タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

09年の渡り~序盤の結果は

2009年03月11日 | タカの渡り観察
今春のノスリは明らかに早く渡っています

 09年春の渡り結果をトビ吉おじさんに整理してもらいました。これがそのグラフです。



 緑の棒が今年の結果。赤が去年のものです。

 解説不要。一目瞭然。去年とはまったく違ったパターンになっています。


 同じグラフの前半部分を大きく表示するとこのようになります。

 明らかに違いますね。

 昨年のシーズントータルが  689羽
 今年は今日の段階で  450羽

 今年はすでに昨年の65.3%が渡ったことになります。

 今年は昨年より総数が増えて1000羽以上の渡りを記録できるのならこれから大いに期待できますが、昨年と同じ程度しか渡らないとしたらこれから先はあまり期待できないことになります。

  昨年の結果、それまでの結果から見るとこれからが春本番ですが、総数がこれまでと変わらないとしたら、今週末を期待されている週末ウォッチャーの方にはあまり歓迎されない情報を出したことになりますね。

 しかし、本当のことは誰にも分からないのです。昨年の倍増を目指してタカ長観察地に足を運んでください。

 観察結果は目の数に比例して増えることは確かですから、、、、、、。

今日の渡り~3月11日

2009年03月11日 | タカの渡り観察
三桁の渡りは見たけれど、、、、、、

 観察前の裏山での探鳥(略して「裏探」)でも小鳥たちの動きが少しずつ活発になってきたようです。まだ、夏鳥は記録していませんが、ウグイスの囀りもカラ類の動きも、キツツキの仲間のドラミングも聞こえ、近くではコジュケイが鳴いて、、、、楽しい季節になってきました。

 その裏探から観察地に帰るのとほとんど同時に渡り始めました。タカ長はまだ化粧前(つまり準備が整っていない、と言うこと)でした。

 A山のほうからノスリが流れてきます。カメラの準備も出来ていない状態でしたが、本当に頭の上に流れてきたので後追いとは思いながら1枚写したのがこの写真です。



 バックには雲もなくて面白くなかったのですが、結果的にはこれが今日一番近い(低い)ノスリでした。



 一度に6羽とか5羽とか出たのですが、どれも遠かったり、黒い雲をバックにしていたりして「風景の中の1枚」と言える写真も撮ることが出来ませんでした。この写真でも5羽くらいのノスリが写っていたら、それなりの写真にはなるのでしょうが、なかなか思うところに飛んできてくれません。

3月11日   晴のち薄曇

  観察者      トビ吉 タカ長
  観察時間     8:45~16:00

     ノスリ           122
     ハイタカ     西向き  2
     ハイタカSP   西向き  3
     ツミ        東向き  1

 数的には満足しなくてはいけないのでしょうが、全体に高かったので数の割には印象の薄い今日の観察でした。

トビ吉おじさんと二人だけで良い思いをすると、週末に「キョージュ」や「ガミーネ」が来てくれないので、、、、、

 今日は遠くからそっと楽しませてもらいました。

 それにしても今日は、昨日タカ長が行った障子岩のあたりから流れてくるのが大半でした。今日登っていたらタカ長ひとりが良い思いをさせてもらっていたのに、、、、。

   抜け駆けは許してもらえないようですね。