Chimney角屋のClimbing log

基本的にはクライミングの日記ですが、ハイキング、マウンテンバイク、スキー、スノーボードなども登場するかも・・・。

今日のビッグロック日吉は子供たちがいっぱい

2017-03-30 01:06:34 | フリークライミング

3月29日。今日のビッグロック日吉店は子供たちがいっぱいでした。春休みだからかもしれませんが、そのほとんどは明後日の「アッコマンカップ」出場選手の自主トレでした。ボルダリングジム「ポケット」からも大勢来ていたし、わがスクールの生徒も二人来ていました。コンペを前に熱が入っています。

わがスクールの生徒二人。4年生の男の子はリードの強化が目的だったのでしょう。正対が強い子ですが、最近スクールで徹底的にひねりや振りを強化した成果が出てきていました。もともとボルダリングのほうが強い子なので、瞬発的な登りをするのですが、こうやってルートをたくさんやることによって、無駄な力を使わない合理的な登り方を身に着けていっているようです。

もう一人の3年生の女の子は、上手できれいに登る。安定した登りが信条だが、ルートではなかなか思い切ったダイナミックなムーブができない。落ちるのが怖いのだろう。それを克服することが課題なのだが、今日は悪いホールドから一手出すことができた、見事にフォールした。失敗はいくらしてもいい。チャレンジする前にやめてしまうより、チャレンジして失敗したほうが「ナイス!」。

あさってはうれし涙か悔し涙か。どちらでもいいが、精一杯頑張ってほしい。


北海道チトカニウシ山

2017-03-29 01:20:04 | 山スキー

3月27日、北海道のチトカニウシ山に行ってきました。

26日に飛行機で旭川に入り、ホテルにチェックイン。レンタカーを借りるのだが、この時期空きが少なくなかなか見つからず、4件目で確保できた。予約してきたほうがよかったなあ。ほっとしたところでひとり焼肉(ジンギスカン)で景気づけ。

27日、早朝にホテルを出てチトカニウシ山に向かう。登り口は北見峠。ちょっと道を間違えて時間をロスしたが、8時くらいには登山を開始できた。

北見峠から見たチトカニウシ山です。

沢沿いが魅力的ですが、時間的なリスクを避けるため、左の尾根の往復です。

 

登り始めは電柱沿いの林道を登ります。

まさにアプローチといった感じで、面白くない部分です。

振り返ると大雪の山々。

 

林道が終わり、いよいよ山に入ると、それなりにいい雰囲気。

今日は良い天気に恵まれたけれど、雪質は滑るのには向いていない。

古い雪がクラストしていて、スキーでは潜らないがアイスバーン。

新雪には遅く、しまったザラメには早すぎる。

 

高度を上げると眺めは抜群。

ニセイカウシュペ山。

 

数年前に登った大雪の山々。

 

山頂が近くなるとスキーには快適そうな斜面。

 

樹氷も。

 

山頂直下はがりがりかと思っていたが、シールのまま登れる状態だった。

滑りも山頂直下が一番快適だったが、時期によって違うかもしれない。

 

中間部はこの時期クラストしたアイスバーンで快適ではなかったが、雪の質によっては非常に楽しそう。

下りでは多少の登り返しがあって面倒だが、難儀をするほどではなく、一日楽しめました。

 

この山は山頂から沢筋を滑って、思い切り登りかえして帰ってくるコースが楽しいんじゃないかとも思いました。

 

その日は旭川からサッポロに移動し、翌朝の飛行機で帰京しました。

 


ルート図通り登ろうなんて気持ちは更々ないので

2017-03-16 01:43:23 | アルパインクライミング

先日、月稜会の会山行で、八ヶ岳の峰の松目沢に行ってきました。

私がリーダーでフォロワーが2名、3人パーティーでした。

沢に入ると氷はほとんど埋まっていて、アイススクリューは使わずじまい。

それでも2段のまともな氷があり、アイスクライミングらしい滝もありましたが、弱点を登ったのでスクリューは必要ありませんでした。

その上の二股で左を詰めてみたところ、上には氷がなさそう。

クライムダウンして右に。

薄氷と岩のミックスで右俣に入りました。雪壁を登って画像のテラスにつきました。

ビレー点が作れなかったので、後続を肩絡みでビレーします。

 

次のピッチは岩登り。完全にルート図に示されたラインを外してしまっています。

こういう登り方に異論を唱える人がいます。ルート図通り登らないとだめだとか、間違えただとか。

でも、私は峰の松目沢を登っているのであって、その範疇で、自分の目で登れると思ったところを登っているだけです。

決してルート図通り登ろうと思ってはいません。

 

他人の情報を頼りに登ろうとは思わないので、もともとガイドブックやルート図は見ないようにしています。

自分のプライドにかけてそうしているというわけではありませんが、そういう登り方のほうが初登の気分に近いからです。

 

ルート図通りに登ったほうがアイスクライミングは楽しめたかもしれませんが、

やっぱり私は、自分の目で判断してラインを決めたほうが楽しいと思うのです。

私は氷を登るためではなく、山を登るために、氷を登るのですから。

 

今回はあまりアイスクライミングの要素はありませんでしたが、総合的なアルパインクライミングとしてはまあまあでした。


日付が変わり3月11日

2017-03-11 01:29:37 | 災害ボランティア クライマー派遣

日付が変わって3月11日になりました。

地震が起きた午後2時46分には、クライミングのジュニアスクールの最中の予定です。

スクールに通う子供たちは6年前のこの時を覚えているでしょうか。大きな地震があったというくらいは、もしかしたら覚えているかもしれません。でもそれがどんな出来事だったのか、理解しているかどうかはわかりません。自然災害ですから私たちにはどうすることもできないかもしれませんが、この災害によって大きな悲しみを抱えることになった人たちのことを思いやることはできるはずです。

この災害によって住んでいた場所から知らない土地に移り住まなければならなくなった人。通っていた学校から転校しなければならなくなった人。こういう人たちが今も近くにいるかもしれません。近くにいなくてもそういう人のことに思いを馳せて、思いやり、心の中で声をかけてあげる時間を持ちたいと思っています。

原発犠牲者の子供たちが差別されるなんて、理解しがたいのですが、実際に出来事になっています。そんなことが無くなるように、私が子供たちに伝えたいことは、ほかの人の悲しみや苦しみを思いやること。自分がしてほしいことをほかの人にもしてあげること。友達のいない子の友達になってあげること。自分よりできなくても頑張っている仲間を応援してあげること。そういうことです。

人間らしく生きること。人間にしかできない生き方をすること。自分にしか生きられない人生を生きること。

そんな人間でなければ、クライマーにもなれないし、野球選手にも、サッカー選手にも、サラリーマンにもなれない。


阿寺山 山スキー

2017-03-02 01:37:06 | 山スキー

2月27日。上越の阿寺山に行ってきました。標高が1500m位の割と手軽な山です。同行者2名とは現地で待ち合わせ。天気も良く風もないので、私はのんびりと楽しみたかったのですが、この日のリーダーは月稜会女子のモーレツ山屋なので、のんびりさせてくれません。

 

 今朝まで降っていた雪が山肌を飾り、とてもきれいです。

 

八海山が見えます。

 

風もなく穏やかな雪景色を楽しみながら登ります。

 

山頂が近くなると、広々としたオープンバーンとなり、下りが楽しみです。

 

山頂につきました。山頂はちょっとガスっていますが、風がないのでのんびりしました。

 

ひろさんの滑り。最初は調子よかった。

 

小っちゃくしか撮れてないけど私。

 

ひろさん、最後はよれよれ。

楽しい山スキーでした。9時ごろ出発して、2時ごろには戻ってきました。