狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

4.25県民大会、黄色は中国へのラブコール!

2010-04-25 08:02:46 | 普天間移設

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現行案修正で受け入れも 米紙報道、首相は否定
 【ワシントン共同】24日付の米紙ワシントン・ポストは日米両政府当局者の話として、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設に関し岡田克也外相が現行計画を修正した上で、大筋で受け入れる方向だとルース駐日米大使に伝えたと報じた。

 同紙は、鳩山政権発足後、不信や混乱が続いていた日米関係にとって好材料となるとの見方を示した。一方、鳩山由紀夫首相は24日、「外相がルース大使と会ったのは事実だが、内容は必ずしも事実でない。政府案を検討している最中で、結論が出ているわけでない」と強調。「辺野古の海に立てば、埋め立てられることは自然に対する冒涜だと大変強く感じる。現行案を受け入れられるという話はあってはならない」と述べ、2006年に日米両政府が合意したキャンプ・シュワブ沿岸部(名護市辺野古)を埋め立てる現行計画の受け入れを重ねて否定した。

 岡田外相も報道について「極めて遺憾だ。事実ではない」と否定した。

 ポスト紙の報道によると、岡田氏は日本時間の23日にルース氏と都内の米大使館で会談。岡田氏はキャンプ・シュワブ沿岸部への滑走路の移設におおむね同意し、滑走路の設計や一部の米海兵隊部隊の関連施設を沖縄から約160キロ離れた別の島に移すことを求めたという。島は鹿児島県・徳之島を指すとみられる。

2010/04/24 19:39   【共同通信】

                     ◇

「日替わりランチのように(仲井真知事)」次々と腹案が出てくるのでは、全て眉にツバで考えなきゃならないが同じ辺野古の現行案(V字滑走路)から「くい打ち方式」という具体的修正案が出ているところをみると、まんざらワシントンポストの誤報とも考えられない。

鳩山首相は否定しているが、その理由が「辺野古の海に立てば、埋め立てられることは自然に対する冒涜だと大変強く感じる」とは恐れ入った。

沖縄は日本一の埋め立て県であり、戦後海を埋め立てて発展してきた歴史がある。現在でも辺野古の埋め立て予定地の何倍もの海岸線が埋め立て中であることを知ってそのように言うのなら、

「沖縄県民は自然を冒涜しながら生きてきた」と言うようなものである。

勿論ルーピー首相にはこのような事実はご存知のない軽い発言とは思うのだが。

⇒「沖縄の埋立地と埋め立て計画http://www.ne.jp/asahi/awase/save/jp/data/higatagenjyou/
index.htm

                        ◇

今朝の沖縄タイムスは、「4・25県民大会」という「反米集会」の記事であふれており、07年の「11万人集会」当時の「全体主義」を感じさせる雰囲気である。

沖縄紙はウェブ更新が遅いので、昨日の記事を引用するが、高校生をダシに使うのはいつものことである。
 ⇒基地見つめて」「何か変われば」 県民大会高校生代表(2010.4.24)

大会のシンボルカラーは黄色とのことで「会場を黄色で埋め尽くす」とのことで、稲嶺名護市長などは黄色のマフラーをして張り切っているが「黄色塗れの会場」なんて「○○塗れ」を連想して何か臭ってきそうな気さえする。

会場で人文字をつくるための黄色い傘。一本一本にメッセージが書かれている=宜野湾市役所

[画像を拡大]

マフラー以外にもTシャツや傘まで黄色にするという念の入れようには訳があるようだ。

普天間基地の「国外」「県外」運動に呼応するように中国海軍が沖縄県内を横断したが、黄色は清国以来の中国海軍のシンボルカラーであり、「4・25県民大会」の黄色が中国への秋波になるのだ。

この手の左翼集会は通常「赤」がシンボルカラーになるはずだが、それをあえて黄色にした「反日勢力」の深謀遠慮を知る県民は少ない。

廃藩置県の際、日本の県になるのを拒否した親中派(当時は清)役人が、清の「黄色艦隊」が沖縄に援軍に来るのを待ち望んだというタイムス記事を書いたが、永久保存版なので、昨日に続いてしつこく再掲する。

◆<2005年5月16日> 沖縄タイムス
[大弦小弦]

 黄色軍艦がやってくる…。船体に黄色の龍の文様を描き、黄龍旗を掲げる清国の南洋艦隊は黄色軍艦と呼ばれたという。知人とこの話をしていたら、黄色軍艦が沖縄を侵略すると、勘違いして話がややこしくなった▼実際は逆で、明治の琉球人にとって清国軍艦は援軍だった。武力で琉球国を併合した明治政府に対し、琉球の首脳らは清へ使者を送って救援を求めている。そして、沖縄側はその黄色軍艦を待ちわびたのだった▼一八八六(明治十九)年に大迫貞清県知事が上申した「事変準備ノ件」が残る。清が軍艦を派遣するとの報に対し、政府派遣の知事は、対策十項目を提案。政府も北洋艦隊から戦艦九隻が派遣されると情報を得て、県に指示を出した▼日清戦争時にも清国の援軍は話題になった。それから百余年が経過し、あれほど待ちわびた援軍をも敵と間違うところに今の位置があるのか。林泉忠著『「辺境東アジア」のアイデンティティ・ポリティクス』は当時の言葉を紹介する▼「生きて日本国の属人と為るを願はす、死して日本国の属鬼と為るを願はす」。生きても死んでも日本とは一緒にならないという激しい決意。中国で死んだ幸地朝常が李鴻章へ送った書簡に残る言葉。歴史の反転は大きかったようだ▼百余年前はともかく、少なくとも最近の銃口や占領者を忘れてはいけない。境で揺れる島だからこそ、平和の選択肢を選び取る覚悟も必要だろう。(後田多敦)

                     ◇

そして「米軍基地撤去運動」という秋波を受けて、日本からの「沖縄解放」を伺う現在の「黄色軍艦」がこれ。                   

中国艦艇の近海通過問題 中国艦載ヘリが護衛艦にまた接近  2010.4.21 20:16

海上自衛隊艦艇「あさゆき」(写真奥)海上自衛隊艦艇「あさゆき」(写真奥)

 

中国の黄色軍艦を援軍と捉え、中国艦隊が沖縄横断をしてもこれを黙認する沖縄タイムス。

その一方で、戦艦大和が援軍として沖縄に向かったことは「沖縄住民を虐殺のためだった」という記事を平気で掲載する沖縄タイムスが中国の工作紙だといわれても仕方がない。

戦艦大和は悪鬼の軍艦?!

                       ◇

「おまけ」

あんた何様?日記さんから(拾った笑える話。

実際は怖い話なのだが・・・。

麻生「機内でおくつろぎの皆様、機長の麻生です。当機はただいま目的地、ガム国際空港へ向かって・・・」
乗客「おい、ガムってなんだよ!グァムだろ!馬鹿が」
麻生「当機は現在高度3万5千ヒートにて順調に飛行中・・・」
乗客「なんだよヒートって、フィートだろ?本当に馬鹿だな。ダメだこんな機長じゃ」
(そのとき乗客の一人が立ち上がり、こう叫ぶ。)
鳩山「みなさん、こんな機長じゃダメです。私なら立派に機長を務めることが出来ます。」
乗客「おお!」
鳩山「皆さんをこのままグァムだけじゃなく、ハワイ・ロサンゼルス・ニューヨーク・ロンドン・パリへとお連れすることが出来ます」
乗客「でも、お高いんでしょ?」
鳩山「みなさんには今のチケット代以上はいただきません。それどころか、半額キャッシュバック!」
乗客「おおー!すげー!!」
麻生「馬鹿な。どこにそんな予算がある?どこにそこまで飛ぶ燃料がある」
乗客「はっとやま!はっとやま!!今の機長をコックピットから引きずりおろせー!」

 

鳩山「機内でおくつろぎ中のお客様にお知らせがございます。
    私は飛行機の操縦が下手かもしれません」
乗客「おいふざけんな交代しろ」
鳩山「一生懸命やっていきますので交代はいたしません」
乗客「死ぬならお前だけ死ね! 俺たちを巻き込むな!」
鳩山「がんばれという叱咤、応援の声と受け取っている」
乗客「応援じゃねーよ! 下手なら操縦するな!」
鳩山「そういうつもりで言ったのではない。
    下手かもしれないという仮定の話をしただけで、下手だと決定したわけではない。
    下手かどうかは着陸してみればわかる」
鳩山「燃料が無くなる前に着陸する」
乗客「どこに? どこの空港も燃料持たないでしょ?」
鳩山「腹案がある」
乗客「どんな?」
鳩山「それは申し上げられない」
乗客「管制塔に許可貰った?」
鳩山「飛行経路も含め、これからゼロベースで考える段階」
乗客「それじゃ考えてる間に墜落しちゃうじゃん」
鳩山「燃料が無くなる前に必ず着陸する」
乗客「だからどこに!!」
鳩山「今日は大変いい天気です」

 

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 【お知らせ】

    元国土交通大臣・文部科学大臣

 =中山成彬氏  沖縄講演会=

平成16年に文部科学大臣に就任して以来、日本の教育の現状を憂い、教育再生に取り組んできた中山成彬氏は、日本教職員組合(日教組)と戦ってきた。平成20年9月、国土交通大臣に就任した中山氏は、日本の教育に問題があるとして、「日教組を解体しなければならない」と発言。同月に辞任したものの、日教組を追及する姿勢を変えていない。今、教育問題を抱える沖縄県民に中山氏が直接語りかけます。

演 題 『今こそ、真っ当な教育を』

~なぜ日教組の強い地域は学力が低いのか~


【日 時】 平成22年4月25日(日)
      午後1時受付 午後1時30分開会~午後3時30分

【会 場】 浦添市てだこホール 大ホール
   浦添市仲間1丁目9番3号  電話 0988〈942〉4360

【会 費】 1000円

【主 催】 中山成彬沖縄講演会実行委員会

【後 援】 日本会議沖縄県本部、日本女性の会沖縄県支部
      「建て直そう日本・女性塾」沖縄県支部

【連絡先】 沖縄実行委員会 担当 敷田、錦古里
電話:090-9379-3483〈敷田〉、090-9780-7272〈錦古里〉
      FAX: 098(868)3073 

 

【懇親会のお知らせ】

中山成彬氏を囲む懇親会にもお気軽にご参加下さい。

日時:4月25日 午後5時~7時 

会場:パシフィックホテル沖縄【カネオの間】

会費:4000円 連絡先:090-9780-7272(錦古里)

 

コメント (16)

中国海軍の挑発行為ー各紙の社説

2010-04-25 06:33:43 | 資料保管庫

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 中国海軍の挑発行為に関する各紙の社説を参考資料として保存いたします。

本日は中国に秋波を送る「反米軍基地大会」が行われますが、地元紙が決して取り上げない「中山成彬元文科大臣の講演会」も開催されます。

文末に詳細を記していますので、奮ってご参加くださいますようご案内申し上げます。
                        ◆

 ◆産経新聞 4月24日

【主張】中国ヘリ異常接近 危険な挑発行為非難する4.23 02:59 
 
 沖縄南方で活動中の中国海軍艦艇の艦載ヘリコプターが海上自衛隊の護衛艦に異常接近し、外務省は「危険な行為」として中国側に抗議した。

 中国艦載ヘリによる異常接近は8日に次いで2度目で、意図的な示威行動の疑いもある。言語道断の危険な挑発行為として強く非難する。

 それにもまして日本の対応も問題だ。外務省の抗議は最低限当然だが、最初の接近への対処は4日も遅れ、鳩山由紀夫首相は日中首脳会談でこの問題を回避した。結果的に2度も接近を許したのは極めて遺憾である。中国艦艇の活動海域は沖ノ鳥島にも近く、鳩山政権は日本の主権と海洋権益を守る毅然(きぜん)たる態度を示すべきだ。

 中国艦艇はミサイル駆逐艦やキロ級潜水艦などからなる。東シナ海での訓練を経て10日夜、沖縄本島西南西の公海をこれ見よがしに南下し、日本の領土である沖ノ鳥島の周辺で活動を続けている。

 最初の接近は8日、東シナ海で警戒中の護衛艦「すずなみ」に艦載ヘリが90メートルまで接近した。また、2度目は21日午後、沖縄南方の公海上で護衛艦「あさゆき」から90メートルに接近した上に周囲を2周するなどしており、明らかに初回よりも挑発的といえる。

 外務省は最初の接近で当日夜に防衛省から連絡を受けたものの、「抗議すべきか慎重に検討」(岡田克也外相)していたため、中国側に事実確認を求めたのは4日後の12日になってからだった。

 しかもワシントンで翌日(現地時間12日)行われた日中首脳会談は、首脳レベルで胡錦濤国家主席に抗議と注意を喚起すべき機会だったにもかかわらず、鳩山首相はこの問題に触れなかった

 岡田氏によれば「首相と周辺で総合判断した結果、首脳会談の議題にしなかった」というが、この説明には疑義を呈さざるを得ない。異常接近は「安全航行上、極めて危険」(防衛省)であるだけでなく不測の事態を誘発しかねない重大なリスクを伴うからだ。

 中国海軍は近年、沖縄や尖閣諸島を含む海域で活動を強化している。国際法に違反した原潜の日本領海潜没航行や米空母への異常接近、駆逐艦隊の津軽海峡通過などの例をみても、日米による警戒と監視を怠れば日本の海洋権益への脅威はさらに増すだろう。

 鳩山首相と岡田外相は根底から認識を改め、国益を守ることが国家の責務と肝に銘じるべきだ。

                          ◇

◆日本経済新聞 4月24日

日本の安保意識試す中国軍 (2010/4/23付)

中国海軍が今月に入って、鳩山政権の安全保障問題への対応を試すような行動に相次いで出ている。中国海軍の艦載ヘリコプターが2度にわたり、公海上で海上自衛隊の護衛艦に異常に接近したできごとだ。

 中国側艦載ヘリによる最初の接近事件が起きたのは、8日だった。東シナ海で中国艦隊を監視していた海自の護衛艦に、艦載ヘリが距離にして約90メートル、高さでは約30メートルまで近づいた。ヘリの飛行速度を考えれば、文字通り目と鼻の先だ。自衛隊によると、「安全に影響を及ぼしかねないくらいの近距離だった」という。

 政府は外交ルートを通じて、中国側に危険な行為をやめるよう申し入れた。ところが21日になると、今度は沖縄本島の南方約500キロメートルで、中国軍の艦載ヘリが再び海自の護衛艦の約90メートルの距離まで迫ってきた。

 日本側の申し入れを無視し異常接近を繰り返す中国軍の行動は、単なる偶発とは考えにくく、容認できない。自衛隊に対する挑発とも受け取れる中国軍の行動に対し、鳩山政権がどう対応するのかを、試すねらいがあったと見る軍事専門家が多い。

 普天間基地問題で日米同盟がきしむなか、鳩山政権や自衛隊がどこまで強気な姿勢を見せるのか。中国側はそれを瀬踏みしたのかもしれない。日本側の対応はお粗末だった。

 政府は21日、中国側に抗議したというが、最初の接近事件について、中国側に申し入れたのは4日後の12日だった。しかも、鳩山由紀夫首相は13日早朝の日中首脳会談で、この問題を取り上げなかった。友愛の政治家らしい対応は、中国側への誤ったシグナルとなりかねない。

 中国艦隊による公海の航行や訓練は国際法に抵触しないが、今回の問題はひとつ間違えれば予期せぬ衝突につながりかねない。日本側は中国側に明確な説明を求め、再発防止のためにクギを刺しておく必要がある。首相は危険な行動を控えるよう、首脳会談で求めるべきだった。

 中国海軍は海洋権益を押さえるねらいから、活動の範囲を東シナ海から遠洋に広げている。過剰反応は禁物とはいえ、鳩山政権は米国などと緊密に連携し、中国の軍拡への対策を急ぐ必要がある。それが無用な紛争を防ぐ最善の道だ。

                          ◇

◆朝日新聞 4月24日

国海軍―疑念をあおってどうする 

 中国海軍の艦載ヘリコプターが警戒監視中の海上自衛隊の護衛艦に繰り返し異常接近した。

 衝突の危険があったにもかかわらず、中国側は意に介していない。むしろ日本の対応を瀬踏みしているかのような態度で、受け入れがたい。こんなことが続けば、日本国民の中国への脅威感や疑心暗鬼が深まり、日中関係全体を損なうことになりかねない。

 日本政府の姿勢にも問題がある。鳩山由紀夫首相は日中首脳会談でヘリ接近問題を取り上げなかった。これでは問題にしないという誤ったシグナルを送ったことになる。極めて遺憾だ。

 活動範囲を急速に拡大させている中国海軍に、どう対処すべきか。

 今回、駆逐艦2隻、潜水艦2隻など計10隻で編成された東海艦隊の連合艦隊が東シナ海で艦載ヘリの飛行訓練をした後、10日夜、沖縄本島と宮古島の間の公海を太平洋上に抜けた。艦艇数がこれまでより多いだけでなく、潜水艦は異例の浮上航行をした。明らかな示威行為であろう。

 8日には艦載ヘリが海自の護衛艦に水平距離で約90メートルまで接近。日本側の事実関係確認の申し入れにもかかわらず、21日にも同様のことが起きた。

 しかし、中国政府は「日本側の警戒監視活動に対する必要な防衛措置だ」と反論した。また、国営新華社通信系の国際先駆導報は「海洋国家日本は中国海軍の動向に敏感で、神経質でもある」と論評。「日本は中国の軍艦が頻繁に外に出ることに慣れるべきだ」と逆に日本をいさめるかのようだ。

 今回の遠洋訓練について、中国の解放軍報は「総合防衛能力を高める、まれに見る規模、複雑な環境での訓練」と位置づける。メディアを利用し既成事実を積み重ねる「世論戦」、相手の士気を低下させる「心理戦」、法律を駆使して国際的支持を得る「法律戦」の「3戦」の訓練をするとも報じた。

 一連の事態は中国海軍の想定の範囲内で、訓練には日本の反応を試す狙いもあったと見るのが自然だ。であればなおさら、日本側の申し入れを無視した対応は認めるわけにはいくまい。まさに日本の対中外交力が問われる。

 日中は戦略的互恵関係の構築を共通目標にしている。防衛面では対話や交流の強化を通じ、地域の安定に向けて尽力することを約束。偶発的な衝突事故を避けるために、相互の連絡メカニズムの整備を目指している。

 しかし、鳩山政権は、日中政府間での危機管理や軍事問題をめぐる協議に十分力を注いでいない。

 太平洋をはじめ外洋での活動を広げる中国海軍は、世界の反発を招かないふるまいをするべきである。

 日本政府も日米安保を基軸としつつ、中国に信頼醸成づくりを迫らなければならない。

                          ◇

 

◆4月24日 読売新聞

艦隊外洋訓練 中国軍ヘリの危険な異常接近(4月24日付・読売社説)
  訓練中の中国海軍の艦載ヘリコプターが、監視中の海上自衛隊の艦船に異常接近する異例の行動を繰り返した。

 日本政府が、「公海上とはいえ、極めて危険な事態だ」として外交ルートを通じて抗議したのは当然のことだ。

 今月10日、潜水艦2隻を含む計10隻の中国軍艦隊が沖縄本島と宮古島の間の公海を南下した。

 それに先立つ8日には、東シナ海で訓練中の艦載ヘリが、監視活動中の海自の護衛艦に約90メートルまで接近した。

 これ1度だけではない。21日にも、やはり艦載ヘリが、沖縄本島の南方約500キロの太平洋上で、海自艦の上空を旋回し、高さ約50メートルの距離まで近づいたという。

 これだけの接近飛行は、偶発的な事故を起こしかねない。

 中国政府は、日本の抗議に対し「日本の監視活動に対する必要な防衛措置」と反論している。

 だが、今回の示威的な行動は、近年の中国海軍の拡張ぶりを内外に誇示する狙いがあるのではないか。外洋訓練には中国メディアの関係者も同行しているという。

 訓練期間中の13日、ワシントンで開かれた日中首脳会談で、中国の胡錦濤国家主席は、「東シナ海を平和友好協力の海にしていきたい」と語った。

 艦載ヘリの行動は「平和の海」に逆行するものだ。首脳会談では、肝心の、東シナ海のガス田共同開発をめぐる条約交渉開始問題は全く進展しなかった。

 それにしても、日本政府の対応は緩慢に過ぎる。外務省が中国側に事実確認と説明を求めたのは12日で、その日ようやく岡田外相に報告されている。外務省が中国側に抗議をしたのは21日だ。

 中国海軍が、沖縄などの南西諸島と台湾、フィリピンを結ぶ「第1列島線」を越えて、小笠原諸島とグアムを結ぶ「第2列島線」にまで活動領域を広げていることは、外交・防衛当局者なら百も承知のはずだろう。

 中国艦隊の動きについて、政府内には、台湾海峡有事の際に米空母などの展開を阻む戦略の一環との見方もある。

 米国の4年ごとの国防計画見直し(QDR)は、中国の急速な軍拡に深刻な懸念を示している。鳩山政権の認識は甘すぎないか。

 今後、海洋権益確保の動きを強める中国海軍の動向には、格段の注意が要る。政府は、中長期的にどんな対策をとるかを検討し、今年の防衛大綱の改定作業に反映させることが必要だ。

2010年4月24日01時34分  読売新聞)
 
 
◆【動画】中国海軍ヘリの護衛艦接近 「必要な防衛措置」(10/04/23
http://www.youtube.com/watch?v=C8JQ9nZmbF4

 

 【お知らせ】

    元国土交通大臣・文部科学大臣

 =中山成彬氏  沖縄講演会=

平成16年に文部科学大臣に就任して以来、日本の教育の現状を憂い、教育再生に取り組んできた中山成彬氏は、日本教職員組合(日教組)と戦ってきた。平成20年9月、国土交通大臣に就任した中山氏は、日本の教育に問題があるとして、「日教組を解体しなければならない」と発言。同月に辞任したものの、日教組を追及する姿勢を変えていない。今、教育問題を抱える沖縄県民に中山氏が直接語りかけます。

演 題 『今こそ、真っ当な教育を』

~なぜ日教組の強い地域は学力が低いのか~


【日 時】 平成22年4月25日(日)
      午後1時受付 午後1時30分開会~午後3時30分

【会 場】 浦添市てだこホール 大ホール
   浦添市仲間1丁目9番3号  電話 0988〈942〉4360

【会 費】 1000円

【主 催】 中山成彬沖縄講演会実行委員会

【後 援】 日本会議沖縄県本部、日本女性の会沖縄県支部
      「建て直そう日本・女性塾」沖縄県支部

【連絡先】 沖縄実行委員会 担当 敷田、錦古里
電話:090-9379-3483〈敷田〉、090-9780-7272〈錦古里〉
      FAX: 098(868)3073 

 

【懇親会のお知らせ】

中山成彬氏を囲む懇親会にもお気軽にご参加下さい。

日時:4月25日 午後5時~7時 

会場:パシフィックホテル沖縄【カネオの間】

会費:4000円 連絡先:090-9780-7272(錦古里)

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