2月12日、八ヶ岳の裏同心ルンゼ~大同心南陵に行ってきました。
最近フリークライミングばかりで山に登っていないので、たまには山に行くかと、ふらっとでかけました。
前夜の夜中に家を出て、美濃戸で仮眠。隣の車のパーティーが出発準備を始めているのに気が付き起床したら、なんと隣はチーム84で一緒のAMNガイドでした。
7時半に出発。今日は一人だからのんびり行く。赤岳鉱泉は素通りで裏同心ルンゼへ。前日が日曜日なのにあまり踏み跡はしっかりしていない。氷はほとんど雪に埋もれていて小さい。もうこの時期裏同心ルンゼに入る人はいないか。
用意してきたアイススクリューもロープも出すことはなく大同心基部に到着。
自分は本当は山なんか好きじゃないんじゃないだろうか、と自分に問いかけながら進む。以前のように、絶対登る!というモチベーションがわかない。でも体力が衰えたとか、技術が落ちたとかは否定したいだけで登っている。
南陵は、最終ピッチのドーム以外はロープはいらない。でも落ちたら助からないので慎重に登る。行き詰った時にセルフビレーが取れるように、ピトンとナッツは用意している。どうしてもロープがほしくなったときの場合に、すぐにソロでのロープシステムが使えるように用意もしている。ロープを使うと、登りきってから一度下って登りかえさないといけない。ソロって結構面倒くさいのだ。
ドーム基部まで登った。ここまでももう帰りたいと何度も思いながら来たが、とうとうもう帰ろと思った。もういいや、ここまでやれば。前にもソロで登っているルートだし、この年になって無理して登ることもない、そう思ってしまうのでした。
アイスキャンディーで楽しんでいる人々を横目に、15時美濃戸に帰還。
気力の衰えだけを認識した一日でした。