温故知新~温新知故?

音楽ネタが多いだろうけど、ネタのキーワードは、古きを訪ねて新しきを知ると同時に新しきを訪ねて古きを知るも!!

大掴み源氏物語 読了〜源氏物語大掴みできました〜

2024-10-22 11:30:32 | 
実は私は、図書館から借りた本を読む以外にも、ハマっているものがある。それはまずは朝日新聞の新聞小説「C線上のアリア」湊かなえ著を読むことと、NHK大河ドラマ「光る君へ」を見ることだ。どちらも10年、いや30~40年くらいしたことがないことをやっている。その中で、「光る君へ」は源氏物語ということで、手っ取り早く、それこそ源氏物語を大掴みしたくてこの本を借りた。約250ページだが、3日ほどで読めた。漫画はこれが良い。だけど、いつも漫画は買うと(酢本の数冊しか買ったことはないが)すぐ読み終えてしまって損した気になる。

大掴源氏物語 まろ、ん? 単行本 – 2002/1/30 小泉 吉宏 (著)
これ1冊で『源氏物語』全部を読んだ気になれる!著者曰く、『源氏物語』の世界をより知るにつれ、のめり込んで面白くなり、たくさんの方々に是が非でも伝えたくなってしまったい、
衣装など時代設定もおろそかにはできなくなり、気がついたら構想から6年、制作の実作業に3年もかかってしまいました。それだけにこの書は必読です。一帖8コマ、全54帖。

The Bamboo Cutter
5つ星のうち5.0 実に好い!
肩が凝らず、簡潔で分かりやすく「源氏物語」の全体主旨が理解できるのでとても好い。
この種の装丁・内容は、とりわけ生真面目な学校の先生にとって優等生的な「教科書」的でない ゆえに、批判・敵視されがちだが、所与の目的のために実に合理的で好い。
著者も述べて居られように、本書で全体を知った暁に、現代語訳であれ、注釈を頼りつつ原文に 触れるなどして、次の一歩を進められれば、所期の目的は正確に達成できる。
とりわけ、著者6年の年月を費やして、頭に汗をかきつつ、現にある後世の資料にある「誤り」 をも正しつつ(→つまり厳密な校正への注意を怠らず完成させた著者の熱意と努力に脱帽である。
「漫画」で「軽妙に・愉しく」とは言えども、源氏物語の複雑な人間関係(→とくに同一人物で も出世して肩書が変わったり、親子になったり、天皇として即位したり、退位・譲位したりして、 余計わかりにくい関係)を追うのは”楽”ではない。
上の方が、述べているように複雑な人間関係は、このような漫画でその都度一部を紹介してくれないと、もうとてもついていけに年齢だ。並行して読んでる新聞小説「C線上のアリア」もおばやら、元カレ、その姑、友達などがいろいろ出てきて、この人誰だっけとなって、メモを作ったくらいだ。
話がそれましたが、大掴みという目的は短時間で達成できました。今後は、何か現代語訳の源氏物語を読んでみるかな?すでに持っていたような気がする。

なぜ鏡は左右だけ反転させるのか―空間と時間から考える哲学 加地 大介著 読了〜科学ではなく哲学として考察した本、やはり私には哲学は難しい〜

2024-10-18 22:03:27 | 
この本は、以下の朝日新聞を記事を見て『なぜ私たちは過去へ行けないのか』という命題や時間の概念について、以前から興味を持っていたので予約。4日ほどで読了しました。でも、飛ばし読みです。
科学的内容かと思ったのですが、哲学入門という感じの本です。
哲学的論理説明のあたりは半分以上理解できなくて読み飛ばしました。
「なぜ鏡は左右だけ反転させるのか」 [著]加地大介
 加地さん、ごぶさたしています。2003年に『なぜ私たちは過去へ行けないのか』という著書をいただいたのですが、そのとき私は、だって過去なんだもの行けるわけないじゃんと、読まないままにしていました。
すいません。愚かでした。今回、かつて後半にあった鏡の謎を前半にもってきて、過去の謎を後半へと入れ替え、増補・改訂版として出されたので、ようやく読ませてもらいました。
 まず、なぜ鏡は左右だけ反転させるのかという問題に、マーティン・ガードナーの説明が紹介され、私は加地さんとともになるほどーと思い、
でも、と加地さんが考え直してまだこれじゃだめでしょと論じるところでそうだよなーと思い、続いてネッド・ブロックの議論が紹介され、
私は加地さんとともになるほどーと思い、でも、と加地さんが考え直してまだだめでしょと論じるところでそうだよなーと思い直すという、
いわば脳みそがマッサージされているような感じになりました。
以下がAmazonの一つの書評。この方は「著者なりの回答」に対して理解した上で納得云々と言及していますが、残念ながら、私は一部理解できたところもあるという程度の理解でした。
無気力
2003年に刊行された『なぜ私たちは過去へ行けないのか』に加筆修正を行ったものである。
第1章は新たにタイトルに採用された鏡に左右反転を扱う。第2章は旧版のタイトルにあったタイムトラベルを扱う。
この二つの章のみによって構成されているが、この章の順が旧版から入れ替わっていることが大きな変更点である。
その他、エピローグが追加されるなどの手が加えられているので、旧版を読んでいる人であっても、あらためて読み直す意味があるものとなっている。
いずれの問いについても著者なりの解答が与えられている。その解答に至る思考の過程が丁寧に記述されているのが本書の特徴である。何より、哲学者の手の内を見るようで興味深い。
ただ、いずれの問いに対しての著者なりの回答については、それが納得出来るものかどうか判断が分かれるところだと思う。
教科書用として書かれたものであり、著者の講義では、そのあたりの理解しにくい点は解説がなされているのだと思うが、本書だけではどうしても理解が難しいところが残る
わからないなりにも、一部興味を引いたキーワードがありましたのでいつものように以下に紹介します。
ーリンクに紹介したサイトで述べているように鏡像反転のプラカードで縦読みの「山本」は「山本」のままなのに、横読みの「山本」は「本山」に変わっています。そう左右は反転しているのに、上下は反転していません。よく考えると不思議ですね。
プラカードの図は下のリンクで確認してください。
鏡像反転という現象をしっかり理解するために、たとえば図1のようなプラカードについて考えてみましょう。
 このプラカードは、縦の方向にも横の方向にも「山本」と読めるようになっています。では、これを鏡に映してみましょう。すると図2のようになります。
図1 プラカード
図2 プラカードの鏡像1
 そう、縦読みの「山本」は「山本」のままなのに、横読みの「山本」は「本山」に変わっていますね。つまり、上下は反転しないで左右だけが反転しています。
ーウエシタトヒダリミギ。ここでは上と似たような事象を図で説明している。曰く、両者の前を重ね合わせるために、ウエとウエ、シタとシタを一致させて回転させる見方と、両者のヒダリとヒダリ、ミギとミギを一致させて回転させる見方である。これは本の図を見て確認しないとわからないかもしれません。
ー鏡像反転という現象には2つの見方がある
(a)回転軸を基準とした反転関係にあるものとして、物体とその鏡像を捉える見方
(b)平面を基準とした面対象の関係にあるものとして、物体とその鏡像を捉える見方
ー左右に関するカントの洞察は、「知性」や「概念」のみによる理解に抗して何らかの意味での「感性的な」理解を必要とする空間的性質の存在を合意しているように思われます。
ー私たちが重力の中で生きているという、あまりにも当たり前すぎて意識もしない事実が、鏡を見るというごく些細な日常的認識までも強く支配していることを示すことによって、むしろ意識されないものの中にこそ大きな力があることを、鏡は教えてくれたとも言えるでしょう。
ーしかし、タイムトラベルは理論的に可能であると主張する物理学者や数学者がたくさんいます。回転宇宙、ワームホール、タキオシ、陽電子などという現代宇宙論や量子論の道具立てを用いてタイムトラバルが可能であることを主張する論文が、権威のある科学雑誌に掲載されたりしているのです。
ー「過去と未来の最も根本的な相違は何か?」
ーさもなければ、おそらく過去への旅の出発時点に存在する個体と到着時点に存在する個体とが何の関係も持っていないような過去への旅のみが可能だということになるでしょう。
すいません、今回のキーワードは、私自身も、ここで書いた意味が100%わかっていると言えないものが多いので、皆さんもさぞかしわかりにくいと思います。
哲学に興味のある方、あるいはこのブログを見て少しでも興味を持たれた方は、ぜひこの本を一読されることをお勧めします。

以下のサイトにこの本の内容の一部が紹介されているので、リンクを貼っておきます。
本記事では、本書の第一章の前半部分を公開します。
ぜひ、ご一読ください!
1.鏡像反転の謎
私には、鏡を見ると独り言を言ってしまう妙な癖があります。目の前に映っている自分の像に対して知らずと「馬鹿だねえ」とか「情けないなあ」などと語りかけてしまうのです。
鏡に映った自分を攻撃する鳥や昆虫の類と頭の作りが大して変わらないのでしょう。
妻は、そんな私を見ては「ああ、またやってる」という感じの冷たい視線を浴びせるのですが、ほとんど条件反射のようなものなので、どうしようもありません。

自衛隊の闇組織 読了〜期待はずれでした〜

2024-10-14 11:07:55 | 
このところ、図書館に予約した本がなかなか順番が回ってこなかったので、しばらく本を読んでいなかった。また、結構家でやることがあって、やっと順番が回ってきたこの本を久しぶりに読了。
下のAmazonの書評にも何人か同じ木っけ家の人がいるが、私もVIVANTをみて、「別班」という言葉を、過去に聞いたことがあるなと思い興味を持って予約を入れた。
しかし、下の人の評価と同じく、「別班」の新しい情報が得られることはなく、期待はずれ。途中でやめようと思うくらいの本でした。
しかし、評価の高い人もいるようですね。
虎熊豹象
国際情報収集に対して考える端緒にはなった
国際外交関係を構築していく以上、情報蒐集は不可欠事項で有り、本文で詠われている様な事実は予想の範囲内で別段驚かない。
これらを粘り強く記事として上梓し、追及の嚆矢とされた事には敬意を表するが、何処も曖昧で決定打とはいいがたく限り無く灰色の感。
こういった組織は必要にも思うが尻尾をつかめないのも現状であろう。推測の域を出きれないまま。
 インタビューして決定打にならないけれど類推すれば…。繰り返し。これらを総合的に見て読者の判断を待つ。かな。
こういう私にとって、ハズレの本もありますね。
もう一つ、Amazonの感想を載せておきます。
kuninori ito
星1つの方のレビューを読んでから購入すればよかったと後悔した書籍。
隠された真実は簡単に書籍になどなるものではないと再確認できました。内容が冗長で偏っており、時間を無駄にした読後感が残りました。
半分ほど読んだところで感じたことは、取材相手や取材内容が変われど同じパターンの繰り返しで読むのが面倒になり、かなりの速読になりました。
とにかく、☆1つの評価の方々が書いておられる通り、別班及びその事実を知っているであろう方々に会いに行く、お酒を飲んで真実を聞きだす取材の繰り返しで、今度こそ新たな事実を読ませてもらえるのかと思いきや、奥の奥の真実にまでたどり着くことはなく肩透かしを食らって終わってしまう内容で辟易とします。
中略
読み終えた収穫は、このような表面しか追わない真面目だけど理屈先行のサラリーマン記者に対しては、
すでに自衛隊出身者が出版済みの書籍の内容にほんの少し色を付けて話しておけばいいだろうと手玉に取られていたんだろうということで、
ということは別班というものはおいそれと表に出せない存在として現在も活動しているのだと思わせてくれたことです。

ジャズ文化講座「ジャズのアドリブって、どうやって演奏しているの?」を聴講した。〜ジャズやアドリブは少し知っているつもりだったけど、知らない話があって面白かった〜

2024-10-06 17:24:14 | 音楽
10月4日、浜松で以下の文化講座を聴講してきた。実は、この講座9月に予定されていたのだけど、大雨で中止となり、再度募集があってそれに応募して参加することができた。
第1回 ジャズのアドリブって、どうやって演奏しているの?
ジャズ最大の特徴とも言える即興演奏の謎についてお話します。
講師の守屋純子さんはピアニストで、作編曲家、昭和音楽大学講師ということで、ピアノなどで説明しながらなのでわかりやすく、ジャズについては一応詳しいつもりだったけど、知らないこともあり、面白かった。
下は開会前の状態で、人は少ないが、その後始まる頃には、ほぼ満席となっていた。
なかで、YouTubeでジャズのことを易しく教えてくれるサイトが紹介され、その内容が面白そうだったので、以下に紹介する。
Jazz at Lincoln Center
最初は「ジャズは民主主義である。」ということを示す動画。お互いの演奏をよく聴き、自分なりの消化して自分お表現をするということだそうだ。浜松市ではジャズを高校教育に取り入れているとのことだ。守屋さんがそれにかかわっているとのこと。
日本の文化では先生の言うことを真似るというものが多い。お茶、生花など。守屋さん曰く「これが良くない」、ジブの意見を表せない、主張できない人が多い。これは全く私も同感。私の仕事でも、海外メーカーのエンジニアに、遠慮や忖度することが多くて、結果的に誤解を生んだりしてプロジェクトの後半でもめることが多い。
この動画の中でベースを弾いている女性は日本人だそうだ。
Jazz Fundamentals: What Is Swing?
次は「embellishment(装飾物)とは。」アドリブを楽しむということ。
Exploring Improvisation in Jazz
次、「リズムセクションの役割」
How the rhythm section swings
最後は、「同じハーモニーの上で違う意見を述べる、おねじ意見を述べる。tempoとfoamは一定で、それを繰り返す」
Wynton at Harvard, Chapter 15: Form and Flexibility
いかがですか?、このようなYouTubeの動画がいっぱいあるようです。ハーバード大学がリンカーンセンターでやっているようです。いろいろなテーマでの動画がいろいろあるようです。羨ましいな、アメリカ。

守屋さんは、教育に関心があるようでそのような活動を積極的にしているようです。それに関連するリンクを以下に貼っておきます。
本日は、浜松にてジャズ講座。
9/1に行われる予定が、台風により中止・延期されたものです。
お題は、<ジャズのアドリブってどうやって演奏しているの?>まさに、わたしが、ジャズを始めた頃に、考えていた疑問点です!
ここを、上手に説明するのは、結構難しいです。
 土曜は、引き続き浜松にて、中高生へのジャズ指導。

講義概要 そば屋でもラーメン屋でも、身近によくかかっているジャズ。聴いてみたいという興味のある方はたくさんいらっしゃると思います。
でも、どこから聴き始めたら良いのか、今ひとつわかりにくいですよね。ジャズの一番の魅力は演奏者も聴衆も自由に楽しめること。
その楽しみ方のヒントを、多くの名演を聴きながら、また、講師による実演を豊富に交えて、お伝えします。今回は特に、ジャズの巨匠たちの人生、彼らの歩みが現在のジャズにもたらす影響、といった観点から、ジャズの聴き方、楽しみ方についてお伝えします。
彼らにまつわる代表曲も演奏します。以前ご参加いただいた方にも、今回初めて受講される方にも楽しめる内容です。

リズムを良くする練習方法(全楽器共通)
ミュージシャンは〇〇であるべきです