温故知新~温新知故?

音楽ネタが多いだろうけど、ネタのキーワードは、古きを訪ねて新しきを知ると同時に新しきを訪ねて古きを知るも!!

コロナ対策あいかわらず、チグハグですね

2022-07-31 11:57:11 | ニュース
すいません、最近、自分の健康とか、仕事のゴタゴタ、及び忙しさなどからブログ投稿が滞っています。
その中で、コロナの感染が急速に増大していますね。夏から年末には収束するかと思ったら、全くその逆ですね。そのあたりも、ブログ投稿のモチベーションが湧かない理由かもしれません。
でも他国の事例から推測すると、2ヶ月後の9月くらいには収束しそうです。
そんな中で、遅ればせながら全国知事会が先日あったようです。
7月28日(木曜日)、平井 鳥取県知事(全国知事会新型コロナウイルス緊急対策本部本部長)、内堀 福島県知事(同本部長代行・同副本部長)、西脇 京都府知事(同副本部長)、黒岩 神奈川県知事(同副本部長)、濵田 高知県知事(同ワクチンチームリーダー)、杉本 福井県知事(同幹事長)が、松本日本医師会会長、茂松同副会長、角田同副会長、釜萢同常任理事と、新型コロナウイルス感染症等に関する意見交換を行いました。 資料は、以下のとおりです。 
そのせいかどうかわからないですが、知事の中から感染者。
北海道は30日、鈴木直道知事が新型コロナウイルスに感染したと発表した。29日に発熱し、PCR検査を受けたところ、30日に陽性が判明した。のどに痛みがあるものの症状は軽く、8月8日まで自宅療養するという。(岡田昇)
まあ、これらを見ていて、まず、急激なコロナ感染の広がりの中で、オンラインで毎日とは言わないけど、毎週全国知事会やったらどう中と思います。いや、実施すべきでしょう。移動の自粛を言ってるんだから、各知事が、個別にいろいろ発言する映像しか見ていないので、そう思うのかもしれませんが、いくら大事な会議でもフェーストゥフェースでやる必要があるかは疑問です。
また、医師会、地方自治体、国が集まる会議をオンラインで、もっと多くの頻度で開催すべきでしょう。そして、それぞれの主張はあっても、妥協なのか、合意なのかわかりませんが、その上で具体的なあらたん実行策を実行してほしいです。
2年以上、何も変わらない。
例えば検査が大事だと思うなら、各地方で、PCR検査場を設置、保健所が足りないなら、変わる24時間対応の電話相談受付の実現などをコロナ発生してから6ヶ月後くらいには実現して欲しかった。今後の新たな感染症発生時には、そうあってほしい。いや、そのときは6ヶ月後でなくて、発生直後からできるようになってほしい。医師会、地方自治体、国が集まる会議を望むのは、「国がはっきりしない」「地方ごとに対応が違うから国からはうかつには言えない」「国や自治体の指示がないと動けない」などお笑いのコントのような発言が2年以上繰り返されている。本当にこの国は末期的な症状だ。


東京の生活史読んだ。読了ではない。〜電話帳のような本、でも、じっくり読んでみたくなる本でした。面白い試み〜

2022-07-05 17:40:45 | 
東京の生活史を、途中まで読みました。なんせ、電話帳みたいな全1200ページなので、図書館で受け取った時から「厚いね。」と言ってしまった。これは、貸出期間の2週間では、読了はできないなと思っていた。
この本は朝日新聞の書評で読んで面白そうだとおもって予約したらすぐ借りれた。まあ、この厚さではなかなか借りる人はいないだろう。
岸政彦「東京の生活史」 ばらばらながら必要不可欠、150人の声 Share  どの頁(ページ)からでもよい。この厚い本を開いてみれば、名前や年格好もはっきりとしない誰かの声が、藪(やぶ)から棒(ぼう)に聞こえてくる。しかしその声に耳を傾けてみると、「全部お店やめてからね、ヤクルト始めた」「もう何百人目かの俺なわけですよ」など、その語り手にしか存在しなかったライフヒストリーが、生きた時代や環境とともに、ざらざらとした手触りで立ち現れる――。
下のアマゾンの紹介に目次が載っている。
1216 頁に織り込まれた150万字の生活史の海。 いまを生きる人びとの膨大な語りを一冊に収録した、かつてないスケールで編まれたインタビュー集。 ……人生とは、あるいは生活史とは、要するにそれはそのつどの行為選択の連鎖である。そのつどその場所で私たちは、なんとかしてより良く生きようと、懸命になって選択を続ける。ひとつの行為は次の行為を生み、ひとつの選択は次の選択に結びついていく。こうしてひとつの、必然としか言いようのない、「人生」というものが連なっていくのだ。(……)
アマゾンのサイトで目次が載っている。
目次 ■ただ……ピアノは弾くんだと思ってましたから。どう言えばいいんでしょうね、よくわかんないけど。ピアノのない生活なんか考えないですよ 語り手=手島儀子 協力=伊藤るり 聞き手=青山薫 ■「私は神様より悪魔のほうが好き」とか言っちゃって母を悲しませたよなぁ 聞き手=秋山きらら ■あそこの店やって、みんないろんな人が来て、で、どこ住んでるんですか?って言うと、世田谷から来ましたとか下北から来ましたって、勝ったなって 聞き手=浅海卓也 ■で、前の工場っていうのは、そうだ、火事になって焼けた 聞き手=足立大樹 ■サーフィンじゃないけど、来た波に乗った感じ。やっぱりみんな何者かに最初からなろうとして目指すものだって言われた 聞き手=足立大育 ■目が合っちゃったの。ほかのこととか記憶ないけど(笑)。で、記憶もないんだけど、朝、自分の荷物もないの 聞き手=雨澤 ■鴨川に呼び出されてさ。ふたりでさ、けっこう言いあって。でもまあ、ふたりのことが心配だって。刹那的、絶望に、破滅に向かってるみたいな 語り手=谷ぐち順 聞き手=飯田沙織 ■で、結局地域の子で「友だち」になった子っていなかったですね、ずっと。うん。それはもう、大人になるまで 聞き手=飯山由貴 ■お母様が信頼してる占い師のところに連れて行かれて。そしたら、「子どもはできるし、この方が濱口家の金庫番になりますよ」って 聞き手=碇雪恵 ■気休めで飲みに行くとかそういう感覚じゃないっていうかさ、そこで生きるみたいな(笑) 語り手=吉田和史 聞き手=石川ひろみ ■やっぱり一番根底にあるのは、普通の社会、一般社会の中で、「普通に働けるよ」っていう姿を見せたいっていうのはあります 聞き手=石田賀奈子 ■またその、時代が戻っちゃったけど、だから子供のとき、それで、都電が走ってたっつったじゃん。それと、ジーパンというのを初めて見たわけ 聞き手=石田瑞穂 ■ふかひれ、ふかひれだ。だから子供のときはずっと食べていた。自分でやるから安い。レストランとか高いでしょ。サメを捕らえて、普通に料理にできるところまで加工する 聞き手=石鍋啓介 ■私、面倒くさい人で、三倍働くのはイヤなんですよ。だけど、差別されるのもイヤなんです 聞き手=石原喜美子 ■息子が産まれたときに「男と和解しなきゃ」って思った 聞き手=泉谷由梨子 ■俺たちがやるものは、ナマで、その場で、そのとき限りに起こる、かけがえのない時間を起こさないと、来てくれって言っちゃいけないんだよ 語り手=木場勝己 聞き手=市川安紀 ■「長くできてすごいね」じゃなくて、優しさと、惰性と妥協と、で、続いてしまったってだけの話ですね。自らの意思で進んだ一〇年じゃない 聞き手=いつか床子 ■だから、モチベーションが違うんだよ、俺はもう、他の人とは、競馬に。ただ好きとかあれじゃない。俺は敵討ちだから 聞き手=伊藤宏子 ■自分のなかの乙女な部分が。繰り返し見れる。こわっ! そういう恋愛ってないだろうけど、男とか女とかどうでもいいな 聞き手=井上由香 ■そのときにいつもね、その言葉が頭にくるんですね。「ああそうだ、わたし務まるはずがないって言われたの振り切って出てきたんだから」と 聞き手=伊野尾宏之 ■大使館の払い下げの物ってさ、厚木基地の中に倉庫があって、そんなかに入れてあるんだよ。で、銃持ってる連中だから。中は治外法権だから 聞き手=今岡拓幹 ■もっとすごい色があって、いろんな繊細な色があって、それぞれが違うけど、それが見えないのが嫌だなと思ってて 語り手=青野棗 聞き手=上間陽子 ■誰も助けてくれなかった 聞き手=打越正行 ■朝ごはんはクロワッソーンとキャフェオレだよ。それがいきなり「おー」って挨拶したら、小指がねえんだから。そんなやつばっかりだから 聞き手=内田竜世 ■マジでほんまに友だちがM‒1で優勝するみたいな感覚ですよ。ほんまに噓みたいなことがけっこうな頻度で起こるので、噓みたいなことが 聞き手=大河原さくら ■もう何百人目かの俺なわけですよ 聞き手=大北栄人 ■読本に書肆って。書肆、と言ったら、それ本屋のことだぞって、あたしそれで覚えて、それはもういまだに覚えてる 聞き手=大久保真由 ■自分の歌を好んで聴いてくれるひとがまだ世の中におったんやっていう気持ちになって、すごいうれしくて 聞き手=大久保理子 ■どうしようもなくなるとね、花をね、がっさり買ってきた(笑)。それで、入り口にばさっと花を飾って、それで、ちょっとこう気持ちを落ち着かせた 聞き手=大里瑞夏 ■お坊さんの基本の仕事って話すことだと思うよ。お経を読むとか祈るとかってあるけど、それは話をすることが大前提にあるものだから 語り手=早島英観 聞き手=太田典歩 ■ストローでバーッと飲ませるんだよね。それでポンっておいて、またケンカして。また「Kさん、お茶!」って言って、またストローで飲ませて、っていう。それがすごい衝撃で 聞き手=大槻美和 ■五、六人ぐらいの子どもで、ぞろぞろぞろぞろ、その銭湯へ行くわけ。大体三時とか午後早い時間に行って、ばしゃばしゃ泳いだり大騒ぎして 聞き手=大西未希 ■故郷っていうものに対する考えが芽生えたっていうか、自分の故郷はそこなんだなあと(笑)、故郷感みたいな 聞き手=大八木宏武 ■このままじゃしょうがねぇから、「若い連中誰かやるべぇよ」っちゅう俺が言って。それで農業の先駆者として、リーダー格でやったの 聞き手=小笠原綾 ■中国は触れないほうがいい、在日は触れないほうがいい、そうやって自分の中で内在化して悪者にしちゃうんですね、自分が悪くないとわかっているのに 語り手=チョーヒカル 聞き手=岡本尚之 ■ギーゼキングがドビュッシーの「月の光」弾いて、なんってきれいな世界だ、って。でそれからもう、あんまり感度がよくないラジオ、毎日聴いて 語り手=大友聿子 聞き手=岡本史浩 ■……「帰って来て?」それで、帰って来て、何をする? 聞き手=荻堂志野 ■ちょっと複雑な思いを抱く故郷ができちゃったわけです 聞き手=掛川直之 ■うちはちゃんと四角いから好きなんですよね。正方形か長方形の部屋だけで構成されている家っていうのはレアだったりするので 聞き手=笠井賢紀 ■自分みたいな人間もいるよ、っていうのを、認めてくれる大人になりたいな、って思ったんですね 聞き手=柏倉功 ■そんときにたまたま見た本に、なんかその、自分の、なんっていうんやろうな、なんかこう、魂が赴くままに行け、みたいな本があったんやね 聞き手=梶原亮一 ■ここはもう、まるっきり変わっちゃったわね。だって、普通の住宅が多くなっちゃったもんね。お店がなくなって 聞き手=勝浦研斗 ■もしかしたらみんなが集まれる場所を作ったら、喜んでもらえるかなっていう 聞き手=葛宮亘 ■日本の雑誌とかすごい見てたんで、しかもけっこうミーハーなので、当時V6とか好きだったんですよ(笑)。まさかのジャニーズ、ふふふふふ 聞き手=加藤里織 ■手話で話すので、死角がなくなるように鏡を置いて、鏡越しに会話ができるようにするとか 聞き手=加藤夏海 ■普通だよ。だから酒飲んでる。わかるでしょ。嫌だから。これ今の今まで、忘れなさい。って言われてる。「忘れなさい」。子供産んで、忘れなさいはできないんだよな 聞き手=加藤雄太 ■隊列なんかせんとバラバラやな。そしたらな、おばあさんが、「兵隊さん、ご苦労様です」言うて、わしに、こう、手に持てるだけの胡桃をくれたんや 語り手=金井塚修 聞き手=金井塚悠生 ■車を運転しながら花火がバンバンあがってて。ファンファーレみたい。今から死ぬぞ!じゃないけど 聞き手=兼子春菜 ■あるがままって、ご縁なんだよね 聞き手=加福文 ■山口百恵みたいにきれいに消えたい。あとは自分の消え方がほんとに、かっこよく、悔いのないようにしたい。たとえ自分が退屈だったとしても 聞き手=上久保直紀 ■私のあずかり知る東京はだいたいこのへんがすべてなんですけど。中央線がすべてなんですよね 聞き手=唐澤和 ■もう、ちょっと、出世してからじゃないと帰れないみたいな。気持ち的にはそういうのは、あったのかな、と 聞き手=川野英二 ■すべて金出すから、そこに住めってね。要は、この子のためだよね。だって、彼氏がね、こんなテントに住んでいるわけにはいかないじゃん 聞き手=川端豊子 ■口では田舎暮らしとは言いますけど、実際、本当にそう思っているかと言われたら、こういう「東京」あるよな、泉川みたいな東京もあるよなって 聞き手=川邉絢一郎 ■はー、陸続きで荻窪駅着いちゃった。白杖ひとつで隣の島まで歩いてしまった 聞き手=河村愛 ■息巻いてやってきていたことっていうのは、すべてただ単に自己満足だったんじゃないのっていうふうに思ったときがあって。なんかもう寒気がしたんだよね 聞き手=神原貴大 ■この土地は、江戸時代の初めにうちが住みついていま十数代目だから。昔はこの辺を武蔵国って言って茅の野原だったの 聞き手=菊池謙太郎 ■顔を見合わせた。なんか違う、これすごいと。レガートが、シンバルレガートが。これやっぱり東京行こう。また東京行こうと 語り手=大森秀斗史 聞き手=岸政彦 ■皇居を見ながら、おっぱいをこう……搾ってる自分がなんかねえ……すごい哀れっていうのか 語り手=清水千恵子 聞き手=金直子 ■いつだって顔出してるのはあたしでさ、いつだってリスクが半端じゃないのはあたしのほうなのに、俺の気持ちって何?って感じじゃない? 聞き手=木村映里 ■あー、もう、なんでも性格的に受け入れてしまうのかね。もう、そのまんま営業で、ずっと売るために頑張ってた 聞き手=具志堅大樹 ■自分が面白いって思うものをやるっていう意味で「誰の言うことも聞くな」っていうのが、一番印象に残ってるっていうか、そういうことが一番大事なのかもしれないなって 聞き手=久世英之 ■立志伝中の人物みたいに出世してやろう、大金持ちになろうはさらさらなかった。ただ、とにかく仕事をやんなきゃ。それだけだったね 聞き手=熊本博之 ■逃げていく車を津波が飲み込んでいくシーンとか。あれジッと見てたんですよ。そしたら俺何やってんだろうって 聞き手=倉数茂 ■自分の欲に何万もかけて来る人がこんなに世の中いるのに、なんでお金のない人とわざわざ付き合ってるんだろうって思って 聞き手=小池エリナ ■ポンってもう軌道に乗っちゃったからね、俺の場合。軌道に乗っちゃったんだよ 聞き手=小泉真由子 ■まあそんなにがむしゃらに働かなくてもいいかぁみたいな感じで。そこからもう余生に入ってしまったんですね、いきなり 聞き手=小枝冬実 ■成人式のときに、お母さんがどうしても着物着てって言われて、お母さんの願いを叶えようと思って、そのときに着物着て 聞き手=小城萌笑 ■神戸のおうちで目が覚めて、「このままこの家に住んでたら大変なことになるわよ」って声が聞こえたの 聞き手=小林真紀子 ■商売やめるかて人間やめられへんから 聞き手=小林玲 ■二〇年前の物が……やっぱり、シールのついたテーブルはつらかったね、居間に置く背の低いテーブル。あれはちょっともうつらかったな。うん 聞き手=小松順子 ■そう、だから、次は東京に。東京、うん。東京だったらわたし一人ぐらい生きてく場所があるんじゃないかなと思って 聞き手=小松原花子 ■よく「左利きなんだ」って言われるんですよ。「実は右が使えないんで」って言えばいいんですけど、とっさにそこまでの会話ができなくて 聞き手=米谷瑞恵 ■もうね、ターン、ターン……と焼夷弾が落ちるんです。そのたびに人がね、燃えちゃうんですよ。それを間近に見てた 語り手=濱田嘉一 聞き手=近藤夏紀 ■まず上海で二週間隔離を受けた。そのあと武漢に行った。お母さんとお父さんは、僕を迎えに来てくれた。武漢の駅から出たとき、僕は涙を流した 聞き手=齋藤あおい ■「お姉さん、もしかして東京生まれ、東京育ち?」とか言って、「うん」って言ったら、「むかつく」って言われて(笑) 語り手=高岩智江 聞き手=齋藤直子 ■ひとくち目はあんまり味わからなくって。どっちかというと、ひとくち目でちょっと上見たんですよ。雷が落ちるかなーっと 聞き手=酒井摂 ■一回ミスらないとわからないじゃん。うちらってたぶんそういうタイプ。あのときの自分死ねって思わないとわからない(笑) 聞き手=榊栞理 ■全部お店やめてからね、ヤクルト始めた。ヤクルト始めたらね、自分の給料として入ってくるでしょ、それからね、それからもう私の時代よ(笑) 聞き手=坂本絵美子 ■英語のアイデンティティーがそれこそ大きすぎて 聞き手=坂本光代 ■「オリバーはオリバーでええやん」の言葉で、どっかで吹っ切れたんですよね。ええふうに持っていこうと思って、これを機に変えようと思って動いただけです、東京は 聞き手=坂本唯 ■寒い日に児相行くのに、私のポケットにその子の手をこうやって入れたときに、「ん、つながった」って感じがして 聞き手=櫻井勇輔 ■下の子は、あのよく私に言っていたのが「僕はいつもお兄ちゃんの用事にくっついてるだけだね」って言われたりもして 聞き手=里芋はじめ ■毎日毎日、色が変わってた。「今日はピンクだー」「今日は緑だー」「今日は何色かな」「あ、今日は紫だー」「あ、今日、きれい! 青だぜ!」 聞き手=佐藤いぬこ ■私は本当、東京は自分のエリアですから、いっくらでもいるじゃないと。ふふふ。だから気に入る気に入らないは一か八かで、人の出会いでしょ? 聞き手=實川真規 ■本当の意味でのルーツは沖縄。東京は、住む場所というより、成長できる場、憧れの地という感覚があったんだよね 聞き手=篠田里香 ■本来なら届くところにまだ届いてないよな、ていう。届く人は初めからいるんだけど、そこに届けるだけの力がまだ僕にはないんじゃないかって 語り手=古明地洋哉 聞き手=芝夏子 ■なにか、二重の構造があるんですよね 聞き手=清水唯一朗 ■福生の街ってやっぱ、特有だからね。なんとも面白い 聞き手=下地ローレンス吉孝 ■私の人生には、たくさんの麒麟がいる 語り手=イヴァンカ・ギヨーム 聞き手=末松史 ■ひとり夜歩きながらフリースタイルとかしますね。なんだろう、セルフボーストするための道具とかではなくて、身についてるというか 聞き手=菅谷雪乃
それぞれの人の生活史を扱っていて、ひとりひとりの生活史のタイトルが長い。結構、有名に人が聞き手だったり、語り手だったりしている。裕福な人もいるし、そうでない人の生活も語られている。そのような種々雑多なところがこの本の良さだろう。
アマゾンの感想も以下に示す。私もこの人たちと同じ感想。すなわち、普通の人の人生って、それぞれ小説になりそうなくらい面白いということだ。
5つ星のうち5.0 物語のない人生はない。 2021年10月19日に日本でレビュー済み Amazonで購入 会ったこともない人たちの人生を垣間見ることに、こんなにも引き込まれるとは。同時に、私なら何を語るだろうと、語れるほどのことがあるだろうかと、翻って自分の生活を考えさせられた。 22人のお客様がこれが役に立ったと考えています 役に立った 違反を報告する 紅楼夢 5つ星のうち5.0 家ついていってイイですか? 2021年9月22日に日本でレビュー済み シンプルな装丁、色合いがいい。厚みと相まって品格と風格がある。150人のインタビュー、1日1人づつ読んでいきたい。 テレ東の大好きな番組『家ついていってイイですか?』みたいな感じかな。あの番組は感動あり笑いありでいい番組。テレビだから膨大な取材から良いもの•ドラマチックなものを取捨しているからだろう。この本も当然取捨はしているにせよ基本的には生の素材をそのまま出している。現代民俗学の本としてはそれでこそ意義がある。これを出版した出版社の勇気に感謝。重たいのを覚悟して書店で購入したが、専用のビニールの手提げ袋をもらえた。何とか一定の成功を納め、第二段•第三段に繋げて欲しい。他の都市•町•地方•国のものも読みたいな
プロジェクトだそうだ。
1216頁に織り込まれた150万字の生活史の海。 いまを生きる人びとの膨大な語りを一冊に収録した、 かつてないスケールで編まれたインタビュー集。
他の感想も紹介します。
岸政彦さん編『東京の生活史』(筑摩書房)は百五十人の聞き手が、百五十人の人々に東京での生活について聞いたインタビュー集です。家族との確執を語る人、華やかな東京暮らしを語る人、戦争体験を語る人──。プロフィールのない語り手の声が、それぞれの人生、それぞれの東京を鮮やかに浮かび上がらせる。現在四刷、一万五千部を超えるヒットを記録している同書の成り立ちについて、編者・岸政彦さんにうかがいました。 二十五年かけて作った本 ──『東京の生活史』はまず装丁に心惹かれました。文字だけというシンプルなデザイン。帯も「一五〇人が語り、一五〇人が聞いた東京の人生」というコピーとあとがきの抜粋があるだけで、詳しい内容紹介はありません。
おすすめはしないけど、面白い本です。ただし、いかんせん、厚いです。一気には読めない。図書館で、時々読むのがいいのかも。
私も、「■またその、時代が戻っちゃったけど、だから子供のとき、それで、都電が走ってたっつったじゃん。それと、ジーパンというのを初めて見たわけ 聞き手=石田瑞穂」というタイトルの話は、同時期に東京にいたことや年齢が似たような方の生活しだとかいうことで、懐かしいし、親近感を持って読めた。私がこの本を今回読んだのは、このタイトルまで。約120ページでギブアップでした。本当はもっと読みたい。また、いつか読みましょう。