Chimney角屋のClimbing log

基本的にはクライミングの日記ですが、ハイキング、マウンテンバイク、スキー、スノーボードなども登場するかも・・・。

スクール生と甲府幕岩

2017-05-29 21:56:01 | フリークライミング

今日は甲府幕岩に行ってきました。

月稜会のぼくりんと私のスクール生1名で行ってきました。昼間は5月とは思えないほどの暑さで、私がトライしようと思っていたルートはどれも日当たりがよく、取りつく気になれませんでした。でもぼくりんとスクール生のビレーヤーとして頑張りました。

ジムが中心の生徒で競技を目標にしている生徒ですが、やはりクライミングをする以上、本物の岩は登るべきです。

技術や精神面で鍛えられることも期待できると思いますし、何よりもより創造的で楽しい本来のクライミングが味わえます。

人工的な環境で行われるスポーツに親しむにしても、本来の環境でやってみることは意味のあることだと思います。

水泳選手も海や川で泳いでみたほうがいいと思うし、スキーの選手も自然の山の中で滑ってみるのがいいと思います。

 

ジムで上手に登れる人でも、本物の岩を初めて登ってみると、ジムでできることができないものです。

ホールドが小さかったり、足置きが信用できなかったり。自分でホールドを選ばなければならなかったり。

でも、比較的子供たちは平気でムーブを繰り出します。特に柔軟性の高い子はいつものジムでのムーブを使えます。

スクールに通う子供たちは、初めから効率の良いムーブを身に着けていますから、難しい局面を打開しようというときに、いくつかの選択肢を持っています。それらを試してみようとするのです。

選択肢を持っていない人は、いろいろ試しているようでも、やっていることはムーブではなく、持つところを変えたり足の位置を変えてみたりしているだけで、動き自体を修正しようとしていることは少ないように思います。

リーチのない小さな子には難しいだろうと思ったルートも、大人は使わないような小さなホールドを使って何とかしてしまいます。

本当に驚かされます。

この子たちが極小ホールドを苦にせず登り続けていくと、一流クライマーだけがが保持できるようなホールドを使って登れるようになるのかもしれないと思わされました。


BRジュニアチーム、仲間の大切さ。

2017-05-25 01:06:50 | フリークライミング

今日は「ビッグロック ジュニアチーム」の練習で5名全員が参加しました。

自分の目標に向けて自分で建てた練習計画で行いましたが、最後にメンバーの「足置きが難しい課題をつくってください」という要望に応えてボルダーの課題をみんなでやりました。

足も悪いうえに、1手目の外傾カチでマッチするのが難しい課題です。3級くらいの課題。一人でやっていたらあきらめちゃうかも知れない課題ですが、5人でやるといろいろみんなで考えたり、保護者が考えてアドバイスしたり、5人みんながあきらめません。

これがグループワークです。一人で練習するより、グループで練習する効果はこういうところにあります。

みんなで考えてアドバイスし合う。うまくいったら称えあう。応援する。ほかの人の優れていることを認め、自分の良いところに気づく。今まで気づかなかった自分を客観的に理解する。そのうえで次の目標を立てる。

一人で黙々と練習していても得られない効果です。ジュニアチームは、チームとしてお互いに高めあっていきたいと思います。


ビッグロックジュニアチーム開始

2017-05-11 00:51:38 | フリークライミング

ジュニアクライミングスクールの生徒の中で、「自主練習をしている生徒」「目標をもっている生徒」「リードクライミングができる生徒」という条件でチームを作り、今日から「ジュニアチーム」が始まりました。チームといっても今は4人。ほかにも声を掛けたい生徒はいるのですが、保護者の方にお話しする機会が持てていないとか、いろいろな理由でまだ4人です。

方針は、「子供たちが自ら目標をもって、トレーニングすること」「指導者と生徒のカウンセリングを中心にして行うこと」「仲間同士の影響力を大切にすること」です。

今日は4人にノートを配り、「将来の目標」を書いてもらいました。

3人はオリンピックへの出場を書いていましたが、一人は「ワールドカップで世界一になる」と書いていました。

目標を忘れることなく頑張ってほしいですが、私も相当頑張らないといけません。

 

次に、もう少し近い目標を考えてもらいました。

「ワールドカップで世界一に」なりたい子は「来年までに5.12aを登るのが目標だそうです。

実によく考えられた目標だと思いました。難しいけど無理ではない。良い目標です。

まあ、目標に良い悪いはないですが、「頑張れば届きそうな目標」を考えています。

 

次回は「目標を達成するために、今やらなければならないこと」を考えてもらおうと思っています。

 

私も子供たちに「頑張れ」といえるくらいがんばる。