Chimney角屋のClimbing log

基本的にはクライミングの日記ですが、ハイキング、マウンテンバイク、スキー、スノーボードなども登場するかも・・・。

今日、ビッグロックで

2016-11-25 00:59:48 | フリークライミング

今日もビッグロック日吉店でセットした自分のルートの吟味をしていました。セットした後に修正するのは、登ってくれた方に申し訳ないのですが、今後登ってくれる人に対して、より良いルートにしたいので許してください。本当は一発できちんと決めたいのですが難しい。

今日は私のセットした12aのルートを登りなおしました。修正した結果、自然に登れるラインになったと思いましたが、ちょっとグレードが甘いかなと思っていました。そこにトライしてくれるお客さんが現れ、感想は「十分12はある」ということでした。自分は登り方がわかっているので「甘い」と思っていたのですが、ほかの人が登ると厳しいのですね。

同時に感じたのは「登り方さえわかれば、自分もまだまだグレードを上げられる」ということです。最近、もう自分のグレードは上がらないんじゃないかと思い始めていましたが、ちょっとモチベーションが上がりました。

もう一つ、私がセットした10dに、私の尊敬するおばあちゃんクライマーがチャレンジしていました。このルートは、背の高い男性クライマーにリクエストされてセットしたので、ちょっとホールが遠目です。しかしちっちゃいおばあちゃんクライマーは果敢にチャレンジしている。でも遠いホールドに届かない。でも見ていて届かないのは手ではなくて足なのです。もう一歩足が上げられれば届くのです。足が高いとホールディングが甘くなるので足が上げられない。そう考えるとホールドをしっかりすることで足が上がります。降りてきてこのおばあちゃんクライマーは「足が上がって体をひねれれば届きそう」と言っていました。素晴らしい!気が付いているんですね。

この人、本当にフリークライマーだ。


オリンピックに出たい!?

2016-11-03 01:30:49 | フリークライミング

今日はプライベートでビッグロックに行きましたが、私の担当するジュニアスクールの子が2人、自主練習できてました。二人とも小学3年生の女の子です。

一人はビッグルーフも登ってしまう早熟の子(Aちゃん)ですが、もう一人の子はまだまだそこまでは達していません。しかしその子(Bちゃん)は夕食のお弁当を持って、母親の運転で1時間半もかけて日吉まで来るのです。とてもクライミングが好きな子なのです。ムーブもまだまだ未熟ですが、登れないルートには登れるまで挑み続ける子なのです。

Bちゃんのビレーをしていた時、真顔で「私、オリンピックに出たい」というのです。とてもうれしくなりました。でも今のところ、Aちゃんにくらべたら遅れをとっている。でもBちゃんはAちゃんにはないものを持っているような気がします。Aちゃんは才能にも恵まれているし熱心で努力もしている。Bちゃんは自分の夢はかなうものだと疑わず、純粋に楽しく登っている。この二人がこの先どうなっていくのかはわからないけど、全く異なるタレントの二人。一緒に成長できたらいいなと思う。私もそれにこたえていけるようにしたい。

2020年はこの二人13歳なのでオリンピックは無理だろうけど、それは言わないでおこう。


初めての柴崎ロックフリークライミング

2016-11-02 00:45:41 | フリークライミング

昨日10月31日、初めて柴崎ロックというところに行ってきました。

国内1000ルート完登に向けて、数を稼ぎたかったので、初めての岩場にはどんどん行きたいし、オンサイトできそうなグレードのルートもそろっている。前から行ってみたいと思っていたのですが、なかなか付き合ってくれる人がいませんでした。しかしこの日は月稜会のぼくりんが付き合ってくれることになったので行くことができました。

オンサイトは難しいといわれるアプローチも何とかオンサイト。岩場に無事到着。思っていたより立派な岩でしたし、開拓者は「よくこんな岩場を見つけたなあ」と感心。ちょっと足場に傾斜があるのと日当たりが悪いのを除けば素晴らしい岩場でした。ぬめり症の人は日当たりが悪いのがいいというかもしれません。

まずは「エントツ」5.9から。コルネが走る半円状の凹角を登る美しいルート。見た目もいいが内容も良い。楽しかった。この日の一番楽しかったルートかも。★★★ OS

2つ目は「ミゾーⅡ」5.10b。OS 数を稼ぐために登ったものの、ちょっと内容的には・・・。

3つめは「○得 うるしぎ」5.11a。ホールドを見逃してオンサイトできなかった。2便RP。半年間怪我で本気トライができなかったことが影響してか、11aでオンサイトを逃すのはショック。だいぶ力が落ちてきてしまっているなあ。それともとしのせいか。ルートは楽しい。★★

4つめは「ウォーミングフック」5.10a。ぼくりんが先に登ったのでFL。ガバで登れるが、ほぼハンドジャムで登ってみました。5.9かも。★

5つめは「スーパークリップ」5.10c。核心部でちょっと危なかった。落ちそうになった。とても楽しいルートでしたが終了点のわきの岩が崩壊しそう。★★ OS

6つめは「うまいぞギンナン」5.8。初心者にとって良いルート。使うホールドだけ狙ってジムナスティックに登ればよい練習になる。★★ OS

7つめは「シルクピア」5.10d。登るのは簡単だが回収のほうが難しい。ジムの終了点をトラバースしているようなルート。OS

8つめは「試して合点」5.10d。出だしはよく観察してスタート。上のほうは簡単だと思っていたけど、結構体が横になっちゃったりしてやさしくはなかった。でもすごく面白かった。★★★ OS

最後9つめは「宮崎ホイホイ」5.10b。見た目はつまらなそうだったが、登ってみるとなかなか面白い。★ OS

これだけやさしいルートが内容的にも充実している石灰岩の岩場は貴重だ。ちょっとアクセスは不便だけど良い岩場です。「早い者勝ち」5.11a 「落ちこぼれ」5.11d 「優等生」5.11cが魅力的だったが触らなかったのでまた行ってみたい。もうちょっと調子が戻ってきたらお買い得といわれる5.13にもトライしてみたい。