Chimney角屋のClimbing log

基本的にはクライミングの日記ですが、ハイキング、マウンテンバイク、スキー、スノーボードなども登場するかも・・・。

今日も瑞牆

2009-06-29 22:50:20 | クライミング&山
 6月29日。今日も瑞牆でした。
 最近疲れ気味でヒザと足首を痛めているし、天気も怪しいので、「やめとこうかなあ」と思っていたのですが、ともちゃん、SZKに加え、野沢温泉からカトチャンも参加したいと連絡が入ったので、いくだけ行ってみることにしました。結局天気は良くなり、一日「地獄エリア」のクラックを楽しみました。みんなで「地下1階」の3本のクラック(5.10+ 5.9 5.11-)を登り、締めは「Kクラック」(5.10a)をともちゃん、SZKが登りました。わしも成果があり、満足の1日でした。
 最後にみんなで記念撮影。岩場に行って記念撮影なんてはじめてだ。

読んだらわかった。クライマーってやつは・・・

2009-06-28 01:35:24 | クライミング&山
 趣味を聞かれると、「登山です」って答える。だいたい「いい趣味ですねえ」と言われる。でも本当は山の中でも岩の部分や氷の部分を登るのが好きなのであって、そんなことを正直に答えると、「そんなことやって何が面白いの?」とか「何でそんな危ないことするの?」って思われる。つまり「何の足しにもならないようなことを、なんでわざわざやるんだろう?」ってことだ。
 この本を読んでいたら、なんとなく理解できた。著者の養老氏は、よく耳にする「近代化」というような意味のことを「都市化」という言葉で表している。「都市化」とは「人間が意識的に空間を作り上げていく」ことで、そこでは「さまざまな目的によって、いろいろなものが作り上げられていく」。したがって「目的をもったものが作られていくのであって、目的のないもの、偶然出来上がったもの、人間の意識とは無関係なものは排除されていくのだ」という。そうすると、現代人(都市化されたにんげん)は「意識されたこと」は尊重し、「意識化されていないもの」は許さなくなってくるのだ。つまり「なんのために」という答えのないものには理解を示さない。
 「登山が趣味です」と答えれば、「健康にいいですねえ」とか「たまには山で癒されることは必要ですねえ」などと賛同されるが、岩や氷を登って喜んでいて、「何でそんなことをするの?」って尋ねられた時、答えに窮してしまう我々クライマーは、「現代人」でも「都会化された人」でもない「取り残された人」なのかもしれない。「社会化されていない子供」ってことかな。幼き頃の養老氏のように、「犬の糞に集まる虫を眺めて」喜んでいるようなものだ。

瑞牆 右岸スラブ

2009-06-24 02:18:24 | クライミング&山
 6月22日。今週も瑞牆。
 6人で右岸スラブに行ってきました。前日から天気予報は雨。でも行くだけ行こうということで前夜発。朝は曇り空で「なんとか登れそう」と、右岸スラブに向かいました。岩は濡れていましたが、それでも登れそうなルートに取り付きました。しかししばらくすると、やっぱり雨が降り出し、雨の中お昼ごろまで登りましたが撤退。登り足りない4人でBig Rockに行きました。
 写真は、雨の中で「腕ひしぎ逆十字固め」5.10cを登るK田さん。根性を見せてくれました。

Big Rock

2009-06-21 01:56:14 | クライミング&山
6月19日。Big Rockに行ってきました。常連の仲間でスラブの白棒でセッション。設定者のノグーは3便でrp。スタッフ0沢は5便くらいでrp。そのほかのメンバーはrpできず。わしも5便出したがrpできませんでした。写真はくたくたになってへたり込むスタッフお0沢。
設定者は5.11c/dとしていたが、「それはあんまりだ」ということで5.11eにしました。なんだ?「e」って?

キジバト

2009-06-20 02:31:30 | 日常
6月19日。昼飯を食べに出かけようと家を出てみると、家のベランダにキジバトが遊びに来ていました。今朝はスズメが植木鉢の花キャベツをついばみに来ていたし、最近ゴミの出し方が徹底されてきたせいか、カラスが少なくなり、ほかの鳥がたくさん来るようになったような気がします。

Big Rock

2009-06-18 02:14:56 | クライミング&山
 6月17日。Big Rockに行ってきました。月曜日にワイドクラックをたくさん登ったせいか、体が重くてモチュベーションも上がらない。垂壁やスラブの新しい11以上のルートもことごとく登れない。「目標をクラックに変更しよう」と、懸案だったクラックのみでリードするルートにトライしてみた。できた!
 苦節10トライ以上。指の第一関節も固く太くなってきた。杉野先生が「人間の体って進化するんだよ」と言って、ナッツのようになった指を見せてくれたが、ちょっと近づいてきたみたい。

4ピッチ目

2009-06-17 02:14:10 | クライミング&山
 瑞牆クラック地獄エリア「オリジナルルート」の4ピッチ目下部を登るわし。ビレー中のりかちゃんが撮ってくれました。
 このピッチは、初登のときには、中間部のクラックが埋まっていて難しかったのですが、その後掃除をしたらやさしくなりました。出だしはハンド(手の小さい人にはオフハンド)。ガバのポケットから凹角に入り、奥にフィストが決まる。しかし小川山の「クレイジージャム」よりサイズが広くて、手の小さい人には厳しいかも。

6月15日、瑞牆

2009-06-15 22:27:04 | クライミング&山
 瑞牆の「クラック地獄エリア」(なんかいい名前をつけようよ、と言いながら、この名前が浸透してきてしまった)に行ってきました。今日は月稜会のカトチャン、りかちゃん、アリくんとわしの4人でした。
 まずはウォームアップで「Kクラック」5.10aへ。4人なのでウォームアップも時間がかかる。そのあとはマルチの「オリジナルルート」へ。
 1ピッチ目は5.9の凹角。見た目はつまらなさそうだけど、ワンポイントのハンドジャムなどがあり、全身を使って登るので結構楽しい。
 2ピッチ目はチムニーの中のフィンガーからハンドサイズのクラック。5.10a。チムニーは最後に閉じてしまうので、苦しい体制になる。
 3ピッチ目はおまけのような短い凹角、5.7。
 4ピッチ目はなかなか素晴らしいクラック。ハンドサイズから始まり、奥にフィストが決まるオフウィドゥスになり、最後は結構奮闘する。5.10c。
 最終の5ピッチ目は味のあるピッチ。まず弓状のフレークをトゥーフックを使いながら這いあがり、チムニーに入る。チムニーのチョックストーンを超えて終了する5.9。
 
 このエリアはアプローチも30分なので、お手軽マルチ。お勧めです。1ピッチ目と2ピッチ目は5.11bのクラックも選べる。シングルで登るなら60mがいい。
 
 写真は4ピッチ目で奮闘するりかちゃん。

瑞牆の憂鬱 その2

2009-06-11 02:32:00 | クライミング&山
 今日もBick Rockに行ってきました。
 今日居合わせたお客さんたちが、瑞牆のNewエリアを話題にしていました。どうやら彼らは今まで行ったことのある瑞牆の岩場は「カサメリ沢」だけのようだ。やっぱりRock&Snowの影響はおおきいようだ。いままでの瑞牆とは雰囲気も変わってしまうのかなあ。わしは週末には山に行けないのだけれど、週末の「瑞牆の森」はどんなになっちゃうんだろう。小川山化してしまうんだろうか?
 瑞牆を愛するクライマーには、小川山から逃げてきたクライマーもいるんじゃないだろうか?こうなると、またどこかに逃げるか・・・?