狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

米側が日本へ条件!沖縄から117キロ以内

2010-04-23 07:05:41 | 普天間移設

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昨日のテレ朝「Jチャン」で徳之島に取材のレポーターが「米軍基地反対」一色に思われるマスコミ報道の裏面をレポートしていた。

同番組は15000人が集まった当日の報道で。一見一枚岩に見えても「隠れキリシタン」のような誘致賛成派が数多いと報じていたが、昨日のレポートでは賛成派がまるで犯罪者のように顔にモザイクを入れ、音声まで変えて誘致賛成の弁を述べていた。

「反対集会に参加しないと村八分にあうので、15000人の中にはかなりの数の賛成派島民が加わっている」とのこと。 勿論顔を知られても村八分になる。

一昨年の教科書検定意見撤回要請の「11万人集会」の時も筆者の友人の元教師は教員時代の仲間との付き合いで参加はしたが、とくに検定意見の撤回の意志があったわけではなく付き合いで参加したと述懐している。

徳之島も一部の先鋭的リーダーの掛け声により異論は封殺される雰囲気のようだ。   

自由に意見が述べられない「全体主義」を沖縄から移入した感を受けた。

そんな矢先、堂々と誘致賛成の要請書を町長に突きつける勇気ある人もいる。

徳之島 賛否住民が町長に要請

NHKの報道は、多少の賛成派がいても圧倒的に反対派が多いような報道だったが、テレ朝の現地レポートとは少し印象が違って「無記名投票にしたらどっちが勝つか分からん」といったニュアンスであった。

沖縄から65カイリ以内 米側が日本へ条件

2010年4月22日        
 【東京】米軍普天間飛行場の移設問題に関連し、ヘリコプターの分散移転先の条件として、沖縄から65カイリ以内(約117キロ)との条件を日本側に提示していたことが21日までに分かった。普天間飛行場を拠点とした場合、米軍の部隊の一体運用を確保できる範囲内とみられる。
 鳩山由紀夫首相も同日「沖縄からあまり距離的に遠くの所に海兵隊を移すということは必ずしも適当ではない」と述べ、沖縄近隣という範囲内で移設候補地を検討していることを明らかにしている。
 政府は、徳之島(鹿児島)へ普天間基地のヘリ部隊の一部を移転する案を検討している。徳之島案を米側に提示した際に米側が「65カイリ以内」という条件を提示してきた。沖縄本島―徳之島の距離は約200キロであることから、米側は徳之島への部分移転案に難色を示している。

                                                      ◇

米側が普天間移設地については沖縄から65カイリ(117キロ)の条件が提示されていたという。

だとしたら沖縄から200キロの距離に位置する徳之島は、条件から外れることになることになる。

15000人の大規模集会の後でも、頑なに徳島訪問の意志を述べていた鳩山首相が急遽鹿児島行きを見送ったのは、徳之島が米側のお眼鏡に適わなかったからということになる。

鳩山首相の鹿児島入り見送り=徳之島案、さらに困難に

 民主党の川内博史鹿児島県連代表は22日、鳩山由紀夫首相が5月15日で調整していた同県訪問を見送ったことを明らかにした。鹿児島市内で記者団に語った。(時事通信)
[記事全文]

米国の条件に合致するのが必須なら、最初から米側の意志に従っておけ!と突っ込みも入れたくなるが、今となっては覆水盆に帰らずで、今さら現行案を持ち出すわけにもいかない。

日米合意を破棄さえしなければこんな大騒動には至らなかったことだけはまちがいないのだが、本人にその自覚ない。

 

沖縄と至近距離にある徳之島が絶望となると、残された唯一の「県外」は沖縄本島の北端から見える距離の与論島しかない。

沖縄本島は南北の距離は約107キロ。 その中心より南の位置にある普天間基地より107キロ以内の「県外」となると机上の計算では与論島ということになる。

だからといって今頃「徳之島がダメなら与論島」ではさすがのルーピーも言い出せないだろうから、結局元の木阿弥の辺野古を通り超して普天間基地の継続使用というこで決着することは間違いないようだ。

ちなみに沖縄本島の北端の辺戸岬から与論島まではわずか25キロにある沖縄本島のほとんどの離島より沖縄に近い「県外」である。

最低でも「県外」と公言した面子にこだわって、沖縄の目と鼻の先にある「県外」の与論島に子度割るくらいなら、やっぱり「普天間継続使用」以外に選択肢はない。

 

 
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 【お知らせ】

    元国土交通大臣・文部科学大臣

 =中山成彬氏  沖縄講演会=

平成16年に文部科学大臣に就任して以来、日本の教育の現状を憂い、教育再生に取り組んできた中山成彬氏は、日本教職員組合(日教組)と戦ってきた。平成20年9月、国土交通大臣に就任した中山氏は、日本の教育に問題があるとして、「日教組を解体しなければならない」と発言。同月に辞任したものの、日教組を追及する姿勢を変えていない。今、教育問題を抱える沖縄県民に中山氏が直接語りかけます。

演 題 『今こそ、真っ当な教育を』

~なぜ日教組の強い地域は学力が低いのか~


【日 時】 平成22年4月25日(日)
      午後1時受付 午後1時30分開会~午後3時30分

【会 場】 浦添市てだこホール 大ホール
   浦添市仲間1丁目9番3号  電話 0988〈942〉4360

【会 費】 1000円

【主 催】 中山成彬沖縄講演会実行委員会

【後 援】 日本会議沖縄県本部、日本女性の会沖縄県支部
      「建て直そう日本・女性塾」沖縄県支部

【連絡先】 沖縄実行委員会 担当 敷田、錦古里
電話:090-9379-3483〈敷田〉、090-9780-7272〈錦古里〉
      FAX: 098(868)3073 

 

【懇親会のお知らせ】

中山成彬氏を囲む懇親会にもお気軽にご参加下さい。

日時:4月25日 午後5時~7時 

会場:パシフィックホテル沖縄【カネオの間】

会費:4000円 連絡先:090-9780-7272(錦古里)

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