タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

リベンジ登山~1

2020年06月08日 | 山歩きから
昨日も書きましたが、毎年この時期にタカカノの実家に行きます。

その故郷は、今では三次市となっていますが、合併前は布野村、広島島根県境の村です。

布野村はアララギ派の歌人中村憲吉の故郷でもあり、今も村人から尊敬され中村憲吉記念文芸館も出来ています。

その生家のそばを通って島根県に向かいます。

    

昨年も衣掛山に登るつもりで出かけましたが、県境の赤名トンネルを出ると雨になり、目指す低山は雲の中でした。

そのような日に登っても面白くないので、、、、、、

    

その日は近くを観光して帰りました。

昨年はそのような状況だったので、昨日の登山は「リベンジ登山」のつもりでした。

天気は最高、北よりの風が心地よく、また、空気がクリアで山頂からの展望は申し分ないものでした。

    

衣掛山は戦国時代に山城が築かれ、赤穴瀬戸山城として有名なところです。

ふもとを国道54号線が走っているので、そのそばを何度も行き交ったことになりますが、登ることを意識したのは最近のことです。

    

登山口は赤名小学校のそば。山頂まで1000メートルの小さな登山です。

   

    

しばらく行くと鳥居が現れました。

その奥に赤い木の鳥居がズラリと並んでいました。しかし、タカ長には何の鳥居か分かりません。

歴史の山を登るには事前勉強が必要ですね。不勉強なタカ長は何もしていませんでした。

松田左近の墓と関係があるのかなぁ???

    

急登もない、緑の中のいい道でした。しばらく登ると上から、小さな金槌を持った人が下りて来ました。

金槌の訳を聞くと、登山道の整備に使うのだとか。どこの山にも、人知れず努力をされている人がいるのですね。

お蔭様でポンコツ登山隊も安心して登ることが出来ます。有難うございます。

    

    

赤名集落のすぐそばの山ですが、意外に奥深い感じでした。

ここでもキビタキの声を近くで聞きましたが、今日もまた「姿は見えず」です。

    

呼吸など乱すこともなく本丸の近くまで登ってきました。

このような案内板などをチェックするために金槌が要るのでしょうか。

    

尾根に近づいても深い森、なかなかの雰囲気です。

この山道のそばにはたくさんの花が見られるようですが、今は端境期だと先ほどの人が言っていました。

    

山頂が近づくと空が光っていました。夏の空です。

タカ長にはあまり嬉しくない光景ですが、この日は北寄りのさわやかな風が吹いていました。

これなら暑さ嫌いのタカ長も気になりません。

    

大手門跡まで登ってきました。

この近くには足もとに石が目立ちました。この山城が現役だったころの名残でしょうか?

    

    

そのすぐ先が山頂でした。

ご覧の青空です。そして、、、、、

    

大展望です。

エッ、写真が小さくてよく分からない?そうですね。

山頂からの展望を紹介するのは明日になります。