上海城市新聞 Vol.31 『21年振り20回目の台湾旅行』 (その2・九份観光)https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d8ff0ad854e58fb289b4bf7ab17577e7
旅の一日目、台北郊外の「九份」を観光し、「九份老街」バス停で、台北市内に戻る「基隆客運」の1062番バスを、待ちます。既に、20人程の観光客が列を作っていました。
バスがやって来たのは、16時50分頃。多くの乗客は、ICカードを読み取り機にタッチして乗り込むのですが、隊長のような現金客は、運転手に行き先を告げて、前払いします。下車する「捷運忠孝復興站(駅)」バス停までの運賃は、100元(約490円)。
お釣りが出ませんの、500元札や1,000円札は、事前に両替しておく必要がありますね。1062番バスの始発は、「金瓜」なので、先客と合わせて車内は、30人ほどに。それでも、座席に着くことが出来ました。
1062番バスは、観光用直行バスではなく路線バスなので、途中のバス停で、乗り降りがあります。次のバス停で降りる時は、日本と同じで、降車ボタンを押して運転手に知らせます。
九份は、標高500mに位置するのですが、バスは急峻で曲がりくねった坂道を、かなりのスピードで飛ばずので、一瞬気分が悪くなる時もありました。
「捷運忠孝復興站」バス停に到着したのが、17時20分前後。行きの1時間10分より、20分多く時間がかかったのは、台北市内に入ってから、帰宅ラッシュの渋滞に巻き込まれたからです。
バス停と、目と鼻の先にある「捷運(しょううん)忠孝復興站」の駅構内へ。「台北捷運(略称:MRT」とは、台北とその郊外を走る地下鉄・新交通システムのことです。
宿泊先の「兄弟大飯店(Brother Hotel)」のある「南京復興站(駅)」へは、地上高架部を走る新交通システムの「MRT文湖線」に、乗車します。
バスと同様に、交通系ICカードではなく、券売機で乗車券を購入します。乗車券は、日本の様な “磁気式乗車券 ”ではなく、プラスチック製の “コイン型非接触ICトークン” です。
このトークン、自動改札機のゲートから入る時には、読み取り部にかざして、出る時は、自動改札機の挿入口にトークンを投入します。隊長は中国各地で経験 しているのですが、日本ではあまり普及していないシステムなので、見ていると日本からの観光客とおぼしき人が、改札口を出る時にどうして良いのか、戸惑っている姿を見かけます。
「忠孝復興站」から一駅の「南京復興站」までの乗車時間は、約3分。運賃は、20元(約94円)でした。台湾も、中国同様に、公共交通機関の料金は、日本と比べて断然安いですね。
「兄弟大飯店」は、「南京復興站」に隣接しているので、ホテルに戻ったのは、18時30分頃です。
チュックインをし、預けていたキャリーバッグを受け取り、10階の客室へ。
宿泊したシングルルームのお値段は、一泊 税・サービス料・朝食込みで、3,800元(17,860円)。ホテルの料金は、日本の大都市や観光地のシティホテル並みですね。
当ホテルの創業は、1979年ですが、客室内は、リノベーションされていて、綺麗で設備も新しいです。
寝室は、若干狭いですが、バスルームは十分な広さです。トイレは、台湾製の温水洗浄便座。トイレットペーパーを捨てるゴミ箱が置いてあるのは、中華圏共通なんでしょうね。
シャワー・蛇口から出るお湯は、温度調節も量も充分です。昔、台湾のホテルで、シャワーのお湯がなかなか温かくならず、湯量も少なかったのは、今や昔ですね。
タオルの品質も柔らかくて良いです。こちらも、ゴワゴワで擦り切れそうなタオルを提供する台湾のホテルに、泊まった昔のことを思い出しました。
但し、室内アメニティは、スリッパ、バスタオル・フェイスタオル・ハンドタオルが各2枚と、シャンプー、リンス、石鹸だけで、バスローブも、歯磨きセットも、ありません。
一泊 18,00円近くの料金を払っているのにと思うものの、環境保護の取り組みの一環と聞けば仕方ないですね。
嬉しいのは、ミネラルウォーターだけでなく、冷蔵庫に入っているコーラ・ジュースが無料なこと。
30年来の台湾人の友人・鄭さんとの待ち合わせが、19時にロビーなので、キャリーバッグの鍵を開けて、着替えを取り出すのも、そこそこにエレベーターに乗り込みます。
鄭さんとホテル2Fにある台湾料理の「蘭花廳(庁)」へ。
店内は、賑わっています。
先ずは、プレミアムビールの “金牌台灣啤酒” で、喉を潤します。
頂いたお料理は;
“魯肉(台湾風豚肉の角煮)”
“炸蚵酥(台湾式カキフライ)”
台湾家庭料理の定番 “菜脯蛋(切り干し大根の卵焼き)”
“杏片香雞(鶏肉のアーモンド揚げ)”
奥の “蛋黄明蝦(卵黄入り車エビ包揚げ)”と、手前 “芝麻香苧捲(ゴマ風味春巻き)”
締めの “担米糕” もち米のご飯の上に、醤油で味付けされた肉そぼろ、キュウリの漬物、茹でピーナッツ、魚のデンブが、トッピングされた台南地方のローカルフード。
どれも、昔から隊長の好きな台湾料理ですが、早朝に起きて、飛行機に乗り、そして九份からの帰りのバスの荒っぽい運転、など疲れがたまっていたのでしょう。ほぼ会食が終わりに近づいた、20時30分頃に、気分が悪くなってきました。
宴をお開きにすることにしてもらい、部屋へ戻りました。そして、着替えもそこそこにベッドに倒れ込む様に横たわりました。
こうして、旅の一日目が終わりました。
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* 料金の情報:NT$の円換算レート (1元=4.7円) は、2025年3月現在のものです *