Chimney角屋のClimbing log

基本的にはクライミングの日記ですが、ハイキング、マウンテンバイク、スキー、スノーボードなども登場するかも・・・。

小川山フリークライミング

2011-08-29 22:41:39 | フリークライミング

8月29日、小川山に行ってきました。

昨日までの雨で登ることが出来るのか?メンバーはわしのほかにSZK、ぼくりん、まささん、ちゃわさん。

午前中はビチョビチョの「龍の子太郎」を皆で登る。ここは濡れてても怖くない。

登っているのはちゃわさん。

 

次は「カサブランカ」。ここも上まで濡れてて、今まで何度も登ったが、今日はちょっと緊張。

登っているのはぼくりん。

 

わしは「イエロークラッシュ」のRPが目標だったのですが、「くやし~!」。あとちょっとだったのに。

 

最後に「届け手のひら」を皆でやりました。実に楽しいルート。

 

今日は非常に悪いコンディションではありましたが、雨には降られることなく登ることが出来ました。岩が濡れてたってのぼれるぜ!強いクライマーになるには、多少コンディションが悪くったって登るのだ。

 


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PEAKS

2011-08-26 00:59:07 | 山とクライミングの話

昨日の記事の「彼」が、「『岳人』は読んだことがありません。『PEAKS』しか読んだことがありません。」と言っていたのを思い出し、本屋に行って「PEAKS」を買ってきた。おりしも「槍ヶ岳」の特集だ。「北鎌」も数ページ割かれている。

レポートを読んでみた。非常に適切なレポートだと感じた。これを見る限り、安易に北鎌を紹介しているわけではないと感じた。このレポートを書いた方はどんな方かは知らないが、実によく想像力を働かせ、「自分はスムーズに登れたけれども、このような条件に恵まれていなかったら・・・」ということまで感じて書いている。

安易なのは「想像力の欠如した、山の先輩」「新人を小馬鹿にして喜んでいる、山の先輩」なのだろう。何も知らない山好きな若者に「安易な」または「間違った」山を教える前に、自分はもっと多くの体験をするべきだ。


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無責任な山の先輩

2011-08-25 00:46:59 | 山とクライミングの話

今日BIG ROCKに行ってきました。姉御が「この方に山のことでアドバイスしてあげてほしいんだけど」と、ひとりの若者を連れてきました。まだ山を初めて2~3年のようだけどバリエーションルートに行きたくて「北鎌」を計画したのだそうだ。しかももっと経験の少ない仲間を一人連れて行くのだという。クライミング経験もなく冬山もやったことのない二人。山岳会にも所属していないし、ガイド山行もしたことがない。縦走登山は一生懸命にやっているらしいが、話していても、山に対する認識の甘さは感じられる。「山登りをしたことがないんですけど、私でも高尾山に登れますか?」と聞かれるのは納得がいく。でもバリエーションルートに行きたいというのに、あまりアドバイスを欲しがるというのは、その時点で危うさを感じてしまうのだ。もし彼が自分の会の会員だったら「やめろ」というが、彼の計画をやめさせる権利は、私にはない。

私が驚いたのは、彼がその程度の経験で「北鎌」に行こうとしているということではない。彼にアドバイスをした「山の先輩」の認識についてだ。「北鎌は入門バリエーションルートだから大丈夫」「ヘルメットやハーネスやロープは、持っていってもどうせ使わない」だから「登れる」などなど、そんなアドバイスを受けてきたらしい。そういう認識しかない山屋が北鎌に入っているということだ。何と恐ろしいことか。そしてなんと無責任なことか。条件が良ければ確かに「何でもない」と感じるかもしれない。でもそれは想像力の欠如だ。「もしこのルートで先行者がいなければ・・・」「もしこのルートで天候がわるくなったら・・・」「もしここでパートナーが怪我をしてしまったら・・・」「もしここで敗退しなければならないとしたら・・・」という想像が出来れば、きっと無責任なアドバイスは出来ないと思うのだが。そして彼に「登れる」などとは決して言わないと思う。

先週の「北鎌から西穂」の縦走でも、このルートに入っている登山者の危うさには唖然とした。かかわっていると時間がないので「見なかったことにしよっ」と先を急いだが、皆無事だったのか心配してしまう。たとえば6人のクライアントを1本のロープで確保しているガイド(?)。単独のバリエーションなのに自分の背丈より高い荷物を背負ってハアハアしている人。鎖に両手でぶら下がってプルプルしている人。自分でルートを判断できなくて、私が追いつくのを待っている人。

最近の登山ブームはうれしさの反面、こうなるという危機感も感じていた。山に危険人物が蔓延するのだ。(ある意味わしも危険人物かもしれないが・・・。)


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お墓の前で

2011-08-20 00:59:23 | 山とクライミングの話

もうすぐ命日を迎える山の先輩のお墓に、花をささげてきました。キリスト教ではお墓参りという習慣はないのですが、私にとってこの日は特別です。

この日は、山の安全を新たに心に刻む。自分が山に登り続ける限り、自分とパートナーの安全をしっかり守っていこうと誓う。

自分はしっかり学んで努力して、身につけたものは仲間に伝えるのだ。

この日はそういうことを再確認する日。

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北鎌から槍・穂高、2泊3日ひとり旅

2011-08-16 22:46:50 | 山登り・トレラン

8月14日から16日の2泊3日で、北鎌尾根から槍が岳、北穂・奥穂、西穂まで縦走してきました。ひとりだし、この時期の小屋は混んでいていやだしツエルトで行きました。

 

14日は豊科からタクシーで中房温泉へ。自分の車は下山日に沢渡に回送してもらいます。

中房温泉を6時20分に出発。登山客が多くて、追い抜くのもストレスがたまる。

燕山荘に8時40分着。朝からビール。

大天井には11時着。ここでもビール。もう今日は飲めないのだ。

貧乏沢を下り北鎌沢右俣を詰め、水のあるところで早い夕食を済ませる。

北鎌のコルから少し先の尾根上でビバークサイトを確保。16時20分。

ごろ寝してたら夜雨に降られ、あわててツエルトをかぶった。

 

15日、ビバークサイト(ごろ寝サイト)を5時15分に出発。

沢山のパーティーを追い抜き、8時30分、槍の山頂に到着。すぐに下る。

槍ヶ岳山荘でビールを飲み、大キレットを越えて、かじちゃんのいる北穂高山荘へ12時30分到着。

なかなかうまいスパゲッティーを食べ、「2時から雷雨の予報が出てる」というので、時間をつぶす。

予報通り雨が降り始め、3時過ぎに上がったので、出発して今夜の宿を探す。

「あった!」。北穂南峰に快適な宿だ。

16日、宿を6時15分に出発。

奥穂から西穂は、北鎌尾根より厳しい。(鎖は使わない。梯子は使ってしまった。)

穂高岳山荘でビール。西穂には12時少し前に着いた。

目標達成なので、西穂山荘では生ビールをジョッキで飲みました。

あとはピューッと下り、13時15分、上高地帝国ホテルに到着。

穂高の縦走はクライマー以外は行ってはいけません。危険です。

しかし、鎖と梯子がなければ、世界のどこに出しても恥ずかしくない、素晴らしい山岳ルートになるのに。

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北アルプスに行ってきます

2011-08-13 01:12:08 | 山登り・トレラン

明日、13日の夜中に出発して、16日まで北アルプスに行ってきます。

縦走というのは何年振りだろう?「夏山JOY」みたいな山はずっとしてなかった。人気のある縦走路。小屋のビール。山ガール。想像するだけでもわくわくしてしまう。

北鎌からはいって西穂を目指す。何処まで縦走できるのかは分からない。全てツエルト泊だから、「夏山JOY]とは行かないかもしれないが、いつもひと気のない岩ばかり登っている自分には、それでも十分「夏山JOY」だ。

荷物を用意してみたけど、縦走って荷物が軽いなあ。


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92歳の伯母

2011-08-10 01:07:10 | 日常

8月8日。92歳になる伯母の誕生日を祝うために、故郷の信州に行ってきました。

3年前に亡くなった父の姉。生まれたのは西暦1919年。第1次世界大戦が終わって「パリ平和条約」が結ばれた年だそうな。我々にとっては歴史の授業でしか聞いたことのない時代の話。でもそんな時代に生まれた伯母が元気でいるのがうれしい。独身で小学校教諭を定年まで貫いてきた伯母。わしの大好きな伯母だ。

この日は、一番下の伯母、わしの母親、弟、弟の嫁さん、そしてわしの5人で伯母の誕生日(実際は8月下旬だが)を祝った。

 

おまけ。

この日、伯母の誕生日を祝った旅館から見た雲。「何だ!?この色は!」と、びっくりするような赤い雲でした。

この雲の下は、多分菅平高原。

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「被災地にクライマーを送る会」ミーティング

2011-08-05 00:41:50 | 災害ボランティア クライマー派遣

8月4日。「被災地にクライマーを送る会」のミーティングを行いました。議題が沢山あって時間が足りない。でも、現地の最新情報をシェアーしたり、問題点について協議したり、事務手続きについて話し合ったり、密度の濃いミーティングをしました。

ミーティングの後には懇親会。人数が倍に膨れ上がってにぎやかでしたが、やはり会話はあつく、皆、心に秘めた思いをぶつけあうのでした。


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過敏性大腸炎?

2011-08-04 00:44:22 | 日常

「胃が痛い」と思って医者にかかっていたのですが、処方された薬でも治らず、今朝も医者に行ってきました。

「過敏性大腸炎」と診断され、薬を処方され、すぐに飲んでみました。そしたらびっくり!明らかに回復傾向。今はほとんどおなかに違和感がありません。

「過敏性大腸炎」というのはストレスやプレッシャーなど、精神的に弱い人や、自律神経の弱い人に起こる病気らしいのですが、そんなのがこのわしに?おかしいなあ。でもまあ、治ったんだからいいや。

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人間には「しなければならないこと」「してはいけないこと」がある。

2011-08-03 01:12:09 | 日常

8月2日。本屋さんに「東日本大震災復興支援地図」(って名前だっけ?)を買いに行ったけどありませんでした。その代わりに「地図で読む東日本大震災」という本を買ってしまいました。

 

それとは直接関係ないのですが、この前、宮古に行った帰りに買って食べた「前沢牛」の駅弁は販売自粛になっているとか。岩手県の肉牛も出荷停止になってしまった。原発の被害がどんどん広まっている。つくづく思うのは、今我々は、「滅び」に近づく道を歩んでいるのではないか、ということだ。

人間には「したくないけど、やらなくてはならないこと」がある。また「したいけど(出来るけど)、してはいけないこと」がある。こういうことを守れるのは人間の証だ。他の動物と人間の違いはこういうところにある。また「人間に作れない者を、人間は壊してはならない」というような意味のことを言った偉人(誰だったか忘れた)もいた。裏を返せば「人間の手に負えないものを、人間は作ってはいけない」とも言えないだろうか。

「原発」って、「手に負えないもの」であり、「出来るけど、してはいけないもの」のような気がしてならないのだ。でも、なぜそういうことをしてしまうのか。「「したくないけど、やらなくてはいけないこと」を、やらなくても済むようにしたい為なんじゃないのだろうか。「やらなくてはいけないこと」をやらなくても済むようにするために、人間は手に負えないものを作り出していく。わしの身の回りにも、自分では手に負えない者が沢山あり、それを使って生活している。仕組みもわからず、壊れても自分で直せないものばかりだ。他人の作った「バベルの塔」に住んでいるような気持ち?


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