2018年1月22日、山梨県芦安の上荒井沢に行ってきました。
開拓当初からアプローチの林道は崩壊が続き、今回はとうとう桃の木温泉の100m先で崩壊しています。ですから車は桃の木温泉にお願いして止めさせていただき、帰りには温泉に浸かって帰ることにするのがよいでしょう。今までよりも歩く距離は500m位多くなりますが、大したことはありません。
しかしその先の林道も崩壊が進んでおり、数回の渡渉(飛び石)を強いられます。
今日は「トリコルネ」が良い状態でした。「カモシカルンゼ」は今年は絶望的です。「マシラルンゼ」も登れそうでしたが、まだ氷結状態が甘そうでやめときました。
今日の目的は、月稜会のこれからを担う3名の特訓。まずは登るためのテクニックに絞って練習しました。きちんとバランスを取ることによりパンプを防ぐ。良い姿勢でアックスを振ることによって、確実に打ち込む。傾斜の緩いところではダガーポジションも使いスピードアップ。一手一足を大きくとれるようになり、効率よく登る。というような内容です。
バランスの取れる場所、言い換えればもう一方の足を自由にできるところに足を置くことが大切です。
どんどん上に打ち込んでいきましょう。効率よく登るため。
氷にへばりつかずに、背筋を伸ばして胸の前を開ければアックスも打ち込みやすくなります。ひじは顔の前に置き動かさず、ひじから先を鋭く振って打ち込む。足上げはアックスを信じておなかの前に空間を取り高く上げる。蹴りこむ場合はかかとを下げてクランポンの前爪の先端をしっかり氷に立てること。やたらと蹴りこむ必要はない。
昼過ぎに、予報通り大雪になったので、あわてて帰ってきましたが、よい練習ができたと思います。