狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

琉球新報の弁明記事?糸満市の不発弾「当たり屋詐欺」で

2009-06-03 06:55:45 | 未分類

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5月30日に行われた田母神前空幕長沖縄講演会を沖縄二紙がどのように報じるか。 

沖縄タイムスをチェックして、その余りにも目立たない記事の配置に見落としてしまったことを報告したら、琉球新報が二面に小さく掲載した記事を見落としたと読者のコメントがあった。

少なくとも二人の読者が期せずして二紙の掲載を夫々見落としたわけだから、二紙の「目立たなく掲載する」という意図は 一応成功したことになる。

今朝(3日)の沖縄タイムス2面最下段に、これも誰にも見られたくないような風情の10行余のベタ記事がある。

見落としそうなその見出しはこれ。

見舞金金支給 自民党に報告

不発弾事故で糸満市長

予想の三倍の見舞金を政府から脅し取った糸満市なら、その成果を、ド派手に報道するのが沖縄紙のはずだたが・・・

この読者の目を憚るような記事は一体何だ。

 

さて、新聞は自己の主張を社説などで繰り返し主張するが、時折自論と異なる意見をオピニオン欄を使ってバランスを取る姿勢を示す。

糸満市で起きた不発弾事故について、政府側が妥協案を出したことで一件落着のつもりなのか、最近の沖縄タイムスには関連記事を見なくなった思ったら上記のベタ記事だ。

琉球新報はオピニオン欄を利用してアリバイ記事を掲載したようだ。

逆風って気持ちいい!」さんがアップして下さったので孫引きさせていただきました。

以下引用。

昨日の琉球新報より

昨日(5月31日)付け琉球新報のオピニオン欄より

糸満市で起こった不発弾爆発事故について、「国の責任」の声が上がっているが、少し異論を申し述べてみたい。

 当該爆発事故は起こるべくして起こった可能性はないだろうか。つまり、「誰か」の義務責任の放棄が引き起こした事故ではないか?ということである。県内世論の動向をみると「戦争を起こしたのは国なのだから、国の責任である」としているが、そうとばかりも言い切れないのではないのか。

 国を免責するつもりは毛頭ないが、今回の事故は糸満市で起きており、水道管敷設工事の発注者は糸満市である。筆者は、糸満市にこそ責任がある「誰か」であると思っている。その糸満市は「国の責任」と強弁しているようだし、被害者に対し公式に謝罪したという話も聞かないが、自らは免責されて然るべきとの認識なのだろうか。もしそうであるなら無責任にも程がある。

 たしかに公共工事における磁気探査には法的義務がない。よって、糸満市側に法的責任はないのかもしれない。しかし、沖縄戦当時、激戦地だった糸満市が法的義務がないことを盾に取り、磁気探査を実施しないというのは市民の安全を守る立場にある自治体の取るべき態度ではないはずだ。探査費用にしても、各々の工事によりばらつきはあるものの、費用の半分以上を国が負担している。にもかかわらず、今回の工事で磁気探査を実施しなかった理由として、岩盤が固く事前の不発弾情報がなかったとしているのには、呆れ果てて開いた口がふさがらない。

 乗用車を運転する心構えにも「だろう運転」よりも「かもしれない運転」という慣用句があるではないか。まして地中に埋まっている「かもしれない」のは、破壊力未知数の不発爆弾である。人命を第一義に置くならば、糸満市の磁気探査非実施の対応はあまりにもお粗末であり、非常識であったと断言してよい。

 戦後から現在まで、同市発注の道路整備事業において磁気探査を実施したのはわずか数件、という事実が本紙の取材で明らかになっている点を見ても、「だろう運転」を続けてきたのは明白であろう。

 起きてしまった事故を無かったことにすることはできないが、糸満市の今後の対応には注視していきたいと思う。最後になるが、事故により被害に遭われた方には一日も早い御回復を祈念いたしております。>

                                          ◇

縁側さんは「この投稿者は俺のブログを読んだのだろう」と皮肉っていたが、「糸満不発弾事故」の真相を知る読者なら皆縁側さんと同じ考えを持っただろう。

沖縄二紙はまるで申し合わせたように糸満市の責任は棚上げして、ひたすら「国の責任だ」と社説などで政府を追及してきた。

結局政府が予想の三倍の補償金を支払うことで決着したが、

政府側の正直な心の内は担当役人に代わり麻生首相が、

糸満市が探査費をケチったのが自己の原因だ」(要旨)と正直な気持ちを吐露している。

「 麻生首相の不発弾発言は正しい!」から一部抜粋するとこうなる。

不発弾探査「工事費高くなるからしない」 首相、国会で答弁2009年2月5日 琉球新報
 < 麻生首相は「今でも(事故が)起こっていて極めて問題だ」としながらも、発生経緯について「(不発弾の探査には)かなりの金がかかり、工事費がかなり高くなる。したがってそれをしない。そうなると、とたんに不発弾に当たってユンボ(パワーショベル)がいきなり吹っ飛ぶというような話になっている」と述べた。>

 <県選出・出身の野党国会議員は事故経緯の発言について「政府の責任は棚に上げ工事費が高くなることを理由に探査しないことが事故につながった、と受け止められる発言だ。不発弾の探査、処理に苦しむ沖縄の現状を理解せず、配慮に欠ける」と指摘。>

                                            ◇

首相答弁は正しい。

担当役人が「県民感情」を恐れて、曖昧な表現にしているのに代わって首相が自ら事故の真相を語ったのだ。

それを「県民感情配慮」といった抽象的表現で、責任を曖昧にする新聞がおかしい。

事実を見つめ事故の再発を防がなければ同じ事故は永遠に続く。

真実を言われて逆切れするのは左翼集団の特徴だが、沖縄では新聞もその仲間だから始末におえない。

事実を直視しないで「配慮に欠ける」といった常套句で責任転嫁をするのはやめにしよう。

責任転嫁で実際に被害を被るのは今回のような工事人や近隣の住民ではないか。

このような事故にまでイデオロギーをからませるのは、もうそろそろ止めにしたらどうだろうか。

法律で義務化しなければ金をケチって事前探査しないのが沖縄の実情ではないのか。>

 

糸満市の事故責任については行政に甘い沖縄県警も

業務上過失致傷容疑の適用も含めて捜査したい」としていたが、その結果を沖縄二紙は報じていない。

業過致傷容疑も視野 糸満不発弾事故/県警250キロ爆弾と断定【01月23日】

 <日高清晴刑事部長は「今後は火薬の鑑定を進めながら、行政や請負業者が不発弾を予測できたかどうかを調べ、業務上過失致傷容疑の適用も含めて捜査したい」と話した。一方、糸満市の上原裕常市長ら庁議メンバーで構成する市不発弾対策本部会議は同日、事故の物損被害について「早急な対応が必要」として、老人福祉施設などの復旧工事に伴う費用を一時的に立て替えるため補正予算を計上し対応することを決めた。

                  ◇

激戦のあった糸満市での公共工事であれば、糸満市が事前に不発弾の予測ができたと素人でも分かること。

だとしたら糸満市の業務上過失致傷は適用されて当然だろう。

例えマスコミがお目こぼししたとしても、糸満市長は先ず被害者に対して己の不明を詫びるのが先決ではないのか。

糸満市も糸満市なら、責任転嫁にてを貸し手県民を扇動する沖縄二紙の罪はもっと大きい。

マスコミがいくら真相を隠蔽しても、懸命な読者は事件の真相を既に知っている。

琉球新報よ、県警も疑義を持っているくらいだから、糸満市の責任にマスコミがこのまま知らん顔では、読者への裏切りだろう。

オピニオン欄の読者の投稿を利用するなんて姑息な手段を持ち図に、堂々と糸満市の責任を追及、いや、今さら追及は気が引けるならせめて、責任の所在くらい自分の記事で明確にしておいたらどうだ。

 

そうそう、沖縄二紙は金武町伊芸区の「米軍流弾事件」については沈黙を守っているが、これで読者が納得するとでも思っているのだろうか。

 

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3 コメント

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もっともな意見 (ヒロシ)
2009-06-03 20:52:16
もっともな意見をのせているのは評価できますね。
先週の日曜日の論壇には県民税が20%使われてるのはけしからん、
全額国費でまかないなさい
みたいなことが書かれていましたが
今回の投稿(縁側さんのブログのパクリ)が
普通の県民の意見とでしょう。
沖縄のマスコミはどこへいくのでしょうか?(笑)
返信する
Unknown (縁側)
2009-06-03 21:34:58
狼魔人さま こんばんは

お説ごもっともでございます。糸満市の市長は単なる「アホ」で片付きますが、われこそは沖縄の文化人だと自覚している県内二紙のお歴々が事故の責任所在を曖昧にするだけでなく、「国家」の責任にしたのは罪の巨塊といえますね。(ごめん、健さぶちゃん)

ヒロシさま

>沖縄のマスコミはどこへいくのでしょうか?

:現在、南洋諸島へ行っております。
返信する
Unknown (狼魔人)
2009-06-04 09:07:47
ヒロシさん

読者は知っているのに、知らないのは、いや、知らない振りをしているのはマスコミだけですかね。これって「裸の王様」? 王様に悪いから「裸のフリムン」くらいにしておきましょう。 


>現在、南洋諸島へ行っております

帰ってきたと思ったら、またぞろ「極悪非道の日本軍」の大合唱が始まりましたね。

セミも驚いて鳴きをひそめていますよ。(笑)

縁側さん

>沖縄の文化人

文化人ならまだし、これを「沖縄の文化」にしかねないのが沖縄二紙なので放っておけません。
そういえば学校で酒飲むのは沖縄の文化だといっていたどこかの教育長もいましたね。
返信する

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