７８期本因坊戦七番勝負第２局は、一力挑戦者（先番）が難戦を制し開幕２連勝としました。中盤の難所で中央の黒大石と白大石のセメアイとなり、セメアイには井山本因坊が勝ちましたが、挑戦者は巧みに締め付けてヨセ、勝利を引き寄せました。黒の大石には生きる手はあったのですが、あえてセメアイにし捨てて打てるとの判断が見事でした。 中盤における激戦には興奮させられましたが、最も印象に残ったのは挑戦者の図１の❶の踏 . . . 本文を読む
井山本因坊に一力棋聖が挑戦する７８期本因坊戦七番勝負第２局（秋田県能代対局）は中盤の難所を迎えております。中央付近で白（一力）、黒（井山）眼のない大石が絡み合って非常に難解な局面で、双方長考を重ねています。終盤は秒読みになる可能性が大で、形勢がシーソーのように振れる闇試合になるかも知れません。一時も目が離せません。 . . . 本文を読む
４８期碁聖戦挑戦者決定戦において、一力棋聖が余正麒八段を破って挑戦者となりました。これで井山三冠とは本因坊戦（七番勝負）と合わせて１２番勝負になります。この他に芝野名人への挑戦権をかけて、名人挑戦者決定リーグでも激突しますので、日本碁界のトップをかけてしばらく両者の大勝負が続きます。 まずは５月２８、２９日に秋田県能代市で行われる７８期本因坊戦第２局が注目されます。 . . . 本文を読む
７８期本因坊戦七番勝負第１局は挑戦者の一力棋聖（白番）が並みはずれた読みの深さを見せて、井山本因坊の大石を取って快勝しました。 封じ手（図１の白△）以降１時間近い長考の末打たれた110手目のツケ（図１の①）には驚きました。まるで初級者が打ちそうな手で、高段者やプロでは気がつきにくい一手でした。しかしこのツケはAIの推奨手だったようです。この時点で中央黒の大石の死活を読み切っていたのかも知れません . . . 本文を読む
井山本因坊に一力棋聖が挑戦する７８期本因坊戦七番勝負第一局は、白番の一力挑戦者が１００手目を封じました。互いに眼のない大石が競り合っており難しい局面だと思います。封じ手はあてずっぽうで図１の①と推測します。いずれにしても明日は大激戦必至でしょう。
図１
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ツルバラの根元に植えた全く無手入れのクレマチスが、どういう訳か今年は沢山花が咲きました。けなげに咲かれるともう少し良い環境を作ってあげたくなります。
話は変わりますが、いよいよ７８期本因坊戦七番勝負が明後日に開幕します。１２連覇を目指す井山本因坊に昨年に引き続き一力棋聖が挑戦します。昨年の開幕局は歴史的な357手に及ぶ大激戦で、黒番の井山本因坊が半目勝をおさめ、以降３連勝のストレートで挑 . . . 本文を読む
