Chimney角屋のClimbing log

基本的にはクライミングの日記ですが、ハイキング、マウンテンバイク、スキー、スノーボードなども登場するかも・・・。

武川岳~大持山~小持山~武甲岳&祭の湯

2020-02-10 20:40:02 | ハイキング

2月10日。突如前日に計画して奥武蔵の方にハイキングに行ってきました。山にはいつも車で行くのですが、今日は一人だし、帰りにビールも飲めるということで、電車で行ってみました。奥武蔵と言われる山域には、いくつも人気のハイキングコースがあるようですが、私は行ったことがありません。クライミングでは何度も行っているのですが、ハイキングに行ったことがなかったのです。

朝5時に大崎駅から電車に乗り、池袋から西武線。芦ヶ久保についたのは7時半頃でした。大崎からは遠い!トイレに寄ったり自販機で温かい飲み物を買って魔法瓶に詰めたり、着衣や靴を整えたりしていたら8時近い時間になってしまいました。

吾野駅のすぐわきの線路下を潜り抜け、ハイキングマップに載っていない山道を行き、山肌をトラバースすると一般的なハイキングコースに合流。私より前に出発した単独ハイカーを追い越してしまったようだから、ショートカットできたみたいだ。石灰岩のきれいな渓相の沢道を登り、水が枯れたあたりから左上の稜線を目指して登るようになり、稜線に出るとわずかで二子山の雌岳につく。冬枯れのせいで両神山や遠くに真っ白な浅間山も見える。9時ころに二子山雄岳につく。休まずに先に進む。ここからはいったん下り武川岳までは長い稜線だ。途中の焼山手前のピークで休憩していると、駅で先発したハイカーが追い抜いて行った。

稜線から痛々しい姿の武甲山が見える

 

山の向こうに真っ白い浅間山

 

 

今日は捻挫からのリハビリ山行だったが、まあまあ調子は良く、武川岳の手前で先行者を追い抜いた。武川岳には10時15分頃に到着。開けた気のちのいい山頂だった。大休止をして妻坂峠に下る。ここから大持山まではだらだらと長い稜線。大持山直下でもう一人の先行者がいた。違う道から登ってきたようだ。追い抜いて山頂手前ではアイゼンを付けた女性二人とすれ違う。この先は雪道なのか。山頂に11時半到着。二人が休んでいた。前に追い抜いた二人も到着し、私より先に出発していった。みんなたばこを吸わないから休憩時間が短いんだなあ。

大持山からの下りはやはり雪が多かった。軽アイゼンは用意してきたがつけないで歩いた。ほかに人を連れてきていたら付けていたところだが、一人なので自分が大丈夫なら使わない。子持山を過ぎても下りは北面なので雪道。1088mのコルにはしおじくぼだったかしろじくぼだったか、名前がついていた。ここからは登り一方で武甲山だ。ところが途中でストレッチングをしたら足がつってしまった。調子がいいと思って飛ばしすぎたか。リハビリ山行なんだからもっとゆっくり歩けばよかった。だましだまし山頂直下の神社まで登る。このあたりの神社の狛犬はオオカミだということを知っていたので、興味深く観察してきた。山頂は神社のすぐ裏、なのに採石業者の設置した柵に遮られ、山頂に立てない残念な山だった。でも展望台はある。1時25分着。

 

御岳神社の狛犬はオオカミ

残念ながら山頂に立てない武甲山

 

展望台から男体山が見える

 

多分日光白根山

 

多分谷川岳

 

 

 

秩父市街を見下ろす。

 

 

下山は裏参道という登山道。浦山口の駅までは遠いのでさっさと駆け下ろうと思っていたら、下山開始数分後に石車に乗って、リハビリするはずだった左足首をまたひねってしまった。馬鹿なことをしてしまった。すぐにテープで固定し歩いてみたら、何とか歩けないことはなかったが、ここからはペースはがた落ち。精神的にもとてつもなく長い下山になってしまった。でも考えてみると私の登山人生の中では、もっとつらいこともあった。そんな一つ一つを思い出すと、こんな捻挫なんて何でもないことのように思えてくる。橋立につくと息をのむほどの石灰岩の大岩壁に出会い、足の痛さも忘れてしまった。ああ、ここが観光名所でなければ二子山にも劣らないクライミングの岩場になるのに。

林道の途中に、ちょうど休むのにちょうどよさそうな落石。2019年の台風で落ちてきたんだって。

 

橋立の大岩壁。良いクライミングエリアになりそうなのに。

 

下山してから見上げる武甲岳。いつなくなっちゃうのだろうか。

 

浦山口駅には3時半についた。

浦山口から秩父駅まで行って西武線に乗り換えるのかと思ったら花畑駅だった。余計な切符を購入してしまったが降り間違えずに済んで、祭の湯に寄った。立派な駅舎に併設された施設で、ほかにも駅舎にはフードコートやお土産屋もある。

祭の湯はいわゆる大型日帰り入浴施設で、平日にも関わらず大変にぎわっていた。コスメ、薬湯、高濃度炭酸泉、露天風呂、サウナ、水風呂など機能的には充実しているし十分な広さもあり、良い施設だ。私は最近炭酸泉がブームで炭酸泉のみ入った。サウナはマットがびしょびしょだったのと騒がしい若者たちの傍若無人ぶりに、入るのをあきらめた。でもその分炭酸泉にゆっくりつかり温まった。


湯河原幕岩 うに清 みやかみの湯

2020-02-03 20:50:49 | フリークライミング

2月3日。湯河原幕岩に行ってきました。梅まつりが行われていて、駅前のデニーズに車を止め、バスで行ってきました。梅も5分咲きくらい。

梅の花とメジロ。

 

先日久しぶりに岩に触ったら、あまりにも登れなくて、反省してリハビリクライミングを始めました。今日は同じく手術からリハビリ中のⅯと、初心者のTに混ぜてもらったので、同じルートを登らせてもらいました。サンセットでアップ。ダイヤモンドヒップを再登。アボリジニをTのためにヌンがけ。サンセットの横をNPで登る。みんな早上がりだったのでこれで終わりでした。数年前までアップで登っていたダイヤモンドヒップでテンションが入ってしまったので、かなりのリハビリが必要な感じ。こっれからは真面目に上ります。

水仙とクライマー。

 

頑張るT。

 

「サンセット」の横のフレークをNPで登る

 

早く上がったので、この前行って気に入った「みやかみの湯」に行きました。ここはこじんまりとしているが、隅から隅まで気を使って作っているな、と思わせてくれる施設。こじんまりとしているから行き届いているのかもしれませんが、何しろリラックスできるお風呂です。静かな湯面。良い湯加減。清潔感。落ち着いたデザイン。今日は二階の休憩室に上がってみました。設備は最小限ですが、風呂上がりの体を休めたり、待合室としては十分。テラスもありました。ここは大人数ではなく、一人か数人で静かに立ち寄りたい場所です。

帰り道に真鶴の「うに清」に寄ってきました。何年ぶりだろう。記憶とは違った店構えになっていた。前に行ったときは道の海側に店があったように記憶しているが、反対側にあった。おひとり様「竹コース」とノンアルコールビールを注文。鮮魚の刺身、煮物、焼き物がテーブルいっぱいに運ばれて、「食べきれるのか」と不安になったが、おいしく完食。刺身は最初は一品ずつ食べていたが、最後はご飯に載せ、自分流の海鮮丼にして食べた。おなか一杯になった。

「うに清」のおひとり様竹コース。

 


山梨県倉掛山  のめこい湯

2020-02-01 01:29:24 | ハイキング

1月27日。山梨県丹波の倉掛山に行ってきました。

最近歩いてないのでまた少しづつ歩くようにしようと思い、また、あまり出番のない登山靴を使うために、雪のあるあまり寒くない山を選びました。計画では物足りないくらいの行程に思えたのですが、行ってみるとかなり歩きでのある工程でした。天候は曇りのち雪でしたので、雪の中の歩きを期待していましたが、帰りの車で雪でした。

柳沢峠を8時半に出発。30分ほどで1671mのピークに出て、ここからはアップダウンはあるのもののほぼ稜線を水平移動。少し進むと三窪高原。つつじで有名な場所だが、この時期には周りの木々の葉が落ちていて、展望を楽しみながら歩ける気持ちのいいところだ。

富士山や南アルプスが見渡せる。

 

白樺の木が女性だったら、かなり美人な白樺の木。

 

稜線上の登山道。

 

歩き始めて40分。NTTの電波塔を通る。さらに10分ぐらい進むと1673mのピークに到着するが、その下には巨大な太陽光発電施設が広がっている。再生可能エネルギーの開発には賛同するが、こんなところで太陽光パネルの広場を見せられるとがっかりする。自己矛盾を感じる。

なんともがっかりな太陽光発電施設。

 

なるべく車道を避けて進むとアップダウンは急になり、いくつかのピークを越えると倉掛山山頂についた。11時半だった。思っていたより時間がかかった。山頂の手前は歩いてきた反対側の金峰山や、眼下の広瀬湖が見えるが、山頂は木々の中で山頂表記もない好ましい場所だった。昨日は日曜日だったが、天気が悪かったせいか誰も歩いた形跡はなかったし、今日も誰とも会わなかった。山頂も静かで「ここにきて良かった」と思える一日だった。帰りはアップダウンを避け車道も利用したが、結構遠回りをさせられるので、最後は地形図を頼りに道のないところをショートカットして柳沢峠の駐車場に戻った。14時だった。

山頂直下から眺める金峰山方面。

 

眼下の広瀬湖。

 

山頂にて。

 

帰りは何度もお世話になっている「のめこい湯」によって行く。ここは掘っ立て小屋の時から何度も入っているが、お湯がアルカリ泉でつるつるしていて気持ちいい。「のめこい」とは、ぬるぬるとかつるつるとかぬめぬめとかの感触を表す方言だ。私の実家では「ぬめっこい」と言っていた。サウナにも入ってみた。広いサウナで温度も高め。壁の木は焼けているが嫌な臭いはしなかった。利用者が少ないためか、敷きっぱなしのタオルは乾いていて、少し躊躇しながらも座れた。水風呂は一人サイズで20度くらいの入りやすい温度。早く帰って孫の顔を見たいので2セットだけにしておいた。