らなかった)を書いている。また、著者はネットやSNSは詳しいらしく、こたつ記事、ハプバなど、私の知らない言葉がいっぱい出てくる。
また、裏アカで<妊娠と中絶がしてみたい><私の曲がった身体の中で胎児は上手く育たないだろう><普通の人間の女のように子どもを宿して中絶するのが私の夢です>などと呟いている。

これらの状況というか設定は、私が今までに読んだ本ではなかったものだ。
その他、日常化した人工呼吸器での痰吸引の様子は、健常者が知り得ない障害者が過ごす日常をリアルに淡々と描いていて、彼らの苦労の一部がわかったということではなく、健常者にはわからないことだらけなのだろうという感想を持った。
もうひとつ、著者は主人公に以下のように語らせる。
「目が見えること、本が持てること、ページが捲れること、読書姿勢が保てること、書店へ自由に書いに行けることーーーという5つの健常性を満たすことを要求する読書文化のマチズムを憎んでいた。」
そう、本を読むことは健常者の特権?健常者には気が付かないことだ。
紙の本、なんとかしてくれということだと思う、彼女のような障害のある人には電子図書の方が紙の本より扱いやすいあるいは電子図書でなければ読めないってことなんだ。
その他、以下のような記述もある。
ーこちらは紙の本を1冊読むたび少しずつ背骨が潰れていく気がするというのに、紙の匂いが好き、とかページをめくる感触が好き、などと宣い電子書籍を貶める健常者は呑気でいい。
ー完成された姿でそこにずっとある古いものが嫌いだ。壊れずに残って古びていくことに価値のあるものたちが嫌いなのだ。生きれば生きるど私の身体はいびつに壊れていく。

また、我々はSNSの弊害を事件のたびに話題にするが、障害のある人にとっては、SNSが人並みの体験や日常から離れる貴重なツールだということを知った。SNSについて語るときは、その事実を踏まえることが必要だと思った。
難解だけど、すごい小説でした。

一筋縄ではいかない、すごい小説を読んでしまった。

タイトルのハンチバック。
読み進めるまでその意味が分からなかった。知らなかった。
途中出てくる「せむし」という単語にルビとして添えられていたのが「ハンチバック」という単語。
なるほど、せむし、を意味するんだ。

「ノートルダムのせむし男」という映画の原題を調べてみたら、
The Hunchback of Notre Dameとあった。

最後に、Mr.サンデーのYouTube動画を貼っておきます。本人も登場して、彼女の執筆する様子も見れる。なかなかよくできた内容だと思う。ぜひどうぞ。


おとな六法 読了 〜「ウルトラマンが怪獣と戦う中で街を壊すのは犯罪ですか?」答えられますか?答えはこの本で〜

2024-08-06 10:34:47 | 
この本も多分朝日新聞の書評を読んで、借りたと思った。
内容は、法律に関する簡単な疑問「ウルトラマンが怪獣と戦う中で街を壊すのは犯罪ですか?」、「日本一多い犯罪ってなんですか?」、「刑務所の中って、娯楽はありますか?」「一番時間がかかった裁判ってなんですか?」、、、、などに答える内容。私にとっては、知っているものが多かったけど、中には知らないものがあって面白かった。
それぞれに質問に2、3ページで簡潔に答えてあって、400ページ強だけど、毎日1時間ちょっとかけて4、5日で読めた。なかなか複雑なことを2、3ページで表しているのは、著者は相当実力があると思いました。

この著者はアトム法律事務所の人なので、ある意味でその宣伝みたいに感じる。しかし、この事務所は下にあるようにネットでいろいろ発信しているようで、そのユニークな取り組みは良いと思う。

いつものように、心に残ったものを以下に紹介します。
ー「デスノートに名前を書いたら殺人罪ですか?」:結論は本で読んでほしいですが、このような質問に真面目に答えてくれるのは嬉しい。
ー「ツーブロック禁止って、ブラック校則になりますか?」:個人的ということわりがあるけど、そうみたい。
ー「南極で犯罪が起こったら、どこの国の法律で捌かれますか?」:南極には保立がないとのこと、これは知らなかった。じゃあ、どこの国の法律かは本で。。。。。
ー一番高い罰金って、所得税法違反になった時とのこと、これも思っていたのとは違う内容だった。
ー死刑の時、刑務官が押すボタンは3つあって、誰が押したかわからないようになっているとのこと。これは、聞いたことがあるようなないような。
ー「裁判官にまつわるヤバい話ってありますか?」:これは、知らなかったけど、結構すごい話だなと思った。

面白い本でした。今話題の本のようです。確かに納得の内容でした。
新聞 ・朝日新聞朝刊(24/01/27)「売れてる本」コーナーで書評掲載
・東京新聞(24/01/13)書評掲載
・中日新聞(24/01/14)書評掲載
・読売新聞(23/11/13)書評掲載
・週刊実話(23/11/30)著者インタビュー掲載
・週刊ダイヤモンド(23/10/28)書評掲載
・文化通信(23/11/02)
・新文化(23/11/06)
・福島民報(23/10/07)書評掲載
・千葉日報(23/10/13)書評掲載
・山陽新聞(23/10/03)書評掲載
・中国新聞(23/10/05)書評掲載

Webメディアなど
・女子SPA!(23/11/06)
・ダ・ヴィンチWEB(23/11/02)
・アスキーデジタル(23/11/16)
・ITmediaビジネスオンライン_全8回(23/11/23、25、27、29、12/1、3、5、7、8、30)
・有隣堂書店YouTubeチャンネル「有隣堂しか知らない世界」で紹介!(23/10/17)
・トーハンYouTubeチャンネル「出版区」で紹介!(23/10/06)(23/10/09)

YouTube登録165万人超。
大人気動画100万再生以上を中心に厳選!!
一家に1冊備えておきたい六法。

POINT1 YouTubeショート動画で人気だった動画を丁寧に解説
POINT2 アニメ・ゲームの世界から学校・職場までの法律問題を網羅
POINT3 法律に全く興味がない人が読んでも、楽しめてためになる

ドローンで重量物を運ぶアイデア

2024-07-27 16:49:19 | パテントアイデア公開して大企業の邪魔をし
皆さん、ドローンというと、宅急便の荷物を運ぶなどのイメージが浮かぶと思います。
確かに、電池の寿命、モーターの出力制限、ペイロードなどから,以下の記事からもわかるように、運べる重量は、現状では30~40kgのようです。
例えば、物流ドローンを手がけているSKYDRIVEは、30kgの荷物の積載が可能になっており、往復1kmの運搬が可能になっています。

また先日販売されたDJI FlyCart 30は最大積載量30kg、最大航続距離16kmです。また緊急時にシングルバッテリーで運用する場合の最大積載量は40kg、航続距離は最大8kmとなっています。
ドローンの具体的利用シーンとして、各ドローン会社は災害時の土砂崩れなどの際に、崩れた部分を飛び越えれるような利用方法をよく提案しているようです。その際、現状の一台のドローンのペイロードでは、車などを土砂崩れ部分を飛んで乗り越えて運ぶような用途には使えないです。
そこで私のアイデアは、数台のドローンを使ってペイロードを数倍にして車などの1000kgを超えるような重量物を運ぶといういうアイデアです。
絵で示したものでは、10台のドローンの例を示していますが、ドローン1つのペイロードが50kgなら500kg、ドローンの数を30台とすれば、50kgのペイロードだと1500kgの物まで運べるということになります。
数10台のドローンを制御するのは、現在のドローンショーで100台を超えるドローンでいろいろな3次元形状を表現している技術レベルを考えれば、少しも難しいものではないと思います。
このようなアイデアは、もうすでにどこかの会社で特許を出していたり、実用化に向けて開発しているかもしれませんが、大企業に特許化される前にアイデアを公知のものにして、皆が自由に使えるものにしたいので、紹介しておきます。



あきらめる 山崎ナオコーラ 著 読了 〜新しい未知の土地に移住する際にはエリートだけでなく「弱者」が不可欠だそうだ。そうだろう!〜

2024-07-24 20:21:50 | 
この本は、おそらく朝日新聞の批評欄かなんかで読んで、「あきらめる」の語源と火星移住というキーワードに反応したと思った。
「あきらめる」 [著]山崎ナオコーラ
 たしかに現実世界だけれども、ちょっと違う。「すこしふしぎ」な方のSF小説だ。
 早乙女雄大は川沿いを散歩中に、子供を連れた同じマンションの住人・輝(あきら)に出くわす。
輝は「親と見える人」だ。ジェンダー(社会的性差)は薄まり、性別を表す言葉は避けられている世界。ゆえに、母も父もない。
態度や言葉選びを細かく配慮する雄大は、アップデート済みの価値観を持つ〝成熟者〟である。
 成熟者とは、老人・高齢者・シニアと呼ばれることを好まない人々が増え、新しく生まれた流行(はや)り言葉。
かように言葉は時代と人の心を映す。
タイトルの「あきらめる」も然(しか)り。語源は「明らかにする」だから、古語の「あきらむ」は物事を明晰(めいせき)にする、よい意味合いだったという。

火星移住についてはイーロンマスクもご執心なので、興味を持っていた。だから、実際火星移住って小説で書くとどうなのかという興味がいっぱいだった。それを裏切らない内容だった。私は、火星移住のまじめな技術的難易度などの情報より、本当に火星移住したら、普通の日常生活はどんなのようになり、何が不便で、何が便利なのかという日常生活を想像することに興味がある。
上の書評にも書いてあるけど、火星に移住することが可能になる未来では、老人・高齢者・シニアと呼ばれることを好まない人々は、成熟者という言葉を使うようになるというのは、面白い。高齢者、elder peopleでなくてポジティブな成熟者という言葉を提示した著者は大したもんです。

この著書のストーリーとは関係ないが、著者の想いが溢れていると私が思った気になったキーワードを、いつものように紹介する。
ー大学などの機関から地位が与えられたアーティストだけが堂々と意見を言い、在野の人間には発言権がない。世間の人々は、肩書きのある人だけをアーティストと捉えている。”著者は、色々な場面でこのような経験をしているのだろう”
ー過去も未来も見えなくなり、社会に居場所がないと感じられるとき、悪口はいくらでも思いつく。”SNSでの誹謗中傷などが話題だが、そうか、みない場所がないと感じてるんだ”
ー「社会批判を論理性を持って行う」。国や社会の批判をしなければ生き残れない。つまり、国を批判しながら国に与する、という複雑怪奇なことをしなければならない。”ああ、ありそう。コメンテーターもそうかな?”
ー(火星への移動中の生活)ただ、いつもふわふわと浮いて移動しているわけで、天井でも床でも、手で触りに行くのは同じ行動だ。収納は、天井、左右の壁、床、すべてが利用されている。言葉では「天井」「床」などと呼びつつ、使い方はどの壁も同じ。”御意。著者は経験者にヒアリングしたのかな”
ー・・・、と強靭な精神を体力を持ち、IQが高く、リーダーシップが取れる働き盛りの人たちが集まり、火星基地を築いていった。だが、街ができ、社会が生まれ始めると、どうにもうまくいかないことが増えた。”まあ、未知の世界に人を住まわせようとするとき、優秀な人を優先的に活かせようと思うだろうね。でも、それでは、うかむいかないんだろう”
ー人間社会の維持には「弱者」の活躍とそのケアが不可欠であること、そして、その「弱者」が誰であるかの事前の規定には意味がないということが新しい常識になっていった。”今の政治家やどっかの首長に聞かせたいし、この本を読んで自らのアクションを振り返って改善して欲しい”
ーためし行動とは、自分が愛されているかどうか不安な子供が、親にどこまで受け止めてもらえるかを試すために反抗的な態度や暴力的な行為を繰り返すことだ。”私は教育に関しては素人なのだが、教育のプロには常識なんでしょうね。”
ー火星の人口は地球に比べてぐっと少ない、それでいて設備やスタッフは充実している。そのため、病院などでの待ち時間は地球の公的機関では考えられないくらい短かった。”このような火星での日常生活の記述が、私には興味深い、このことをわざわざ記述している著者は、わたしと同じ興味の視点を持っているようだ。”
ーファザー・コンプレックスという古い言葉を聞いたことがある。その言葉の、本来の意味はよく知らない。とにかく、その略語がファザコンだ。今では親の性別を表す言葉は滅多に使われなくなっているから、ファザーもファザー・コンプレックスもファザコンも、新聞でもインターネットでもほとんど見ないし、聞かない。死語というものになっている。”なるほど、なるほど”
ー地球の山だったらさ、登山開始直後は、民家があって、木や花があって、登るにつれて、だんだん低い木ばかりになって、花も素朴なものになって、やがては植物が全然なくなって、岩だらけになって、空気が薄くなって、・・・・・って、その変化が、なんていうか登山の一歩一歩を応援してくれるんだよな。”火星では、酸化鉄の赤い砂や赤い岩ばかりで、登山の際の景色の変化がないことを記述している、これも、なるほど!。”


女らしさは誰のため? ジェーン・スー 中野伸子著 読了〜正解や最適解を得られずに悩むことが我々の繁栄に寄与したのかも〜

2024-07-13 17:56:42 | 
この本は、カミさんの希望で借りた。ジェーン・スーのTBSラジオ「生活は踊る」は私の愛聴番組である。東京へ行く車の中でラジオクラウドでいつも聴いている。
カミさんの読みたいという要望で借りたのだが、ラジオで興味があったので私も読んでみたら、なかなか興味深いキーワードがいっぱいあった。以下に列記する。

ー中野:「若さ」や「美人」のように、一般的に「得」と世間にみなされているものは、ほとんど長期的には使えない価値なんだよね。
ースー:おっしゃる通り、すべての人類は今日が一番若い。そして明日になると1日分、年を取る。
ー中野:損得というのは必ずしも一元的ではない、金銭的報酬・物理的報酬だけが報酬ではないんです。人間としてどう扱われるか、という社会的報酬、もっとシンプルな感覚的報酬、知的好奇心がみたされる知的報酬もある。
ー「おごられる」ことは相手の支配を受け入れること、中野:私自身は、おごられることはそう好きな方じゃない。ちょっと気が重い・・・・「自己決定権を手放すことことにつながりかねないから」なんだよね。
ー「男ウケ」と「女ウケ」。中野:「加齢による劣化を少しでも感じさせない」ということにいつも心的リソース割かなきゃいけない。・・・・でも女ウケを考えた場合は、価値が目減りしないんですよ。
ースー:保守系の女性政治家って保守的な男性にウケが良いスタイリング、メイク、髪形をしているよね。あの界隈では「男ウケする女」のほうが都合がいいのかな。
ー東大のサークル。中野:飲み会の支払いは「東大男子5000円、女子は1000円、東大女子は3000円」みたいな価値設定になるんです。
ー中野:仕事ができない男の課長はいても、仕事ができない女の課長はいないからね。
ースー:今後は「仕事ができない女性管理職」が爆誕していいんですよ。
ー中野:IQが高いからといって生きやすいわけでも何でもないしね。スー:説得力ある。中野:すごくあるでしょう?(笑)生きづらいですよ、むしろ、でもIQが高いと「ずるい」とか妬まれるのに、コミュニケーション能力がある人は「コミュ力高くてずるい」とは言われないんだよね。
ースー:死ぬまでの間は環境の変化に伴って「私の幸せ」を相対化させていけばいい。「これさえあれば絶対に幸せ」ではなく、幸せな状態を導く手段を変化させていくのです。
(ベティ・L・ハラガンによれば、男性は、子供の頃から個人の利益より集団の利益を重んじるゲーム(野球やサッカーなど)に親しんでいるから)相手に自分を理解させるよりも、互いの利益を減じない方法を採用するのは、彼らの方が得意なのです。
ー中野:「誰かのために生きる」って、恐ろしいことに、実に心地よいことなんだよね。
ー中野:「地球にやさしい生活を」という言葉をよく聞くけど、あれは人類の生存にとって都合の良い「完新世の地球をそのまま保つ」という意味しかないとも言える。だって、地球は別にどんな変化が起きようが何とも思わないでしょうからね。
ー中野:(正解をもとめない)バカロレアはそういう意味で、すごくいいトレーニングになるんじゃないかな、日本人は正解を選ぶ力は世界的に見ても高いはずよ、でも失敗を修正する力は低いかもね。
ー中野:あなたは選んだ答えを正解にできる人だから、と、以前、ある人に言われたことがあった。
ー中野:個性は悪目立ちしてしまうために足を引っ張る特性にもなりかねない、個性を伸ばそう、というお題目は、まあ、まずきれいごとの域を出ないといっていいだろう。
ー中野:ある確率で最適解を選ばないことが、私たちの繁栄のカギであったのなら、今もその性質が私たちの中に残っている理由が明確になる。いわば、私たちは、よく迷い、よく間違えるように仕組まれているということになる。

死ぬまでの間は環境の変化に伴って「私の幸せ」を相対化させていけばいい。「これさえあれば絶対に幸せ」ではなく、幸せな状態を導く手段を変化させていくのです。ーーー絶対的な幸せなんてない。幸せに思うことが大事。
「誰かのために生きる」って、恐ろしいことに、実に心地よいことなんだよね。ーーー安易に誰かのために生きるなんて言わないし、そうしないほうがいい。
「地球にやさしい生活を」という言葉をよく聞くけど、あれは人類の生存にとって都合の良い「完新世の地球をそのまま保つ」という意味しかない。ーーー賛成!!!

私は正解を求めたり、最適解を選ぶ会社生活は心地よくなかった。むしろ、正解や最適解をもとめられず、悩んだおかげで我々は繁栄してきたのかもしれない。!

面白く、興味深い内容の本でした。


小池さんは本当に圧勝か?その2〜私と同じことを指摘しているジャーナリストがいた〜

2024-07-10 17:09:34 | ニュース
先日、以下のように都知事選、小池さんの圧勝ってほんと?という投稿をした。
都知事選、小池さんの圧勝ってほんと?

石丸さんと、蓮舫さんの各得票数を足し算すると1,658,363+1,283,262=2,941,898 約294万票、小池さんの各投票数役292万票を上回る、すなわち、小池じゃダメだという人が小池さんで良いという人の数を上回る。
そして、コメンテーターとかジャーナリストで、このような指摘をする人がいないと書いたが、私と同様の指摘をしている人がいたので紹介する。
でも日本とは選挙制度が決定的に違うところがある。
それは、第一回目の選挙で、過半数に届いた候補者がいなかった場合は、上位の二人(まれに三人)で、1週間後にもう一度2回め投票(決戦投票)をすることである。
この記事によれば、少なくともフランスは、各得票数が過半数に達しなかった場合は、上位2人で決選投票をするということだそうだ。日本もそうすべきでしょう。過半数とっていなくて、圧勝とか言われて当選するんぽは私は納得がいかない。このようなところでも日本の選挙制度は未熟ですね。こういうことを許していることが裏金とか忖度を許す日本の政治に繋がっていると思う。私に何ができるかわからないが、一応ブログに投稿するというアクションをしている次第です。