Chimney角屋のClimbing log

基本的にはクライミングの日記ですが、ハイキング、マウンテンバイク、スキー、スノーボードなども登場するかも・・・。

生徒と一緒に

2017-06-23 01:02:19 | フリークライミング

先日、昭島にあるクライミングウォールに行ってきました。スクールの生徒に、コンペで使うような高さのあるルートを登らせたかったからです。やさしいルートでもいいからテンションを掛けずに登りきることを目標にしました。長さに慣れるためです。普段ビッグロックの11台を登っている生徒にとっては、今回登った10台のルートはやさしいはずです。しかしいつも登っている手数より多くなったときに、やさしいルートをやさしく登れるかはわかりません。それに慣れるためのトレーニングをさせたかったからです。

 

 最初は途中で力尽きていましたが、何本か登るうちに普段通り登れるようになってきました。

この生徒は対応能力が高い。

 

さて、最近の私は、自分のためのクライミングをすることが少なくなってきました。

でも、今は生徒を教えることが自分のクライミングになっているからです。

そういう意味では「自分のクライミング」をあきらめたわけではありません。

今はクライミングの理論を一つ一つ確認しながら、それをどうやって子供たちの体にしみこませていくかを考えて登っています。

合理的な動きをいくつか体験させ、状況に合わせてその中からその場に合った動きを再現できるように考えています。

 

もう一ス、指導する人間として考えているのは、たとえ生徒の人数が多くても、充実した指導ができるようになることです。

2~3人の生徒を満足させることは難しいことではありません。でもレベルが様々な生徒5~6人に充実した指導をするのは簡単ではありません。ですが、そのくらいできなければジムからお金をもらって指導する資格はないと思っています。人数が多いからと言って、生徒が満足できない指導しかできないのなら、それは素人指導者です。

まだまだ自分は努力しなければなりませんが、人数を減らして質を保つのではなく、指導能力を上げて質を保ちたいと思います。