「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

#510 ラガーの大追跡 決定稿

2023-12-03 21:32:20 | 台本書庫

渡辺徹さんが急逝されて早1年。本当に早いものです。
やっぱり未だに実感が持てませんね・・・・。

さて、今回の台本倉庫ですが、徹さんをしのぶ意味と、太陽愚連隊のラガー本完成のご苦労様にちなみ、
#510「ラガーの大追跡」(1982年6月4日OA)です。

書き込み台本ですが、どうやら山本監督使用台本にように推察するものです。
徹さんとしては、ラガーの新人試練が明けた後、アイドルとして売り出そうとするあたりの作品、
500回記念ベルト期間のためか、西村晃さんの登板で新人と癖のある名優との競演、これ、当時はかなり意外性がありました。西村さんはまだ黄門様になる直前だったので、どちらかといえば強面的な部分の方が強い印象があった時期。
西村さん演じる志賀は戦後たたき上げの会社会長。戦中話等も入ってきてアクセントになっていますが、太陽で戦中要素が入ってくるのは非常に珍しいです。

西村さんの氏名は手書き。


冒頭、台本ではバスに乗って病院へ赴くラガーはカット。

その他は結構台本通り(^_^;)

しかしボスとドックのやり取りは変更(^_^;)

NCはボスの指示だけ本編使用。

志賀がラガーの追跡に気付くシーンはカット。
その方が志賀の「鋭さ」が際立った印象に。
それにしても志賀運転のカローラHTは、「クーペ車」「2ドアHT」などいろいろと表現が。

衣装のメモなど細かい。
ドックのギネスブックのくだりは台本にあり。

シーン割、志賀とラガーの対決が細かく手書き。

ラストも意外と台本通り(^_^;)

とりあえず、気付いた部分をUPしました。


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X巡回+(ロケ地検索)サンテレビ太陽放送12/3 山さんの父性、戸惑い、人生を変えるある決意と事件。

2023-12-03 07:38:40 | 放送予定

X警察犬ジュン回

*太陽はイマジカなので関連はしていませんが、
東京現像所の事業終了により、返却先不明で廃棄対象とされていたフィルム原版は、TOHOアーカイブが引き続き管理することになったということでとりあえず解決したそうで。
ただ、フィルム・VTR作品についての保管の今後は、せっかくの国の財産なんだから、国で管理しても良いと思いながらも、いろいろとあるようですしね。

*Gメン東映チャンネル再開・・・待て、#1から?
そうか・・・特捜隊と同じパターンなのね(^_^;)
東映はオンデマンドの方も活発なので、東宝系がより観たくなるのはこりゃ人情でしょう(^_^;)それに元々は東映作品中心に商品展開していたベストフィールド社も東宝作品へ手を伸ばしているので、『東京バイパス指令』のリリースに期待。

*BS東急松竹の『暗闇仕留人』。実は小職の必殺導入がこれだった・・・久々に通しで観ていますが、かなりゲストが豪華。それにしても大吉。当初予定の露口さんや竜さんで、「なりませぬ」は違和感だよなぁ・・・(^_^;)。近藤洋介さんの独特な押しの強さだからこそだと思うし、石坂さんの貢が飄々マジメキャラなので、これでバランスが取れている感じですね。しかし、この作品のことを考えると、『江戸の旋風II』は、大吉・半次のスピンオフに露口さんという布陣だよなぁ・・・・。


さて、12/3サンテレビ・太陽放送。
#179は、ここから始まる山さんと息子(隆)との関係を踏まえておくには是非見ておかないとならない作品です。
「おさな子」は観ていてもこの作品をご覧になっていない方が意外に多い感じなので(^_^;)

山さんの戸惑い、父性、どうしようもない両親を持つある姉弟との出会い、親子の関係?年齢を介さない個々の人間としての関係?親子の条件、親の条件?子の条件?山さんはこの事件で決定的な「家族の条件」を掴みます。小瀬格氏の珍しい凶悪犯役、そして何よりも不惑な山さんの動揺、特に敏夫の意識が戻った時の2人の会話中の山さんの表情、ご堪能ください。

山村「今まで子ども扱いして悪かった。君は大人だし、男だ。」


【地上波】サンテレビ・テキサス&ボン編

12/3(日)
11:00~11:54
ドラマ 太陽にほえろ!(テキサス・ボン編 第12話)
サンテレビ1(地上波)

第179話 50.12.19 親と子の條件 (山さん・テキサス)

レギュラー:藤堂俊介 
        石原裕次郎

      三上順
       勝野洋
      田口良
       宮内淳
      
      山村精一
       露口茂
      石塚誠
       竜雷太
      島公之
       小野寺昭
      野崎太郎
       下川辰平

矢島明子/木村理恵

セミレギュラー:山村高子/町田祥子

ゲスト:立原和美 永久勲雄
   山崎猛 大坪日出代 近松敏夫 酒井郷博
   森本三郎 岩瀬ゆうこ 日下部光宏 
    小瀬格 

脚本:鴨井達比古 小川英

監督:竹林進

山さんに借りた判例集を返そうと山村邸に赴いたテキサスは、庭先で赤ちゃんを抱いて楽しげな高子と、少々戸惑った感じでわれ関せず感を漂わせている山さんに驚く。
話を聞くと高子の遠縁の子で、母親が亡くなったため預かっていると言うが・・・。
そんな時、拳銃強盗が発生。
犯人の沼田と言う男は娘と息子が居るが、二人とも父親の存在を「否定したい」様子。
身勝手すぎる父親、別れた後都合のいい時だけ子供の母親に戻っていた女、その両親を反面教師として強く生きる姉と弟、しかし弟の方は姉よりはきっぱりと父親の存在を否定出来ていないのを悟った山さんは、それとなくその弟に寄り添う。テキサスは姉の方をマークするわけですが。
弟と打ち解けていく山さん、中学生の弟の「個の人格」を認め始めた頃、弟は父親に誤って撃たれてしまい、重体となってしまった・・・!

ここから始まる山村家の血のつながらないストーリー、強盗犯の子供たちを通じて、山さんが家族の構築をある意味覚悟する記念すべき一編です。

山さんと弟の絡みが秀逸です。
そして、身勝手な親に対しての山さんの怒りもまた同じ。
この作品で山さんは血の繋がり云々では人の繋がりははかれないということをハッキリ認識します。
なので、後年の「新しき家族」もこの作品を踏まえて観ると味わい深いです。

=ロケ地検索=
今回は世田谷大捜査線です。
昨日のブラタモリが世田谷。奇しくも今回採り上げられた近辺でのロケが発端です。

(コロンボ総統氏捜査結果サンクス分含む)

*依田時計店 世田谷2丁目(現存!)
*世田谷2丁目5近辺
*世田谷区船橋1丁目9−3 船橋会館前
*世田谷区宮坂1-25 世田谷八幡宮、東急・宮の坂駅付近
*世田谷区砧5丁目 麻雀東風など
*世田谷通り(砧3丁目)
*シベール洋菓子店 世田谷3丁目11−12
*世田谷城址跡
*世田谷区大蔵3丁目6−2 東京国税局大蔵寮
*世田谷区宮坂3丁目7−6 ライオンズマンション経堂第2
*ファミリアは数寄屋橋阪急百貨店?(銀座ファミリアオープン前)


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