Chimney角屋のClimbing log

基本的にはクライミングの日記ですが、ハイキング、マウンテンバイク、スキー、スノーボードなども登場するかも・・・。

自分の立ち位置が分からなくなってきたクライミング

2016-02-25 01:21:51 | 山とクライミングの話

自己規定するつもりはないのですが、いったい自分はアルパインクライマーなのかフリークライマーなのか、何が何だか分からなくなってきた。

アルパインをやっているときにはアルパインクライマーで、フリークライミングをしているときはフリークライマーでいいのではないか、と思ってやってきたのですが、今年は暖冬のせいか、山に行く気がしないので、フリークライミングばかりしている。フリークライミングはそれ自体楽しいので良いのだけど、どうもなじめないところがある。

私は、アルパインクライミングでは当たり前に出てくる絶対に落ちてはいけないところで、自信を持って登れるようになりたいと思って、フリークライミングをトレーニングと位置付けて始めた者にとっては、どうも今の現状はしっくりこない。というのは、今一緒に登っている仲間はアルパインクライミングをしないクライマーだからかもしれないが、求めるものがグレードや有名ルート。11aが登れたら即11b。11bが登れたら即11cという具合にチャレンジしていく。そのチャレンジ精神はうらやましくもあるが、12aをレッドポイントしていながら11bぐらいでオンサイトできないのでは、私としては納得がいかない。

私も年を取ってきて、なかなか上達しなくなってきたが、オンサイトグレードとレッドポイントグレードは2グレードにとどめておきたいと思う。それだけ積み重ねが大切だと思っているのだ。でも、そういう登り方をする人が少なくなってきたなあ。ちょっとついていけない感じがする。

それから、岩のコンディションや変なマナーに神経質なところ。もちろん岩場でのマナーは大切なことだけど、マナーの本質が変わってきてしまっている。

コンディションを気にしすぎるクライマーがすごく多い気がする。「ぬめる」が口癖で、登れなかった言い訳が「ぬめる」。体質かどうかわからないけど、私は山岳クライミングルートでは、ぬれていても登らなければならないのが当たり前だから、多少手汗をかくくらい気にしない。また、気温が高いとか陽があたっているということを気にするのも、自分としてはよくわからない。といか、そんなことを登れない理由にしたくない。そんなことを理由にしていたら自然の岩場を登ることはできない、ましてや山岳ルートなんか登れっこないと思うから。まあ、スポーツとして楽しむ分にはそれでもいいかもしれないが、自然を相手にやるんだったら、そんなに神経質にやってたら、いつまでたっても登れるようにはならないと思う。

そういう意味でもブラッシングにこだわるのも善し悪しだ。岩場のブラッシングについてよく言われるようになったのは10数年くらい前のことのような気がする。それ以前は岩場に行ってもブラシを持っている人は少なかった。岩にはチョークの跡がつくので、常に自然の状態のままを保つためには、みんながブラッシングするほうがいいのは当たり前だけど、「ブラッシングしよう」というのは、そういう意味で一般的になってきたのだと思う。でも最近では、フリクションをよくするためにブラッシングしなければならないという意味で行われているようだ。自分が登った後には、次に登る人のためにブラッシングしなければならない、という意味で、ブラッシングがマナーと思われている。次に登る人のためにブラッシングするのはよいことではあるが、あまりにもブラッシングにこだわって、次の人が待っているのに、いつまでもゴシゴシしていて時間がかかるのも困ったものだ。私はブラッシングしたからと言って、それほどフリクションの違いを感じないので、前の人は登り終えたら早く降りてきてほしいのですが、いつまでもゴシゴシしてると、「いいからはやく降りてきてくれないかなあ」と思うこともあるのです。自分がフリークライマーとして間違っているのかなあ。でもそれがフリークライマーとして当たり前だというのなら悩む。スラブなのに「アルミハンガーでは登りたくない」みたいな。

よくわからなくなってきちゃったけど、クライミングって「冒険」じゃなくて、単なる安全が確保された中での「スポーツ」だとしたら、自分にとってはあまり価値がない。


城ヶ崎フリークライミング

2016-02-17 01:09:44 | フリークライミング

2月15日(月)。城ヶ崎に行ってきました。

前夜発で車で行きました。天気予報では「晴れ」でしたが、行きの車は小雨の中、風も強く、フロントガラスには潮のしぶきがかかるくらいでしたので、翌朝の岩のコンディションが心配でした。

岩場でパートナーたちと待ち合わせ。なんとかトライ出来そうなコンディションでした。

私は「チリコンカーン」5.12bはとりあえず封印。「パンピングアイアンⅡ」5.12bに変更。このルートは自分に向いている気がする。前回触ってみた感じでは、出来ないところはない。しかもパートナーも同じルートをトライしているので、効率よく登れそう。

 

下部はやさしいので問題ない。上部も手順が決まっていて、後は中間部を如何に効率よく登るかだ。

パートナーのゆうたくんはスムーズに中間部をこなしている。自分も真似してみるが、体格が全く違うので、同じようには登れない。

手数は多くなるが、自分に合った登り方を考えたほうがいい。

こういうところがフリークライミングの面白いところだ。

 

今日のトライで自分なりの登り方が決まった。

刻むところは刻んで、ゆうたくんとは違う遠回りのラインで登るしかない。

動きを自動化させて効率よくこなせば、レッドポイント出来そうだ。

 


湯河原幕岩フリークライミング

2016-02-13 01:23:13 | フリークライミング

2月12日。ひろしくんに誘われて湯河原幕岩に行きました。湯河原幕山公園では「梅の宴」が開催されていて、クライマーにとってはうれしいんだか、悲しいんだか、悩ましいところです。

現段階では梅の開花は3分咲き。今日から気温が上がるようなので、来週からは見ごろを迎えるかもしれません。

クライミングの方は全く成果なし。このところ何処に行っても成果が無いのでいやになっちゃいます。

「コンケスタドール」は登れる感触はあるのですがおっこっちゃいました。「スーパータクティクス」も触りましたが上部は厳しい感じ。湯河原苦手。国内1000ルート完登に4歩近づきました。「アリス」「アリス右」「無名ルート」「かぼちゃ馬車」という低グレードです。初めて触りましたがどれもよいルートでした。

クライミングの写真が無いので、まださみしいですが、梅の写真をご覧ください。