狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

日米安保は負の遺産!ルーピーの国防論

2010-04-22 09:03:19 | 外交・安全保障

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昨日の党首討論はテレビのダイジェスト版しか見なかったが、産経新聞が詳細を報道しているので、それを基にコメントしようと考えたのだが。

日本語が理解できないだけでなく状況判断も出来ない首相と討論する谷垣氏に同情すら感じた。

討論の全てに突っ込みを入れたら血圧が上がりそうなので、産経新聞の【党首討論詳報】の一部を取り上げる。

「命(ぬち)どぅ宝」だから、今日はこれくらいで勘弁しておく。

【党首討論詳報】(7)谷垣氏「軽い認識で国民愚弄」(4/21産経)
 谷垣氏「あなたはですね、わが国が大切にしなきゃならない3つのものを破壊してきた。まず第一に、日米同盟をはじめとする、わが国の国際社会における信頼の基礎を完全に掘り崩した。残念ながら、そう申し上げざるを得ません。2番目に、財源なきバラマキ。来年度は予算を組めるのか。このままでいったら、日本の財政は破壊される。財政が破壊されるだけではなくて、国民経済、国民生活の明日が破壊されてしまう。こういう基礎をあなたは、壊したんです。3つ目。政治とカネ、あるいはマニフェスト違反が数々ありながら、誰も責任をとろうとしない。こういうことが、政治と国民の信頼関係の基礎を裏切ってきたんです。で、私は最後に申し上げます。去年、麻生総理の時、鳩山総理は当時は幹事長でした。代表質問でおっしゃったことがあります。読み上げます。『私は国民を代表して、この日本の危機において、迅速機敏に有効な手を打たない内閣総理大臣が、その座に居座り続けること自体が、国民の利益に反すると申し上げます。あなた自身が宰相としての最後の矜持(きょうじ)を持って、直ちに総辞職するか、衆議院を解散するか、決断すべきときである』。あなたは、この発言を覚えておられるはずです。あなたが、わが党の総理に代表質問でおっしゃったことを、そっくりそのままお返しして、私の発言を終わります」

 首相「麻生総理に私がそのように申し上げたのは、結果として、正しかったのではないか。そのように申し上げておきます(拍手)。誰がこの国をここまで導いてしまったのか。その責任。誰がここまでバラマキ政治を行ってきたのか。それを私たちは、しっかりと受け取らせていただきながら、負の遺産を早く払拭(ふっしょく)するために、全力をあげる。まさに、すべての政策の実現に向けて、職を賭して頑張ることはいうまでもありません。これからも、頑張って参ります」

                      ◇

産経のシリーズの一部を取り上げただけでも突っ込みどころ満載で、又しても血圧が上がりそうなので、2点だけを取り上げる。

負の遺産を早く払拭(ふっしょく)するために、全力をあげる。

先日沖縄で行われた普天移設に関するる普天間緊急フォーラムで、各発言者が「米軍基地撤去」と合唱する嵐のような同調圧力の雰囲気の中で、

主催者側の琉球新報の潮平編集局次長が、「普天間移設や、米軍基地撤去を叫ぶのはたやすいが、日米安保を堅持しながら県民負担を最小にするのが難しい(要旨)」と米軍基地の解説をした。 

案の定会場から「ならば、安保を撤廃すればよい!」といったブーイングが吹き荒れた。

これに対し潮平氏は、「安保撤廃はこちらから通告すれば簡単に撤廃できる。 そうすれば米軍基地は自動的に出て行くが、日米関係は最悪の敵対関係になる」と説明したが、同調圧力のヤジは収まらない。

そこで話は「アメリカの本音は日本を守るために米軍基地を置いているわけではなく、日本が核を所有する軍事大国になるのを防止ためである」と「米軍基地ビンの蓋論」まで持ち出し、米軍を悪役に仕立てて何とか会場のヤジを鎮めた。

潮平次長は、「米軍基地撤廃論」が吹き荒れ異論を許さない雰囲気の会場で、同調圧力に抗して、何とか正論を述べたことは、琉球新報の編集次長としては、評価できる発言をした。

だが、果たせるかな琉球新報の記事には潮平次長が四面楚歌で解説した正論は見事に削除されている。

普天間緊急フォーラム

沖縄の新聞は、個人的にはまともな考えを持った社員がいても、記事となって読者の目に触れる時は見事に全体主義に陥るという好例である。

「党首討論」から随分脱線したようだが、米軍基地に対する首相の認識に関連するので読み続けて欲しい。

沖縄のサヨク集会でサヨク学者に洗脳された一部の県人や「プロ市民」が、米軍基地を「払拭すべき負の遺産」と考えるのは取り立てて不思議ではない。

だが、いやしくも我が国の国防の最高責任者たる鳩山首相が「プロ市民」と同じく米軍基地を「払拭すべき負の遺産」と捉えるのは看過できるものではない。何しろ国民の生命、財産の安全保障にかかわることなのだ。

首相発言によれば、米軍基地設置の基になる日米安保も「払拭すべき負の遺産」ということになる。

鳩山首相は、この期に及んでも「5月末までに決着する」と公言しているが、穿った考えをすれば、まさか「腹案」とは「日米安保破棄」ではないだろう。

職を賭して頑張ることはいうまでもありません

5月に決着できない場合は辞職するとの言質を取られたようだが、5月になって安保破棄を通告した後の辞任では国民にとっては悪夢である。

本人は辞めれば済むが、国民は「日米敵対」という「リアル負の遺産」で苦しむことになる。

いやいや、日本語の理解が出来ないルーピー首相のこと、次のように公言して首相職に居座ることも考えられる。

「普天間移設は安保破棄により、「国外」、「住民の理解」を満たして八方うまく収り見事決着した」。

米軍の了解はって?

「条約破棄なのだから、国外撤去に米軍の了解は必要ない。当然のことだ」と。

ルーピー首相恐るべし!

ブルブル。
                       ◆


普天間移設 首相、適切な時期に訪沖の考え

2010年4月21日        
 鳩山由紀夫首相は21日午後の党首討論で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題に関し「5月末までの時期を変えるつもりはない。新しい移設先に関して合意を得るよう全力を挙げて、覚悟を持って臨んでいる」とあらためて強調した。
 その上で首相は、5月末までに決着できなかった場合の政治責任について「すべての政策実現のため職を賭して頑張る」と表明。適切な時期に沖縄県を訪問する考えを明らかにした。
 移設先をめぐっては「沖縄県外に求めていく気持ちは変わっていない。沖縄の負担を軽減していかねばならない」と述べ、鹿児島県・徳之島案を追求する考えを示すとともに「まだ何も申し上げない中で懸念を与え、大変申し訳ない」と住民側に陳謝した。
 首相は「危険性除去が一番大事だ。結果として普天間の全面返還につながるよう最大限努力する」と指摘。自らの「腹案」に関しては「地元にこうなると言っても米側が理解を示さないと迷惑が掛かる。やりとりの最中で言えない」と明かさなかった。(共同通信)

                                                     ◇

洋の東西を問わず、交渉ごとを成功させるためには直接の交渉の前に根回しが必要である。 外交交渉には水面下のやり取りや密約が行われるのも表面の交渉をを成功させるための必要欠くべからざる措置である。

鳩山首相の「腹案」と思われた「徳之島移設」の話も、「15000人集会」が開かれる前に、首相の特使が密かに徳之島の各町長に接触し、徳之島移設の場合の条件等を内々に根回ししておけば、徳之島にケンモホロロの拒否反応を受けうことはなかったはず。

この際の徳之島移設を成功させる「内々の根回し」も一種の密約と言える。

ところが政府が交渉を成功するために行った「密約」を悪であると断罪する民主党政権は、愚かにも徳之島の各町長とは何の根回しもすることなく、「15000人反対集会」が挙行されて慌てて、平野長官との面談を求めたが、既に後の祭りであった。

「これまで徳之島の『ト』も言わないでおいて、何を今頃!」

と徳之島側が感情的になるのも当然である。

読者のコメントが指摘するように、「沖縄の思い」とか「地元の思い」を重く捉えた結果、アメリカに相手にされず、巡り巡って「アメリカの思い」を「沖縄の思い」に優先させる発言をするようでは、既に鳩山首相の思考回路は完全に停止しているといわざるを得ない。

自民党政権が行った「密約」を「国家が行ったウソ」と断罪した岡田外交のツケが、

こんなところでもブーメランとなって鳩山政権を揺るがすことになるのだから身から出た錆びとはいえ皮肉なものである。

鳩山首相!国家の約束事には事前の「内々の根回し」(密約)は約束事を成功させるための必要悪なんですよ。


 

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 【お知らせ】

    元国土交通大臣・文部科学大臣

 =中山成彬氏  沖縄講演会=

平成16年に文部科学大臣に就任して以来、日本の教育の現状を憂い、教育再生に取り組んできた中山成彬氏は、日本教職員組合(日教組)と戦ってきた。平成20年9月、国土交通大臣に就任した中山氏は、日本の教育に問題があるとして、「日教組を解体しなければならない」と発言。同月に辞任したものの、日教組を追及する姿勢を変えていない。今、教育問題を抱える沖縄県民に中山氏が直接語りかけます。

演 題 『今こそ、真っ当な教育を』

~なぜ日教組の強い地域は学力が低いのか~


【日 時】 平成22年4月25日(日)
      午後1時受付 午後1時30分開会~午後3時30分

【会 場】 浦添市てだこホール 大ホール
   浦添市仲間1丁目9番3号  電話 0988〈942〉4360

【会 費】 1000円

【主 催】 中山成彬沖縄講演会実行委員会

【後 援】 日本会議沖縄県本部、日本女性の会沖縄県支部
      「建て直そう日本・女性塾」沖縄県支部

【連絡先】 沖縄実行委員会 担当 敷田、錦古里
電話:090-9379-3483〈敷田〉、090-9780-7272〈錦古里〉
      FAX: 098(868)3073 

 

【懇親会のお知らせ】

中山成彬氏を囲む懇親会にもお気軽にご参加下さい。

日時:4月25日 午後5時~7時 

会場:パシフィックホテル沖縄【カネオの間】

会費:4000円 連絡先:090-9780-7272(錦古里)

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