今日もビッグロック日吉店でセットした自分のルートの吟味をしていました。セットした後に修正するのは、登ってくれた方に申し訳ないのですが、今後登ってくれる人に対して、より良いルートにしたいので許してください。本当は一発できちんと決めたいのですが難しい。
今日は私のセットした12aのルートを登りなおしました。修正した結果、自然に登れるラインになったと思いましたが、ちょっとグレードが甘いかなと思っていました。そこにトライしてくれるお客さんが現れ、感想は「十分12はある」ということでした。自分は登り方がわかっているので「甘い」と思っていたのですが、ほかの人が登ると厳しいのですね。
同時に感じたのは「登り方さえわかれば、自分もまだまだグレードを上げられる」ということです。最近、もう自分のグレードは上がらないんじゃないかと思い始めていましたが、ちょっとモチベーションが上がりました。
もう一つ、私がセットした10dに、私の尊敬するおばあちゃんクライマーがチャレンジしていました。このルートは、背の高い男性クライマーにリクエストされてセットしたので、ちょっとホールが遠目です。しかしちっちゃいおばあちゃんクライマーは果敢にチャレンジしている。でも遠いホールドに届かない。でも見ていて届かないのは手ではなくて足なのです。もう一歩足が上げられれば届くのです。足が高いとホールディングが甘くなるので足が上げられない。そう考えるとホールドをしっかりすることで足が上がります。降りてきてこのおばあちゃんクライマーは「足が上がって体をひねれれば届きそう」と言っていました。素晴らしい!気が付いているんですね。
この人、本当にフリークライマーだ。