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読者の皆様へ
沖縄タイムス編著『鉄の暴風』による歪められた沖縄戦の歴史を是正すべく、「慶良間島集団自決」を中心に長年当ブログで書き綴ってきた記事をまとめて出版します。
決定版です。
■出版費用の献金のご協力願い
出版費用が不足しています。
皆様の献金ご協力を伏してお願い申し上げます。
献金額の多寡は問いませんが、一口3000円以上にして頂けると幸いです。
まことに勝手なお願いですが、宜しくお願いいたします。
狼魔人日記
江崎 孝
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- 店番:708
- 口座番号:0555798
読者の皆様へ
3月26日(8月15日)発売を目途に皆様に献金をお願いした『沖縄「集団自決」の大ウソ』(仮題)の編集作業が現在進行中です。資金難により最低限の出版数400冊で調整中ですが、出来れば市場に出回る出版数も800冊~1000冊と一冊でも多い方が目立ちますし、本の体裁もより目立つ体裁にしたいと考えています。
そこで再度皆様の献金ご協力お願いいたします。
★すでに御献金賜った方には、出版本を贈呈したいと思いますので、下記メルアドに贈呈本の送り先、住所氏名をご一報いただければ幸いです。
管理人への連絡⇒ezaki0222@ybb.ne.jp
※申し訳ありません。 諸般の事情により発売日が8月15日(終戦の日)と大幅に遅れる公算が大きくなりました。 しかし、内容には自信を持っていますのでご期待ください。
「八月や六日九日十五日」詠み人多数。
米軍の民間人大量虐殺がなければ「沖縄・集団自決」も起きていない。
「民主主義は最悪の政治形態といわれてきた。他に試みられたあらゆる形態を除けば」チャーチルの名言
民主主義の限界⇒選挙の度のデニー玉城氏が当選する。
公益資本主義⇒公益民主主義⇒原丈二
【激論】成田悠輔×西田亮介 ニッポンの民主主義は限界?改良の余地は【参議院選挙】
江戸から明治にかけて
日本各地で活躍した近江商人。
彼らが信用を得るために
大切にしていたのが、
買い手よし
売り手よし
世間よし
という「三方よし」の精神でした。
その一方で、あまり知られていないのは、アメリカの30代男性の年中の中央値が、74年から04年までの間に12%も下がっていることです。平均値は上がっているのに、中央値が下がっている。その意味するところは、格差の拡大です。
GDPが増えて国の経済が成長し、富裕層への富の集中が加速する陰で、中間層から下に位置する人たちの収入は減り続けているのです。
CEOの報酬はうなぎ上りなのに、一般従業員の給料は下がり、雇用も失われていく。これが、英米発のグローバル化と金融の自由化がもたらした現実です。」
原丈人「21世紀の国富論」は絶対読むべし!
原丈人「21世紀の国富論」が出版されて約2年がすぎた。
その後サブプライムローン問題が勃発し、リーマン破綻。
原丈人氏のこの本は、ますます輝きを増しているように感じる。
今日再読した上で、2年前の記事を上書きしてさらに充実させたくなったので。
ボーグル氏の新刊を紹介した際も触れたけれども、
数字やデータを重視しすぎたことで、世の中おかしくなってしまったような。
なぜこんなことになったのか?
原氏はアメリカが多民族国家であることを指摘。
アメリカでは異なる文化的な背景をもつ人々が一緒に働いているから、
経営判断をみんなが客観的に納得できるように数値化する手法を発明。
経営合理化の手段として当初は有益だったが、だんだんとエスカレート。
たとえば、経営判断の手段の1つでしかないROEの向上が経営の目的に…。
ROEは既存のものの効率化は図れても、将来の価値は最大化できないのに。
そんな原氏の考える「会社の存在価値」をP204~207より抜粋すると、
「会社の存在価値は、まず事業を通じて社会に貢献することが第一で、その結果として株主にも利益をもたらすというのが本来の姿です。企業価値の向上は結果であって目的にはなりえないのです。
しかし、目的を実現させるためにあるはずの手段を、簡単に目的であると、勘違いしてしまう悲しい習性をもつのが、人間というものなのかもしれません。
手段と目的の転倒というこの現象をもたらすのは、一体何なのでしょうか? 私はその最も大きな原因がものごとの数値化にあると考えています。
人間が幸せになると言うことが一番の目的で、お金持ちになることやGDPをあげることは幸せになるための手段でしかないのです。しかし、お金やGDPは目的化され、その思考が個人にまで波及する。
仕事を通じて生きがいをつくり、その結果として個人も金銭的な富や社会的充実感を得る。その実現のために会社があります。」
☆おまけ☆
原丈人氏は糸井重里氏のページにたびたび登場。
・原丈人さんと初対面
・とんでもない原丈人さんシリーズ…第1部、第2部、第3部、第4部
[以下、2007年9月に紹介したときの記事2つを合体]
一番刺激的だったのが、私のROE信仰が壊されてしまったことかな。
過去・現在の日本と比較して、アメリカ流はダメって批判する人が多かった。
しかし著者は、将来主流となる産業は何か?という視点から、
ROE等の財務指標にばかり傾倒する企業は、やがて競争力を失うと。
また第2章で語ってる新しい産業、っていうのがとっても説得力あるんだよ。
ハード部門を中国に売却したIBMを代表として、
アメリカは利益率の高いソフトに力を入れているが、それは大きな間違え。
これまでは人間が機械に合わせて動いていたけれど、これからはその逆。
機械が人間に合わせる、って考えが次世代の基幹産業。
これをPUC(パーベイシブ・ユビキタス・コミュニケーションズ)技術と呼んでる。
使ってることを感じさせず(パーベイシブ)、どこにでも偏在し(ユビキタス)
利用できるコミュニケーション機能。
PUCの産業化を考えたときに、ハードとソフトを切り離すことはできない。
だから利益率の高いソフトだけを作るなんて事は無理。
ハードを作るからには製造原価が発生する以上、ROEの押し下げ要因。
やがては、ROEと株価の相関性に疑問符が付され、
優れた製品・サービスを世の中に提供する企業本来の目的が見直される。
また原氏はベンチャーキャピタルのあるべき姿についても語っている。
本来のベンチャーキャピタルは資金を投じるだけではなく、
資本政策や人事、営業活動も支援する事業持ち株会社に近い役割だとか。
私の知るベンチャーキャピタルは、社長の事業計画に騙されて出資をして、
後になって株主総会とかで騙されたーって騒いでるってイメージ…。
でもそんなイメージも間違ってはないみたいで。
原氏によると、ベンチャーキャピタリスト1人が担当できるのは、35~50億円程度。
でもお金が集まりすぎて、ファンドマネージャーや経営コンサルタントが、
ベンチャーキャピタルへ進出してきて、「リスク分散」の考えが持ち込まれた。
こうしてベンチャーキャピタルが本来担うべき使命が失われてしまったと。
たしかに純粋な株式投資でも似た感じで、分散投資→インデックス運用
という流れから、多くの投資家は会社の業務や決算の内容を知らない。
※関連記事「分散投資が投資家を無責任にしたのか?」06/12/29
また、ベンチャー企業に対して長期集中投資が避けられるようになったのは、
時価会計制度の影響があると、著者は語り、こんな解決策を提示。
・資金拠出側の会計処理は、
投資ではなく複数年度で償却する研究開発費
・資金を受け入れた企業側は、
行使価格が非常に低い新株予約権を発行する
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コメント
国富論って言うと自分が春先に読破したアダムスミスの読んでいて脳みそがバクハツしそうな本を想像してしまいがちですが全く違う一冊みたいですね?(笑)
現在、読んでいる(孫子の兵法や本田宗一郎)のが終わったら早速、読んでみます。
読書家のとよぴ~さんにはぜひぜひお薦めしたいです。
国富論って題は失敗じゃないかなと(笑)
アダムスミス想像しちゃうと買わないですもん。
だから私がこの本徹底的に広めたる!
少し前ですけれど、僕も原丈人さんの「21世紀の国富論」読みました。
まろさん同様、ROE信仰をバッサリ否定していたのには軽くショックを覚えました(笑)
でも単なる米国資本主義の批判で終わるんじゃなく、
新しい産業を育成していこうと著者本人がベンチャーキャピタリストとして実践されているのは説得力ありましたね。
なんだか原さんの予測していた世界に近づいてきそうな…。
今もう一度、読んでみたい本ですね。ついでに続刊みたいの出してくれないかなぁ…
PHP新書から、原さんの新著「新しい資本主義」が出ていましたね。
http://www.amazon.co.jp/%E6%96%B0%E3%81%97%E3%81%84%E8%B3%87%E6%9C%AC%E4%B8%BB%E7%BE%A9-PHP%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E5%8E%9F-%E4%B8%88%E4%BA%BA/dp/4569708323/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1244271220&sr=8-1
目新しい内容はほとんどないかも知れませんが、僕は早速買ってこれから読んでみる所です。
微妙にかぶっているので(というか早稲田の講演会でたくさん記事をもらったせい?)、1章読み終えたところで止まっていて、そんなわけでブログでまだ紹介していません。
まろさん
原丈人さんと言えば確か今週月曜日NHKのマネー資本主義に出演しておられましたね。公益資本主義というのを提言されていたように記憶しております。
「会社の存在価値は、まず事業を通じて社会に貢献することが第一で、その結果として株主にも利益をもたらすというのが本来の姿です。企業価値の向上は結果であって目的にはなりえないのです。」
原さんのこの言葉いいですね?
どっかで似た言葉があったなぁ~とパソコンに貯め込んだ名言のメモ帳から探したら松下幸之助の言葉がありました♪
「会社を経営するのはお金のためではなく社会を良くするためである」
Tansney Gohn さん
マネー資本主義の最終回にチラっと出てましたね。沸騰都市シリーズで紹介された時の映像の使い回しが主でしたが。
公益資本主義の話は、原さんの「新しい資本主義」の方で出てきます。
とよぴ~さん
なんかタイミングよく、今日学校で「松下幸之助に学ぶ」って題の講演会聴いてきて、メモ書きを記事にしてありますよ。