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米政府、「普天間継続使用」を日本に伝達へ
【ワシントン=佐々木類】米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題をめぐり、鳩山政権が目指す5月末までの決着が困難になっているのを受け、米政府は飛行場を継続使用していくとの判断を固めたことが分かった。複数の日米関係筋が明らかにした。米政府は今後、鳩山政権の出方を見守りながら、継続使用する考えを日本側に伝えるタイミングをはかっていく。(産経新聞)
[記事全文]
◇
大山鳴動鼠一匹とは、・・・あれだけ移設先で大騒動した結果が「現行案」で決まった、ということだろう。
だが、大山鳴動鼠一匹どころか、屁の一発も出なかった(失礼)・・・そのマンマ普天間と言うのが、今回の米軍側の提案と言うことになる。
だが、これは別に驚くにあたらない。
以前から「普天間固定化」は囁かれていたことである。
だが、それでは新内閣成立以来の日本国中どころかアメリカを巻き込んだ大騒動は一体何だったのか。
屁の一発も出なかったでは、寝た子を起こされた屁の子、
いや、辺野古の住民にはどう説明するのだ。(辺野古住民には誘致賛成派が多い)
*
今朝(18日)の沖縄タイムス社説のタイトルはこれ。
徳之島に限らず、いまさら日本国中何処を持ち出してきても「問題をまきちらす」ことに変わりはない。
それにデッドラインは残すところ僅か一月半に迫っているのだ。
そもそも前政権が13年もかけて模索した米合意を、いとも簡単に反故にしたことが「問題をまきちらした」最大の原因ではなかったのか。
そしてルーピー首相を「沖縄の思い」という魔物で洗脳して、ここまで追い詰めたのは、ほかならぬ沖縄タイムスを筆頭にした沖縄メディアではなかったか。
その結果、ルーピー首相が突きつけられたのは回答不能の方程式だった。 ⇒ 回答不能の方程式、普天間移設
沖縄タイムスは散々ルーピー首相をおだて上げ二階に押し上げておきながら、今さら梯子を外すような社説では、二階のルーピーがぼやいているではないか。
⇒ 鳩山首相「普天間なんて皆、知らなかった。メディアが動きすぎ」 - 産経新聞(4月16日)
問題整理のため過去エントリーから抜粋し編集加筆して引用する。
■正解不能の三元方程式■
鳩山首相が突きつけられた三元方程式とはこれ。
(1)受け入れる地元側の同意
(2)連立政権内の合意
(3)海兵隊の一体運用の確保
先ず(3)から検討してみると、特に台湾有事を考えれば海兵隊の機動性を生かすためには、「県内」が必須であるが、鳩山政権になって以来散々「県外・国外」で寝た子を起こしてしまった現在では、国内で地元の同意を得ることは困難である。
次の(2)は、社民党の「県外」と国民新党の「県内」では現在全く合意点はない。
最後に米国側が最重要視するという(1)は、「県内・県外」共に地元の合意を得ることは困難であり、今から「国外」を模索しても着地点を見つけるのは至難の業である。 後述するが「県外」には移設経費の(面でも問題がある。
鳩山首相の優秀な理科系の頭脳をもってしてもこの方程式に解を出すことは不可能であろう。
ということは、巡り巡って「辺野古沿岸案」という合意通りで決着するしか選択肢はなくなった。
「辺野古回帰」に対しては宮城能彦沖縄大学教授が、『WILL』掲載の「本家・ゴー宣」の中で歯をむき出しにして怒っておられる。
念のため付け加えると、宮城教授はマンガの表情は怖いが、本当は優しいお方である。
で、その怒りの言葉がこれ。
「もう今さら辺野古移設なんて言っても、沖縄県民は賛成しませんよ。 絶対に怒ります。」
「これは理屈の世界じゃない。 完全に感情論になってしまいました!」
*
そして、「今さら辺野古なんて」という感情論で沖縄県民が反対するとなると残る道は一つしかない。
それが冒頭に引用の「普天間基地固定化」である。
何度もくり返すが、普天間移設の話は、元々米側が言い出した案件ではなく日本側が「沖縄の思い」を聞き入れた合意であった。
ルーピー首相の迷走の結果、移設先が袋小路に入り込んでしまった今となっては、
米側にとって「現行案」どころか「現状のまま」の方が「問題を撒き散らす」可能性が一番少ない選択肢なのだ。
来日中のキーティング前米太平洋軍司令官(退役米海軍大将)が、朝日新聞のインタビューで、数ある移設候補地の可能性をほのめかせながらも、「沖縄の方が好ましい」と述べていた。
「沖縄の方が好ましい」とする理由については「現に今、駐留しているからだ」というごく当たり前の理屈からだ。
⇒米海兵隊駐留「沖縄でなくても良い」 前太平洋軍司令官
「計1万8千人の海兵隊を、日本のどこかに移すのに必要な費用は、日米いずれも負担できないと思う」と述べ、現実問題として、経費的に沖縄県外に移転することは不可能との見方を示していた。
移設経費の面から見ても県外が不可能なら、当然沖縄県内と言うことになる。
だが、県内でも「今さら辺野古」と言うくらいなら、
「そのまんま普天間」の方が一番問題も起こりにくいし、移設経費も掛からない。
そこで普天間固定化が唯一の選択肢となる理屈だ。
ルーピー首相ではあまりにもみっともないので、普天間で世界の笑いものになったことにちなんで、この際
「そのまんま普天間」とニックネームを変えたらどうだろうか。
それがダメなら「平成の脱税王」より「普天王」はどうだろう。
ちなみに普天王という幕内力士がいるが、普天間は勿論沖縄とも何の関係もないとのこと。 本人は「たまに熊が出るところ」だと本人はと茶目っ気たっぷりだが、出身地は熊本県。
【追記】8;54
徳之島では本日、1万人規模の「米軍基地徳之島移設断固反対1万人集会」を開催するとのことだが「島民大会」や「町民大会」ではなく「集会」というところに問題の複雑さが表れている。
沖縄タイムスには珍しく事実を報じている良心的記事を紹介する。
<一方、反発が急激に高まる島内で、表立って誘致を口にするいない。ある自営業の男性は「ある意味、沖縄がうらやましい。だが水面下でやるまえに、こんなに反対一色になったら、もう無理だろう」とこぼした。(略)
どよめきの中、谷岡会長は住民投票などを求める要望書を徳田氏に手渡した。会合後、記者団に真意を問われ、賛成派で今、顔を出して発言できるのは私と前田さんくらいだが、無記名の住民投票なら状況は確実に変わる。(沖縄タイムス 4月18日)>
沖縄マスコミが扇動する「全体主義」「言論封殺」が、
沖縄から徳之島に移出されている現状が伺える記事である。
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【お知らせ】
元国土交通大臣・文部科学大臣
=中山成彬氏 沖縄講演会=
平成16年に文部科学大臣に就任して以来、日本の教育の現状を憂い、教育再生に取り組んできた中山成彬氏は、日本教職員組合(日教組)と戦ってきた。平成20年9月、国土交通大臣に就任した中山氏は、日本の教育に問題があるとして、「日教組を解体しなければならない」と発言。同月に辞任したものの、日教組を追及する姿勢を変えていない。今、教育問題を抱える沖縄県民に中山氏が直接語りかけます。
演 題 『今こそ、真っ当な教育を』
~なぜ日教組の強い地域は学力が低いのか~
【日 時】 平成22年4月25日(日)
午後1時受付 午後1時30分開会~午後3時30分
【会 場】 浦添市てだこホール 大ホール
浦添市仲間1丁目9番3号 電話 0988〈942〉4360
【会 費】 1000円
【主 催】 中山成彬沖縄講演会実行委員会
【後 援】 日本会議沖縄県本部、日本女性の会沖縄県支部
「建て直そう日本・女性塾」沖縄県支部
【連絡先】 沖縄実行委員会 担当 敷田、錦古里
電話:090-9379-3483〈敷田〉、090-9780-7272〈錦古里〉
FAX: 098(868)3073
【懇親会のお知らせ】
中山成彬氏を囲む懇親会にもお気軽にご参加下さい。
日時:4月25日 午後5時~7時
会場:パシフィックホテル沖縄【カネオの間】
会費:4000円 連絡先:090-9780-7272(錦古里)