温故知新~温新知故?

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恐竜王国 繁栄の秘密 - フロンティア - NHKを見た 〜恐竜は三畳紀の雨季によって繁栄したんだ。また、過去、砂漠の下には文明があったんだ〜

2024-04-21 14:25:41 | 映画、TV、ミュージカル、エンタ
4月16日ににNHKで恐竜王国 繁栄の秘密を見た。最近、紀元前1万年以上前に文明があったようだということを知り、興味があって、恐竜のいた時代にも興味を持っている。
恐竜王国 繁栄の秘密
初回放送日:2024年4月16日
地球上で最も長い間君臨した生物・恐竜。彼らはどうして繁栄することができたのか?その理由が最近になってわかってきた。秘密は2億3千万年前におきた地球の大異変だ。
恐竜が誕生した三畳紀、乾燥した気候で生きものたちにとっては厳しい環境だった。ところが三畳紀の中期に約200万年だけ雨の量が増えた。この雨が恐竜たちに恵みをもたらしたいう。
他にも生きものがいたのに、なぜ雨は恐竜だけを繁栄させたのか?そもそもなぜ雨が降ったのか?研究者たちは、世界各地に散らばっている証拠をもとに、地球と恐竜の壮大なストーリーを紡ぎだした。
この番組の中でCPEという「カーニアン多雨事象」(Carnian “pluvial episode”)(下のリンクを参照)という時代を知った。三畳紀には下にあるように、地球の大陸はパンゲアという一つの大陸だった。(2億年前)。その大陸の南の方で恐竜は生育していたのだが、大陸の中程に砂漠があって、砂漠では食べ物である植物がないため、しばらく恐竜は大陸の北の方には移動できなかったという。それが先に述べたCPEのおかげで、大陸の中程でも植物が生育するようになって、恐竜は地球の大陸全域で生育するようになったとの説明だった。
過去20億年の間、地球の各大陸は互いに衝突し、2億~6億年周期で超大陸を形成してきた。
これは「超大陸サイクル」として知られている。つまり、現在の各大陸は、数億年以内に再び合体するはずなのだ。

これによって新たに形成される超大陸は、すでに「パンゲア・プロキシマ」という名前がついている。
2億年前に存在したパンゲア大陸にそっくりな陸塊だ。
過去のパンゲアと同様に、パンゲア・プロキシマも、動植物が生息しない広大な砂漠に覆われる。だが最新の研究によると、生き残るのにより一層厳しい環境になるという。
カーニアン多雨事象とは。
中生代の三畳紀※(約2億5190万年前〜2億130万年前)という時代は、全体として高温で乾燥した気候だったことが知られていますが、その中には約200万年間にわたって降雨量が劇的に増加した「雨の時代」がありました。
1989年にイギリスの地質学者らにより、この雨の時代(「カーニアン多雨事象」とよばれます)の存在が明らかになってから、研究者は長らくその原因の解明に取り組んできました。
恐竜も色々な試練を超え、繁栄し絶滅したんですね。人間も何万年、何億年というスパンで考えれば、ある時期に生まれ、ある時期に滅亡するのは必然ですね。

この番組を見て、砂漠の下には文明があったはずで、どこかで文明が生まれ、結局その文明は廃れ、その成れの果てが砂漠なんだろうという個人的な思いがあって、「サハラ砂漠の下には何がある?」という言葉で検索したら、以下のサイトがヒットした。
科学者の推定によると、サハラ砂漠の平均深さは約100〜150メートルです。
最も深い場所では300メートルに達することもあります。 この砂漠の平均的な深さは、3階の高さを50mとするとXNUMX階に相当します。
深さの計算は、砂漠の地質構造、降水量、水の流れなどの要素を総合的に考慮して行われます。
そして、下の動画が見つかった。
サハラ砂漠の下に眠っている秘密とは?
これをみると、まさに私の想像通り、サハラ砂漠の下には湖があり、その周りに人が住んでいたようで、まさに文明みたいなものがあったということのようだ。
これは、サハラ砂漠だけでなくリビアにも同じようなことがあるようだ。

ところで、リビアは国土の90%以上を砂漠が占めているのをご存知でしょうか?
地域によっては海岸のすぐ傍まで砂漠が迫っています。
このリビアの広大な砂漠の地下には石油と共に、ある驚くべき、意外なものが眠っているのです。
それは巨大な地底湖です。

地球には、いろいろわからないことだらけですね。このように番組を通じて、色々な興味を誘起させられて楽しかった。

ウェークアップで万博の話題を見た〜ネガティブな話題ばっかりだけど、ポジティブな話題も知りたい〜

2024-03-30 10:58:58 | 映画、TV、ミュージカル、エンタ
今日、土曜朝のワイドショー、ウェークアップで万博の話題に触れていたのを見た。
水素燃料電池船やリサイクル材料など紹介されていた。
この情報を見て、過去の大阪万博は、月の石、タカラビューティリオンの人間洗浄機など、色々目玉があったけど、今回はそのような派手な目玉がないとの話をよく聞くけど、よく考えたら、このようなリサイクルや環境負荷の少ないエネルギーなどの地味な技術こそが、2025年に着目すべき科学じゃないのかと思った。
もっと、色々宣伝すべき。メディアが悪いのか主催者が悪いのかそのような情報が少ない。
以下は番組の内容ではないが、他のサイトで紹介されている内容。
2025年大阪・関西万博で、「動く海上のパビリオン」として運航が計画される水素燃料電池船の全容が27日、分かった。
全長約30メートル、客席は2階建てで、エンジンを使わず音や振動の少ない利点を生かし、客席でのバーカウンター設置や音楽の生演奏などを検討している。
水素燃料電池船の旅客運航としては国内初。瀬戸内海に面した造船所で、今年半ばごろの完成に向けて着々と建造が進んでいる。
甲子化学工業株式会社

「ホタテの貝殻が防災ヘルメットに」 モノづくりの楽しさで課題解決に挑む Vol.1
行き場を失っていたホタテの貝殻を原料にした「ホタメット」が、大阪・関西万博の防災用公式ヘルメットの一種として採用される。製作に挑んだのは、大阪府大阪市に本社、東大阪市に生産拠点を構えるプラスチック加工会社「甲子化学工業」。
挑戦の背景には、町工場のモノづくりの底力を示し、社会の困りごとを解決したいと願う、一途な思いがあった。
「古着や古布からベンチをつくる」色が決め手 廃棄繊維をアップサイクル Vol.1
カラーループCEO 内丸 もと子さん
捨てられる運命だった古着や古布が色ごとに再生され、大阪・関西万博の会場でベンチとしてアップサイクルされる。
衣服など繊維製品の大量廃棄が問題となるなか、新しいリサイクル技術をつかった取り組みが、異業種3社のコラボレーションで実現する。どんな思いで3社はスクラムを組むことになったのだろうか。


『ビューティフル・マインド』を見た。〜ジョンナッシュ、アランチューリング、リーマン予想、ひも理論など私には面白いな〜

2023-09-22 11:27:52 | 映画、TV、ミュージカル、エンタ
3日前の19日に、以下の『ビューティフル・マインド』を見た。この映画は多分2度目。この映画はジョン・ナッシュという数学者で1994年にノーベル経済学賞を受賞した天才数学者の話です。暗号解読に才能を発揮して、精神を病むのだけど、結果的には復帰してノーベル賞を取るという話。これ以外にも、同じように暗号解読で能力を発揮するアランチューリングの話も有名ですね。こちらも映像で見たことがあり、私の中では2つの話がごちゃごちゃになっている感じ。

『ビューティフル・マインド』日本版劇場予告編

ノーベル経済学賞を受賞した実在の数学者ジョン・ナッシュの半生を、「アポロ13」の名匠ロン・ハワードのメガホン、「グラディエーター」でアカデミー主演男優賞を受賞したラッセル・クロウ主演で映画化したヒューマンドラマ。
天才数学者の苦悩と彼を支え続ける妻の愛を描き、2002年・第74回アカデミー賞で8部門にノミネートされ、作品賞を含む4部門を受賞した。1947年、プリンストン大学院の数学科に入学したナッシュは、周囲から変人扱いされながらも研究に没頭する。
やがて画期的な「ゲーム理論」を発見した彼は、その功績を認められマサチューセッツ工科大学の研究所に採用される。愛する女性アリシアとも出会い幸せな日々を過ごすナッシュだったが、国防省の諜報員パーチャーからソ連の暗号解読という極秘任務を受け、そのプレッシャーにより次第に精神のバランスを崩していく。
ジェニファー・コネリーが妻アリシアを好演し、アカデミー助演女優賞を受賞。
そしてBSでは、この映画をやった後、続いて下の「素数の魔力に囚われた人々」を放送して、それも見た。
こちらは、ドキュメンタリーで「リーマン予想」に取り組む学者たちの取り組みを紹介したものだ。これもなかなか面白かった。素数の現れるパターンと、原子レベルのエネルギーのゼロ点の出現パターンが非常に似ているというのは非常に面白いと思った。

「リーマン予想」は、ドイツの数学者・リーマンが1859年に提起し、150年たった今も解かれていない数学史上最大の難問です。
それは「“素数”がどのような規則で現れるか」という問いに答えるための重要な鍵です。
「創造主の暗号」とも言われる素数の謎をCGなどを駆使して紹介し、その魔力に取りつかれた天才数学者たちの格闘を描きます。
「NHKスペシャル 魔性の難問~リーマン予想・天才たちの闘い~」の拡大版です。
ニコニコ動画で見ることができるみたい。
リーマン予想・天才たちの150年の闘い (01 of 02)

そして、もう一つのアランチューリングの関するものも紹介しておく。
映画『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』予告編
「SHERLOCK シャーロック」のベネディクト・カンバーバッチ主演で、第2次世界大戦時、ドイツ軍が世界に誇った暗号機エニグマによる暗号の解読に成功し、連合国軍に勝機をもたらしたイギリスの数学者アラン・チューリングの人生を描いたドラマ。
第87回アカデミー賞では作品賞、監督賞、主演男優賞、助演女優賞など計8部門でノミネートされ、脚色賞を受賞した。1939年、第2次世界大戦が始まり、イギリスはドイツに宣戦を布告。
ケンブリッジ大学の特別研究員で、27歳にして天才数学者と称えられるアラン・チューリングは英国政府の秘密作戦に参加し、ドイツ軍が誇る暗号エニグマの解読に挑むことになる。
解読チームには6人の精鋭が集められるが、他人と協調することを嫌うチューリングとチームメンバーとの間には溝が深まっていく。チューリングを理解し、支える女性ジョーン・クラークにキーラ・ナイトレイ。

さらに、アランチューリングの話は、以下に投稿したように過去にNHKでみたようだ。

おもしろかったですね。
以下のサイトに有るように、ドイツの暗号機「エニグマ」を現実にナログ的な機会を作って解読したのに、超国家秘密なので、その功績は死後10年だか、
20年経ってやっと公開され、評価されたり、同性愛者なのか、同性愛者に仕立てられたのか、
国?あるいは、大きな力を持つ組織から女性ホルモンを注射されたりして、最後は自死の道をえらぶという、すごい人生だ。

最後に、私はリーマン予想やひも理論とかに興味があるのだが、興味のある方用に、先に述べたリーマン予想のゼロ点に関してもう少し詳しく述べているサイトを紹介しておく。
もちろん、「ゼータ関数の零点の分布」も行われ、リーマン予想の正しさはさらに裏付けられることはいうまでもない。
30年後|2047年、超ひも理論が「一つの理論」として完成する
超ひも理論はこの宇宙は数学的に論理的整合性を装備していることをわれわれに突きつけてきた。
それはまさに保型関数(モジュラー)であり、種々のゼータの統一といった数論の奥義が宇宙の根源に結びつくことの発見に他ならない。

映画『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』を見た。〜9.11を描いた良い作品。日本では劇場公開されていないんだろうな。〜

2023-09-12 10:23:46 | 映画、TV、ミュージカル、エンタ
映画『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』予告編1
このところ、ジャニーズの性加害問題の話題に巻き込まれているが、気分が落ち込むので、昨日は久しぶりにBSで映画を見た。タイトルは「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」、変わったタイトルだ。9.11テロの物語。ストーリーは以下に書いてある通り。トムハンクス、サンドラブロック共に好きな俳優なので、楽しみに見たが、彼らは脇役。
2005年に発表され、「9・11文学の金字塔」と評されたジョナサン・サフラン・フォアによるベストセラー小説を、「リトル・ダンサー」「めぐりあう時間たち」のスティーブン・ダルドリー監督が映画化。
9・11テロで最愛の父を亡くした少年オスカーは、クローゼットで1本の鍵を見つけ、父親が残したメッセージを探すためニューヨークの街へ飛び出していく。
第2次世界大戦で運命の変わった祖父母、9・11で命を落とした父、そしてオスカーへと歴史の悲劇に見舞われた3世代の物語がつむがれ、最愛の者を失った人々の再生と希望を描き出していく。
脚本は「フォレスト・ガンプ 一期一会」のエリック・ロス。オスカーの父親役にトム・ハンクス、母親役にサンドラ・ブロックらアカデミー賞俳優がそろう。
以下にあるように、主演の少年役はThomas Hornという人。素人らしい。素晴らしい演技。
Red beans
Thomas Hornが全力でリアル過ぎて、たかが映画だから・と突き放して観れません、ちょっと鳥肌が立つ映画です。

しかも、このThomas Horn。
役者だったわけではなく、クイズ番組に出演していた少年をたまたま観ていたプロデューサーが誘ったというズブの素人。
監督や演出、共演者が良かった部分もあったのだと思いますが、それでここまで出来るって凄まじい。
感想は、9.11の捉え方が、ヒーローではなく、一般の人で、劇的な内容ではなく、普通の人が経験しそうなエピソードで、これが本当だろうなと思った。
どうも小説の方が素晴らしく、映画は大事なところが省かれたりしているようだ。私としては映画で十分感動した。結末も、何かすごいことが起きるわけではなく淡々としている。それがいい。
大きな事件や戦争は、住んでいる人にとっては日常で、映画になるようなことは起きないが、その中に人を感動させる日常があると思う、そのようなことが表現されたこの作品は、私も傑作だと思う。しかし、この映画は日本で劇場公開されていないんだろうな。映画配給会社の忖度が気になってしまう。アマゾンプライムの作品を見ても、感じるが、そう、世の中には、日本では公開されていない良い作品がいっぱいあるようだ。
以下に、他の人の感想の一つを紹介する。
本を贈ってくれた友人に、読み終えた報告と謝意を表すると、「これこそが最高の911小説で、こういう実生活の中での葛藤を描いたものがあるべきだった」とメールで熱く語ってくれた。
普通の人達が、もしかしたら2度と癒えないかもしれないような心の傷にどう対処していくのか、それこそが今のアメリカに必要なものなのだ、と。原作はベストセラーになった。

だが、映像化された本作は、本国では不評だった。友人は憤懣やる方ないといった体で、メールで評論家たちがいかに愚かであるかとぶちまけた。
開明獣も映画を観て、これは911をテーマとした作品の中では最高傑作だと思った。
映画にしか出来ないことを、忠実にしてくれている、観るものの心に寄り添う作品だ。
これに不評な人たちは、映画はファンタジーだということを忘れてひまってるようだ。
開明獣は、こんなにも哀しくて切なくて、でも優しくて暖かい作品は、他にそうはないと思う。


モーリタニアンを見た。〜ジョディ・フォスターもベネディクト・カンバーバッチも最高だ〜

2023-05-03 22:48:49 | 映画、TV、ミュージカル、エンタ
今年の連休は、どこにも行かずに浜松の自宅でのんびりです。
おもしろいTVでも楽しもうと思うのだけど、なかなかおもしろい番組はない。そこでいつものようにAmazonプライムを検索したら、おすすめに以下の「モーリタニアン 黒塗りの記録」という映画が紹介されていたので、それを見た。
なかなか面白い映画だった。
予告篇『モーリタニアン黒塗りの記録』
屈辱的な監禁と拷問により希望を失いかけていたラヒムは、ホランダーの働きかけにより、手記の執筆を始める。この手記は、獄中にいながら2015年に「グアンタナモ収容所 地獄からの手記」として出版され、世界中でベストセラーになった。
2005年、弁護士のナンシー・ホランダー(ジョディ・フォスター)はアフリカのモーリタニア出身、モハメドゥ・スラヒ(タハール・ラヒム)の弁護を引き受ける。9.11の首謀者の1人として拘束されたが、裁判は一度も開かれていない。キューバのグアンタナモ収容所で地獄のような投獄生活を何年も送っていた。ナンシーは「不当な拘禁」だとしてアメリカ合衆国を訴える。時を同じくして、テロへの“正義の鉄槌”を望む政府から米軍に、モハメドゥを死刑判決に処せとの命が下り、スチュアート中佐(ベネディクト・カンバーバッチ)が起訴を担当する。真相を明らかにして闘うべく、両サイドから綿密な調査が始まる。モハメドゥから届く手紙による“証言”の予測不能な展開に引き込まれていくナンシー。ところが、再三の開示請求でようやく政府から届いた機密書類には、愕然とする供述が記されていた──。
下に紹介されているように、拷問はすごいし、戦争状態ではいろいろ政府というか軍の思惑で事実が捻じ曲げられることが描かれている。これは実話に基づいているようなので、アメリカでも、このようなことはよくあるのだろう。私はジョディ・フォルターも大好きだが、ベネディクト・カンバーバッチという俳優が好きだ。最近TVで彼の出演した映画を「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」、「エジソンズ・ゲーム」など、いくつか見たけど、皆好きだ。
アメリカ側の人間が、真実や正義をどう捉えるのか? 手記の中で暴かれているグアンタナモ収容所の地獄とも呼べる驚愕の実態は、この映画にも反映されている。が、そこで行われた非人道的な監禁・拷問に関しては、すでに国際的な批判を浴びていて、テロリストと間違われグアンタナモへ送り込まれたイギリスの青年3人の2年以上に及ぶ拘束と生還を描いたマイケル・ウィンターボトム監督の『グアンタナモ、僕たちが見た真実』(06年)という映画作品もある。 むしろ、ホランダー、カウチといったアメリカ側の人間が、真実や正義をどう捉えるのか、その葛藤が描かれていることが本作の醍醐味である。
その他の動画を紹介する。
『モーリタニアン 黒塗りの記録』シーン分析編
『モーリタニアン 黒塗りの記録』特別映像
『モーリタニアン 黒塗りの記録』ベネディクト・カンバーバッチ インタビュー


「コーダ あいのうた」をみた。〜障がい者の描かれ方がすばらしい〜

2023-01-28 20:42:08 | 映画、TV、ミュージカル、エンタ
『コーダ あいのうた』予告編<U-NEXTで好評配信中>
「コーダ あいのうた」を数日前にアマゾンプライムで見た。昨年のアカデミー賞で気になっていた作品だ。見てみると他の作品は、この作品には敵わないなと思った、良い映画でした。
フランスの映画祭で4冠取ったというのもうなづける内容でした。ちなみにタイトルの「CODA(コーダ)」とは、「Children of Deaf Adults=“耳の聴こえない両親に育てられた子ども”」とのこと。音楽では演奏記号(終結部)で有名ですね。
なんといっても俳優が聴覚障害者であるということが感動する。
アカデミー賞®の前哨戦ともいわれるサンダンス映画祭で、史上最多4冠に輝き、世界を沸かせた〈必見の1本〉。その日、この映画が上映されるや、各国のバイヤーが配給権に殺到。サンダンス映画祭史上最高額【約26億円】で落札されたことも大きなニュースになった。 主人公のルビーには、大ヒットTVシリーズ「ロック&キー」で一躍人気のエミリア・ジョーンズ。共演は『シング・ストリート 未来へのうた』の主役でも話題のフェルディア・ウォルシュ=ピーロ。ルビーの家族を演じるのは、オスカー女優のマーリー・マトリンを始め全員が実際に聞こえない俳優たち。そのキャスティングにこだわったのは、若き実力派監督シアン・ヘダー。 抱き合い支え合っていた家族が、それぞれの夢に向かって歩き始めることで、さらに心の絆を強くする──熱く美しい瞬間を共に生き、あなたの〈大好きな一本〉になる、爽快で胸熱な感動作。

家族の中でただひとり耳の聞こえる少女の勇気が、家族やさまざまな問題を力に変えていく姿を描いたヒューマンドラマ。2014年製作のフランス映画「エール!」のリメイク。海の町でやさしい両親と兄と暮らす高校生のルビー。彼女は家族の中で1人だけ耳が聞こえる。幼い頃から家族の耳となったルビーは家業の漁業も毎日欠かさず手伝っていた。新学期、合唱クラブに入部したルビーの歌の才能に気づいた顧問の先生は、都会の名門音楽大学の受験を強く勧めるが、 ルビーの歌声が聞こえない両親は娘の才能を信じられずにいた。家業の方が大事だと大反対する両親に、ルビーは自分の夢よりも家族の助けを続けることを決意するが……。テレビシリーズ「ロック&キー」などで注目の集まるエミリア・ジョーンズがルビー役を演じ、「愛は静けさの中に」のオスカー女優マーリー・マトリンら、実際に聴覚障害のある俳優たちがルビーの家族を演じた。監督は「タルーラ 彼女たちの事情」のシアン・ヘダー。タイトルの「CODA(コーダ)」は、「Children of Deaf Adults=“耳の聴こえない両親に育てられた子ども”」のこと。2022年・第94回アカデミー賞で作品賞、助演男優賞(トロイ・コッツァー)、脚色賞の3部門にノミネートされ、同3部門を受賞。ルビーの父親フランク役を務めたトロイ・コッツァーは、男性のろう者の俳優で初のオスカー受賞者になった。
特に、感動したのは下にあるように聴覚障害者の描き方。そう彼らは健常者と全く同じように普通の生活をしているのだ。健常者としては、ついつい、そのように我々と同じ生活を、良いことも悪いことも同じようにして楽しく暮らしているということを忘れて、何か特殊な生活をしていると思ってしまうのだが、その辺りが普通に描かれているのが好感が持てる。感動の映画でした。
これは戦争にについても言える。下の私のブログにも書いたが、桜木武史さんという方が書いた本でわかるように、戦争している国は、年中皆が戦争していると思ってしまうが、実はそこには日常生活があるんですよね。スーパー行って食品を買って、食事をしたり、お茶を飲んだり、雑談したりという日常がゼロではない、ただ違うのは突然その場所で戦闘が始まるということ。
まあ、われわれは、当事者のことはわからないという謙虚さを忘れてはいけないですね。
元になったフランス映画「エール!」でも共通しているのが障がい者の描かれ方。性に対してあけすけで、無理を承知で主張を押し通し、Fワードも使えばナンパもする、見栄を張って自分を盛ってみせるなど、これまでにはなかった自由で個性的な人物たちが魅力的だ。

何よりもテレビなどのニュース報道などでは知り得ない、シリアの人びとの声というか息遣いが伝わってくることだろう。戦乱の中でひたすら生活を続ける人々。宗派は違うものの、多くの人びとがイスラム教徒としてモスクへ通い、祈りとともに、政治的な声を上げる。
それにしても聴覚障害者の俳優もすごいけど、主演のルビー役のエミリア・ジョーンズの演技もすごい。今後注目ですね。
興味深い映画でした。

アマゾンプライムで『黒い司法 0%からの奇跡』(原題Just mercy)を見た。〜Just Mercy=公正(であることこそ)慈悲、不公正に注意を払ってこそ健全な人間になれる〜

2022-12-27 17:01:36 | 映画、TV、ミュージカル、エンタ
BD/DVD/デジタル【予告編】『黒い司法 0%からの奇跡』6.17リリース / デジタル同時配信
冬休みとなって、TVでも楽しみたいとこだが、年末の特集番組だらけというのもあって、面白いのがなく、アマゾンプライムで何かないかを探していたら、この映画がいくつかのおすすめの一つとしてあがっていた。そして、これが良さそうなので、見たら、なかなか面白い映画だった。Wikipedia
Wikipediaを見ると2019年の作品ということで結構新しい作品らしい。また、米国では結構評価が高い映画だったようだ。日本ではそうでもなかったように思う。あるいは公開されていないのかな?
『黒い司法 0%からの奇跡』(くろいしほう ゼロパーセントからのきせき、Just Mercy)は2019年のアメリカ合衆国のドラマ映画。監督はデスティン・ダニエル・クレットン、主演はマイケル・B・ジョーダンが務めた。本作はブライアン・スティーヴンソン(英語版)が2014年に発表したノンフィクション『黒い司法 死刑大国アメリカの冤罪』を原作としている。
内容は、以下のようにアラバマ州の黒人差別がテーマだ。これが、興行収入ランキング5位になるということは、2019年時点でもこのような黒人差別がまだあるということなのだろう。まあ、そうですね、Black lives matterが話題となるし、警官による黒人殺害が暴動に発展しがちな国ですからね。
映画としては、俳優が皆好演で、ドキュメンタリーを見ているような感じであった。
ロッテントマトで高評価を獲得し「感動的で、訴えかける」と感動の声も続出 本作の舞台は黒人への差別が根強い1980年代アラバマ州。犯してもいない罪で死刑宣告された黒人の被告人ウォルターを助けるため、新人弁護士ブライアンは無罪を勝ち取るべく立ち上がる。 しかし、仕組まれた証言、白人の陪審員たち、証人や弁護士たちへの脅迫など、数々の差別と不正がブライアンの前に立ちはだかる。果たしてブライアンは、最後の希望となり、彼らを救うことができるのか―!?  可能性0%からの奇跡の逆転劇に挑む! 主演を務めるのは、「クリード」シリーズや『ブラックパンサー』などで知られるマイケル・B・ジョーダン。絶望の淵に立つ人々に寄り添いながら、不利な司法システムの中で闘うブライアンを熱演。 共演には、不当な判決を受ける死刑囚ウォルターをオスカー俳優ジェイミー・フォックス、ブライアンと共に黒人死刑囚を助けるための法律事務所で働く女性エバをオスカー女優ブリー・ラーソンが演じる。そして監督は、世界中の映画祭で絶賛された『ショート・ターム』で注目を集めたデスティン・ダニエル・クレットンが務める。 日本時間1月10日より全米拡大公開となった本作は、公開規模が4館から2375館に拡大され、興収ランキングも30位から5位にジャンプアップ! ロッテントマトでは83%と高評価を獲得し、「感動的で、訴えかける」「感動的なパフォーマンス!」「心を奪われる」と感動の声も続出! 今後の広がりにも期待ができるスタートとなった。
原題はJust mercyで邦題の『黒い司法 0%からの奇跡』は、ひどいな。原題のまま、ジャスト、マーシーにすればよかったのにと思った。邦題は覚えられない。笑
それにしても、ここに描かれている司法のひどさは言語に絶する。正しい判決かどうかより、一度決めたものは変えません、という頑なな姿勢。そこにあるのは弱者のことを思いやらない強者の論理だ。

 不公正に注意を払ってこそ健全な人間になれる 主人公二人の前に立ちはだかる現実に胸が締めつけられる。少女を殺した罪で死刑宣告されたウォルターと彼の無実を証明しようとする弁護士ブライアン。明らかな冤罪なのに、証拠は何もないのに、彼の死刑は覆らない。そこには根深い差別、偏見がある。法の下の“不”平等。これは実際に起きた、“黒人死刑大国”の現実だ。

 本作の原題は“Just Mercy=公正(であることこそ)慈悲”。彼の闘いを通してその言葉の意味が胸に沁みてくる。

他の感想もリンクを紹介しておきます。実話のようですね。
ただ、エンドロールからなかなか衝撃的な内容が飛び込んできます。 マクミリアンと同様に無実の黒人はなんと30年間もの間、収監されていたこと マクミリアンの釈放後、疑わしき白人が登場したが映画放映時点で未だ捕まっていないこと 当時10人に1人が冤罪だったこと
映画化の話を聞いた時のことは「陪審員や裁判官だけでなく、より多くの人にこの事実を伝えないといけないと感じていた。デスティンはこの物語をどう伝えるべきか理解していた。映画は原作の内容と共鳴していなければいけないと思う。違う作品であっても良いが、ハーモニーがないといけなかった」と語る。
おすすめの映画です。

NHK BS ダークサイドミステリー「よみがえるニコラ・テスラの亡霊 幻の“超科学兵器”は実在するのか?」を見た〜テスラ・モーターズのテスラは、このテスラから取ったのか?磁束の単位からとったのか?〜

2022-06-19 12:23:15 | 映画、TV、ミュージカル、エンタ
うまく表示されなかったようなので修正して再投稿します。
数日前NHK BS 「ダークサイドミステリー「よみがえるニコラ・テスラの亡霊 幻の“超科学兵器”は実在するのか?」を見た。
NHKは、BSプレミアム/BS4Kにて今夜(6月16日)21時よりダークサイドミステリー「よみがえるニコラ・テスラの亡霊 幻の“超科学兵器”は実在するのか?」を放送する。 無人で空を飛び敵を撃つビーム兵器! 基地からは無限のエネルギーを電送! 地震兵器で敵都市を破壊! これら驚異の超科学兵器を発明したという天才科学者ニコラ・テスラ。発明王エジソンとの競争に勝ち、現代の送電システム普及に寄与した偉人に、なぜ怪しい都市伝説が? FBIが! スターリンが! 幻のテスラ論文を狙う怪しい組織。死後80年経った今もよみがえり、人々を惑わせるテスラ伝説。時代を超えた超鬼才の光と闇を徹底検証!
テスラといえば、テスラ・モーターズですよね。私はテスラ・モーターズのテスラは以下の示す磁束の単位として知っていて、SI単位系導入の際、ガウスからの変更でとまどったことが、記憶に新しい。ミリバールがパスカル、馬力PSがkWに変わったの同時。
テスラ (単位) テスラ(英: tesla、記号: T)は、磁束密度の単位である。 その名称はニコラ・テスラにちなむ。1960年の国際単位系 (SI) 導入の際、それまでのCGS単位系に基づくガウスをSIに基づくものに置き換えるために定められた。
今回この番組を見て、ニコラ・テスラという人物はかなりの変人のようで、偉大な功績の割には、偉人として扱われなかったようです。今では当たり前のように各家庭に直流ではなく、交流で電気が配られていますが、エジソンがモーターで動力を取り出しやすい直流で配電すべきと主張したのに、テスラは交流で動力を取り出せる交流誘導モータの原理をあみだし、結果的に交流による配電が全世界スタンダードとなったとのことです。
ニコラ・テスラはおそらく、アメリカ史上最も奇妙な人物でした。間違いなく彼は、現代の偉人に列せられます。多くの人は、彼を有史以来の最も偉大な人物のひとりであると思っています。確かに彼は、最も輝かしい発明家と評価されています。アメリカ合衆国政府が彼に認めた特許は115件を数え、他の国々の特許も多数ありました。
たとえば、自身の最も偉大な発明品である交流誘導モーターを可能にした回転する磁界について熟考し、たとえわずかであっても、その「科学」を理解することだけしか彼には出来なかったのでしょうか?
テスラコイルもまた彼の発明ですよね。間違っていたようですが、このテスラコイルを使って、地球を媒体にして全世界に「世界システム」という無線給電を実現しようとしたようです。
ニコラ・テスラ 生誕 1856年7月10日 オーストリア帝国(現 クロアチア)スミリャン(英語版) 死没 1943年1月7日(86歳没)国籍 セルビア 主な業績 交流電力システム 誘導電動機 テスラコイル テスラタービン ニコラ・テスラ(セルビア語: Никола Тесла, セルビア語ラテン翻字: Nikola Tesla, 1856年7月10日 - 1943年1月7日)は、19世紀中期から20世紀中期の電気技師、発明家である。 グラーツ工科大学で学んだあと1881年にブダペストの電信(電話)会社に入社し技師として勤務[1]。1884年にアメリカに渡りエジソンのもとで働くが1年後独立[1]。1887年にTesla Electric Light and Manufacturingを設立[1]。新型の交流電動機を開発・製作[1]、1891年にはテスラ変圧器(テスラコイル。変圧器の一種だが、きわめて高い電圧を発生させるもので空中放電の派手なデモンストレーションの印象で今にいたるまで広く知られているもの)を発明[1]。また回転界磁型の電動機から発電機を作り上げ、1895年にはそれらの発明をナイアガラの滝発電所からの送電に応用し高電圧を発生させ効率の高い電力輸送を実現させた[1]。(通常の発明家と言うよりは)「天才肌の発明家」である[1]。交流電気方式、無線操縦、蛍光灯などといった現在も使われている技術も多く、また「世界システム」なる全地球的送電システムなどの壮大な構想も提唱した。
ほかに、彼は、以下に示すように
殺人光線
地震装置
ワイヤレス送電によって飛ぶ超音速飛行船
思考カメラ
リモコン操縦艦船
人工津波
と驚きの論文を書いており、地震装置の論文はあのオウム真理教が、真剣に論文を探していたようです。また、日本で起きた3.11地震は人工津波によるという本もあるようです。
ニコラ・テスラによる6つの奇行的な発明 水銀をビームとして放射する殺人光線
人工地震[VII] 環境破壊兵器HAARPが福島原発を粉砕した 地球科学者らによる衝撃の内部告発!(超☆はらはら) 単行本(ソフトカバー) – 2013/6/25
私の好きなバックミンスター・フラーと同様、狂気の天才という感じですね。イーロン・マスクはこのニコラ・テスラに憧れてテスラ・モーターズと命名したのでしょうか?だとしたら、ちょっと怖さを感じてしまいます。以下を見るとやはり、ニコラ・テスラに由来しているようです。でも、イーロン・マスクが命名したわけではなかったですね。
2003年7月にマーティン・エバーハードとマーク・ターペニングによってテスラモーターズとして設立された同社の社名は、発明家であり電気技師であったニコラ・テスラに敬意を表してつけられたものである。
社名は、会社と直接は関係ないものの、偉大な電気技師・発明家であった「二コラ・テスラ」の名前に由来しています。エンブレムは、テスラの頭文字である「T」のデザインになっているだけでなく、「T」はモーターの断面を表しています。
面白い番組でした。

ヒューマニエンス「”サイボーグ”遺伝子進化との決別か?」を見た〜技術の進歩はすごい、でも皆本当に幸せになるのか?〜

2022-05-07 15:34:33 | 映画、TV、ミュージカル、エンタ
数日前、ヒューマニエンス「”サイボーグ”遺伝子進化との決別か?」を見た。
5月3日火曜 午後10時00分~ 午後11時00分 過去の放送 - ヒューマニエンス 40億年のたくらみ - NHK
ヒューマニエンス 選「“サイボーグ” 遺伝子進化との決別か?」
人間という不思議な存在とは何か?その真の姿に迫っていくシリーズ!今回のテーマは「サイボーグ」。その魅惑的な言葉の裏には、生命の進化の衝撃の物語が秘められていた。
「サイボーグ」。SFのなかの存在が、いま現実になっている。すべての筋肉が弱る難病ALSの研究者は、呼吸から食事、排泄まで、すべてをマシンに置き換える挑戦を続けている。聴覚、視覚を電子デバイスと脳をつないで補うことも、病気で失った能力以上の能力を持つことも可能になってきた。これを「テクノロジーを使った第二の進化」と考える研究者も現れた。自らを作り変える力を手に入れた人類はどこに向かうのか、妄想する

以下のサイトに内容が少し紹介されている。
ヒューマニエンス「”サイボーグ”遺伝子進化との決別か?」を視て | Coaching Arts
ヒトの発生より、様々なる道具の発明と利用が今に至る文化・文明・科学を創って来ていますが、その方向性が身体の「拡張」から、身体への「侵入」にも向けられ始めているのです。

以下にあるように、neo humanという言葉が”AIとロボットによる身体革命”を示すそうである。本当に科学技術は身体拡張や補助の機能の分野で進んでいるようだ。
neo human
 筑波大学山海教授(サイバーダイン代表)が、”AIとロボットによる身体革命”を乗せた表現として出した言葉です。今までにも、物の運搬時の足腰筋力補完や腰部保護の為の装着機械は見て来ていますが、番組内で紹介された、人間界での先端運用実態には驚かされるばかりです。特に、英国のALS(筋萎縮性側索硬化症)を罹患しているピータースコットモーガン氏の、摂食 摂水 排泄 呼吸 コミュニケーション:3Dアバター 目線表現 代読 に至る生存機能置換状態での延命には、開いた口が塞がらないような感慨を持ちました

聴覚を技術で獲得する技術の紹介は確かに素晴らしいと思った。ここまでの来たのかという感じである。
番組内では、外部振動を電気インパルスとして仲介し、蝸牛に伝えることによる、聴覚の獲得例が示されました。登場されたセラピストの方の、「秒針が聴こえる!」ことへの感嘆は、素晴らしいリハビリテーション成果の証であります。また、聴こえのオーダーメイド/楽しい音楽生活の再獲得等の演出は、デジタル時代の寵児とも言えるでしょう。大いに歓迎されるテクノロジーとして、更なる進歩を期待するばかりです。

これ以外にも人工心臓や聴覚の獲得における神経のバイパスを作る技術など、障がいのある人などに希望を与えるものとして素晴らしいと思ったが、これもやはり倫理的な課題があることを思い知らされる。人間がサイボーク化する時代に私は生きていないだろうけど、そのような時代にはたして生きていることが幸せなのか、という感じがしてしまう。これ以外にも現代の電子化などの技術革新の末、プライバシーやSNSでの希望中傷や過度のコンプライアンスなどについて思いを巡らすと、なんだか生きにくい世の中だなと思ってしまう。それだけ歳をとったということかな?

悪い種子〜怖い映画、でも役者がすごい、素晴らしい映画でした。〜

2021-09-24 22:53:28 | 映画、TV、ミュージカル、エンタ
昨日、23時ころ、さあ今日もあまり見たくないけど、News23でも見てねようかと思っていたけど、TV番組表でNHK BS3で悪い種子なる映画を見つけて、23時15分ころから見出した。これが、すごい映画だった。
TV番組欄では8歳の少女が殺人をして、粗語彙怖い映画との説明しかなかったので、まあ、明日は仕事だし、23時から0時過ぎまで見て面白くなければ寝ようと思って見出したんだけど、確約者の演技がすごいし、シーンは家が庭も含めてメインで、いかにも舞台を見ているような感じで惹きつけられ最後まで見てしまった。終了は本日の1時25分でした。
特集「神も仏もない映画」悪い種子(1957年 サスペンス映画) | 女を楽しくするニュースサイト「ウーマンライフ WEB 版」
8歳の少女が連続殺人犯。原因は祖母から受け継いだサイコパスの遺伝であり、それがわかった母親は葛藤し、娘を殺し自殺する、というのが話の骨子。母親クリスティーンのナンシー・ケリー、娘のローダ(パティ・マコーマック)いずれもアカデミー賞主演・助演賞候補となりました。犯罪の低年齢化が顕著な今でもおぞましいテーマを、1957年にとりあげたのが衝撃でした。天使のようなローダが大人にだきついて怖がる、おじさん、おばさんたちは「おお、おお」と抱いてくれる。

Yahoo!映画でも評点は4.0と高評価ですね。
解説・あらすじ - 悪い種子(たね) - 作品 - Yahoo!映画
 ある少年が溺死するという事件が起きた。クリスティーンは、少年の持っていた筈の金メダルを、娘のローダの机の中に発見する。ローダがメダル欲しさに少年を殺したのか? そして、自分の中に殺人鬼の血が流れていることを知ったクリスティーンは、ローダと共に無理心中を図るが……。W・マーチの原作を基にした舞台劇の映画化。85年にTVムービー「死の天使レイチェル」としてリメイクされた。

悪い種子(たね)の映画レビュー・感想・評価「ん〜 怖い」 - Yahoo!映画
古い作品白黒でしたが引き込まれましたエッ嘘って思う間もなく少女の犯行が明らかに成っていく過程で明るいキャラクターが怖さを増させます 何の躊躇もなく犯行を実行する娘に気付き自殺を図る母娘 恐らく母親が助かる様な事を知れば再度娘は犯罪を行った事でしょう 雷に撃たれたのはせめてもの作者から視聴者への鎮痛剤 ビックリさせるホラー映画は嫌いですがこれは秀悦 気に入りました

皆感動している。1954年の作品。全然そうは思わせない、私は、ヒッチコックやアガサクリスティ、コロンボと同等かそれ以上だと思った
悪い種子(たね)の映画レビュー・感想・評価「すごい、これが50年代の作品だなんて」 - Yahoo!映画
リマスター版が主流の中で、作られた時代のままの作品だったので、白黒に慣れるまで多少違和感はあった。
でも英語だったので、古くさい言い回しなんてよくわからないし、素敵な服にも魅せられて、あっというまに入り込んでしまった。
登場人物も少ない中、よくぞここまで不気味さと恐怖を味あわせてくれたものだとお礼を言いたい気分。
通っている車を見て、ああ、ホントに50sなんだって、なんか感動、!
昔の役者さんてすごいんだって思えた。
この子役、只者じゃない。

以下にネタバレ的に詳しく書かれているけど、再放送の予定はないようですが、おすすめです。私も昼間あるいは寄りのまともな時間にぜひもう一度見たい。今回最初の15分か20分は見逃したし、深夜だったので最後のエンドロールも途中でベッドに移動したから。。。
『悪い種子』ネタバレ結末あらすじと感想考察。サイコパス映画の有名にして”元祖原点”では邪悪な少女を描いた!

この戯曲を元にジョン・リー・メーヒンが書いた脚本を、『心の旅路』(1942)や『若草物語』(1949)を監督したマービン・ルロイが映画化しました。
主演のナンシー・ケリー、その娘で邪悪な少女を演じたパティ・マコーマックら、ブロードウェイ版の舞台に立った多くの俳優が出演しています。
本作でゴールデングローブ賞・アカデミー賞の助演女優賞にノミネートされたパティ・マコーマックは、その後も俳優業を続け、映画『ザ・マスター』(2012)やドラマ『ハート・オブ・ディクシー ドクターハートの診療日記』(2011~)など多数の作品に出演しています。