Chimney角屋のClimbing log

基本的にはクライミングの日記ですが、ハイキング、マウンテンバイク、スキー、スノーボードなども登場するかも・・・。

エコーバレー裏山滑降

2012-02-29 01:24:42 | 山スキー

2月27日。月稜会のメンバー、総勢11人でエコーバレースキー場に行きました。スキー講習(あまり時間を取れなくて申し訳ありませんでした。)と裏山ショートツアーです。

まずはゲレンデで足慣らしと技術確認をして、7名でバックカントリーに出ました。エコーバレースキー場からバックカントリーに出ることをスキー場が許可しているわけではありませんが、我々は自己責任の下、スキー場に迷惑をかけない方法でバックカントリーに出ることをスキー場側に伝え出かけます。スキー場からバックカントリーに出る場合、出口を間違えたり、歩く場所を間違えたりすると、雪崩を誘発しスキー場の一般客を巻き込む可能性もありますから、雪山の知識や経験が必要であり、山での事故は自分持ちの自覚が必要です。また、エコーバレーのバックカントリーは霧が峰ですから、湿原には立ち入ってはいけないというローカルルールも知っていなくてはいけません。

まずは蝶々深山に登り、北側の斜面をヒュッテジャベルまで滑ります。そこから沢渡スキー場跡を登り、コロボックルヒュッテ経由で殿上山へ。殿上山からは北東の尾根から沢筋に入り滑ります。ここは上級者コース。でも今回のメンバーは、技術的には上級者ではありませんでしたが、なかなかしぶとい根性の持ち主ばかりなので連れて行きました。

殿上山の尾根筋を滑るわし。

 

沢筋に入ると極上のパウダー。

 

実は、ツアーからゲレンデに戻り、スキー講習をしていると、わしが久しぶりにスキー場に来ていると聴きつけた地元の仲間がやってきて「バックカントリーに行こう!」というのです。わしがスクールでインストラクターをしていた時のチーフコーチ。そして現チーフコーチです。そこに元チーフコーチの弟子とわしの次男が加わり、5名でもう一度殿上山から滑ることになりました。このメンツだと難しいコースでもビビったり抑えたりなんかはありません。どんなところでも突っ込んで行っちゃいます。スピードは出る限り出す。飛ぶところでは思い切り飛んじゃいます。写真は飛んでる元チーフコーチ。この人はわしよりも年上。わしもスーパーオヤジを目指していますが、この人は間違いなくスーパーオヤジです。

 


今日のBIG ROCK

2012-02-23 01:01:38 | フリークライミング

BIG ROCKに行ってきました。昼間の時間帯はすいていたので、あねごと新しいルートの品定め(グレード査定委員会)をしてきました。5.10dと5.11aあたりのグレード判定です。その結果2本の5.11aが5.10dに下がってしまいました。その代わり、わしが1本5.11aを設定してきました。グレー■です。

青+の判定の為に登っているあねごです。このルートは5.10dになってしまいました。

わしも立て続けに登って疲れたので、家に帰って↓をやってます。先日買ってきたやつです。


長野県栄村 除雪ボランティア

2012-02-20 21:56:50 | 災害ボランティア クライマー派遣

2月20日。長野県の栄村に行ってきました。

3月11日の三陸沖の大地震の翌日、長野県栄村は大きな地震に襲われ被災しました。それに追い打ちをかけるように、今年の冬は大雪。寒波が押し寄せるたびに、連日マスコミで、その大雪と大変な生活ぶりを報道していました。我々「被災地にクライマーを送る会」は、こんなときに役に立てるのではないかと、現地と連絡を取っていましたが、「今の所ニーズが出ていないので、出てきたときに連絡します。」というようなことでした。「おかしいなあ。マスコミではあんなにボランティアが足りないとか、お年寄りが多く、雪かきが出来ない、などと言っているのに・・・」と思っていました。

そこに突然、「明日除雪のボランティアが必要なのですが、来てもらえますか」とのメール。あまりにも急だったので「被災地にクライマーを送る会」のメンバーは、当然のことながら「行ける」という返事はありませんでした。わしは、月稜会のはりぼーと一緒に、神楽峰の山スキーに行く予定だったのを急きょ変更して、二人で栄村に行って来たのです。

朝9時にボランティアセンターに行ってみると、予定が変更になっており、午前中は機関紙とイベントのビラ配り。午後から除雪作業でした。

確かに雪下ろしや雪かきは大変な作業ですが、マスコミの報道とは大きな温度差を感じました。村の中はのんびりしています。

そして、もし我々ボランティアが雪下ろしなどを行っても、近くに雪を捨てるところがある場合はよいのですが、なければダンプカーに乗せて捨てに行かなければならないのです。これはボランティアでは出来ません。だから簡単に「雪下ろしのボランティアが足りない」とは言うけれど、逆にボランティアだけいても片付かない問題なのだと思います。そうなれば初めから業者に頼んでしまったほうが話が早いのではないでしょうか。

宮古でも同様な難しい問題はありますので、驚きはしませんが、実際行ってみないとわからないことが多いようです。


BIG ROCKルート変更

2012-02-14 14:08:00 | フリークライミング

2月13日、BIG ROCKでルート変更のお手伝いをしてきました。

月稜会の会山行の日でしたが、凍傷で雪山は無理なのでBIG ROCKです。

今回は3番のうすかぶりの壁。一番地味な壁ですが、凹角があり、ちょっと味わい深いルートが出来ます。わしは5.11a、11b、11cを1本ずつ設定してきました。

早く作業が終わったので社長夫婦、ごあん店長と飲みに行きました。


河又フリークライミング

2012-02-08 01:14:59 | フリークライミング

2月6日。月稜会の集会日恒例のフリークライミングは、今回は河又で行いました。

天気があまり良くなくて、途中あられや雨が降ってきましたが、何とか岩は午後2時ごろまではぬれずにもってくれました。でも岩が冷たくて指の感覚がなくなる中でのクライミングでした。

わしは両手両足が凍傷で、目標のルートにはチャレンジできませんでした。「大五郎」を登るのがやっとでした。

写真は「大五郎」にチャレンジするみじかいさん。

 


理想のラインを求めて 権現岳

2012-02-01 01:51:52 | アルパインクライミング

1月30日、3度目の挑戦。八ヶ岳権現岳ガマ滝沢に行ってきました。

ガマ滝沢といっても、本流を詰めると権現岳の北側のコルに出てしまうので、ギボシの北稜を詰める計画です。氷のルンゼを登りヘッドウォールを抜けてピークに立つ理想を追求したラインです。

強い冬型の気圧配置で、権現岳も厳しそう。

真ん中の大きなルンゼではなく、一本右の細いルンゼから、最後は右岸のリッジを詰めてギボシのピークに登ります。

 

ガマ滝沢のF6。ひどいラッセルでした。

最後のリッジではヘッデン登攀。

ギボシでビバークになってしまいました。

両手両足の指が凍傷気味。