Chimney角屋のClimbing log

基本的にはクライミングの日記ですが、ハイキング、マウンテンバイク、スキー、スノーボードなども登場するかも・・・。

北ア蓮華岳丸石尾根

2017-04-19 01:29:00 | 山登り・トレラン

4月17日。北アルプスの蓮華岳に行ってきました。丸石尾根からの往復です。今回は月稜会の会山行で、総勢11人で登りました。

扇沢を7時に出発。山頂には12時半に着き、下山したのは15時半でした。最初の計画では日帰り組と1泊組があったのですが、翌日の天気が大荒れの予報だったので、全員が日帰りにしました。針の木雪渓を下る計画は、雪に弱層があったためやめて同ルートを下降しました。

扇沢の駐車場から丸石沢左岸に直接取りつきます。

 

しばらくすると急登になります。4月とはいえ最近まで降雪があり、潜るのでワカンを付けました。

 

2000m付近で休憩。

 

2200mの大地を目の前に登っています。

2200mの大地は気持ちの良いところでした。

 

2500m付近の核心部に向かっているところです。

 

目の前の岩場がこのルートの核心部。

写真ではわかりにくいのですが、結構立っています。

この日は雪に弱層があったため、雪壁を避けて岩場に近いところにルートを取りました。

 

核心部を抜け、鳴沢岳方面を背にしています。

 

稜線を目指して歩きが続きます。

 

稜線に近づくと剣岳が顔を出します。

 

反対方向には槍・穂高連峰が見えます。

しかし天気予報では14時くらいから雨。のんびりはしていられません。

 

12時半に山頂に着きました。

一人だけかぜぎみで山頂をあきらめたほかは登頂。写真には全員写っていませんが。

 

下山は核心部の懸垂下降でちょっともたつきましたが、風雨が強まる前に下山できました。

降りてきて地元の人に聞いてわかったのですが、前日に針の木雪渓上部で雪崩に9人が流されたとのこと。

やはり尾根の往復に変更したのは正解だった。

月稜会も世代交代のため、次の世代のリーダーでやりました。

無事成功でよかった。

 


シーズン初の有笠山フリークライミング

2017-04-10 21:41:51 | フリークライミング

4月10日。有笠山に行ってきました。昨日までの雨が心配でしたが、こちらではあまり降らなかったらしく、当日も天気がよく、岩は乾いていました。ただ気温が低くて午前中は岩が冷たかったし、登っていないと寒いくらいでした。

 

みんなで「旅館有笠」5.10aでアップ。登っているのはいとしゅー。

 

私は「出前一丁」5.12aに。前回一度触りましたが落ちました。

今回は2便出しましたが核心のムーブがつながらず、あきらめました。

 

いとしゅー。「足を開いていけいけ!」5.10d。

オンサイトでした。

 

こぞー君。「とうりゃんせ」5.10c。

 

私。「南の国」5.12a.

難しそうに見えた下部は問題ありませんでしたが、スラブに入るところの2~3手が悪くて、1テン。

でも次は登れそうな感じでした。

 

これも「南の国」

そのほか「予選落ち」5.11a/bはオンサイト。いとしゅーもFLでした。

 

貸きりで楽しく登れました。

次は「気分爽快」もやってみたい。


第3回アッコマンカップ(ジュニアクライミングコンペ)

2017-04-01 01:29:23 | フリークライミング

3月31日。「第3回アッコマンカップ」を行いました。このクライミングコンペは、私が担当するビッグロックスポーツクライミングジュニアスクールとアラジンクライミング、ボルダリングジムポケットが一緒に始めたクライミングのジュニアコンペです。コンペですから順位を競うのですが、誰かに勝つことよりも、たくさんの仲間と励ましあい、応援し合ってよいクライミング仲間を増やし、将来にわたって切磋琢磨していってほしいと願って始めたものです。今回はそれに加えてスピーディー、ZEN、セントラル、ピナクルなどからも参加者があり盛況でした。

クライミングは楽しいし、ビレーヤーさえいれば一人でもできるスポーツです。でも長く楽しみ、より上手になりたければ、良い仲間がいないと続けるのは難しいと思います。これはクライミングに限ったことではありませんが、同じスポーツを一緒に励ましあって続ける友達は大切です。

だから私は「アッコマンカップ」のあいさつでは、「今日競い合う相手はライバルでもあるけれど、将来一緒に競い合いながらも励ましあい、応援し合っていく仲間だ」と訴えるのです。コンペに参加する以上、勝つつもりで頑張らないといけません。でも結果がどうであれ、大切なのは勝ったか負けたかではなく、何を得たかです。まだ先は長いのですから。「これからもがんばろう」という刺激や、良いライバルができたリ、仲良くなった子ができたり、自分が克服しなければならないことがわかったり、自分の良いところに気づいたり、いろいろ得るものはあるはずです。そういうことを目的に始めたコンペです。

今回も、初めてであった友達が頑張っているところを見て、「がんば!」と声をかけている様子を見て、とても感激しました。初めて会う子と友達になったり、コンペが終わってから一緒に片づけをしたり。このコンペでは、これからもそういうことを大切にいていきたいと思っています。

今回良い成績を残せなくても、それでもクライミングを楽しく続けられるというのは、とても素晴らしい能力です。今日勝った子はいろいろ優れた能力があったでしょう。でも負けてもクライミングが楽しいと思える能力は、きっといつかその子を開花させると信じています。

 

今回はかなり全体がレベルアップしていました。

 

思うような結果が出なくても、得るものは多かったと思います。

 

みんな個性豊かです。

 

こういう子たちを見ていると、指導者として身が引き締まります。

本気で彼らの期待に応えられるように頑張ろうと思います。

みんな「自分の夢が叶う」ということを疑わないで行けるように。

いつも楽しんで頑張れるように。

壁にぶち当たったら休んでもいい。投げ出さないように。

 

私自信、この子たちがいると楽しく元気でいられる。