みちのく囲碁日記(時々絵手紙)

在住している地方の囲碁に関する出来事や、気になっている点などを気ままにつづっていきます。(絵手紙は全てY子さんの作品)

初手

2013-11-06 13:45:36 | 囲碁統計

 勝敗には殆ど関係ないと思いますが、今回は初手と次の白の二手目の傾向について述べたいと思います。

 トッププロ同士の対局(2013/9/10付け記事(注1)参照)を調べてみると、黒の初手は下図の右上の星(16-四 53.9%)か小目(17-四 45.1%)が圧倒的に多く、この二つで99%を占めます。黒の勝率は右上星の場合50.5%、小目の場合50.8%とどちらもほぼ5割で特に有意差はありません。対する白の二手目は次のようになっています。

(1)初手が右上星の場合

  最も多いのは左上隅の星(4-四 61.8%)でこのときの白の勝率は48.7%、ついで左下隅の星(4-十六 24.8%)で同じく白の勝率は53.8%、三番目に多いのは左上隅の小目(4-三 11.3%)で同じく白の勝率は50.7%とこの三つで97.9%を占めます。

(2)初手が右上隅小目(17-四)の場合

 最も多いのは左上隅の星(4-四 35.0%)で白の勝率48.6%、以下順に、左上隅小目(4-三 29.1%)で白の勝率49.0%、右下隅星(16-十六 17.7%)で白の勝率52.7%、左下星(4-十六 12.7%)で白の勝率50.7%とこの四つで94.5%を占めます。

 勝率は偶然の変動範囲と思われますが、神様同士の対局では、上記の二手目までにどちらか投了しているに違いありません。もしかすると、「にぎり」で黒番、白番が決まった瞬間、どちらかが投了するかも知れません。

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