44期棋聖戦第5局は挑戦者の河野九段(白番)が秒読みの乱戦を制し、対戦成績を2勝3敗としました。 素人目には、中盤まで黒番の井山棋聖が厚く打っていて優勢なように見えました。挑戦者は辛抱を重ねながら、ここぞと言う時に乾坤一擲の勝負手を放ち、以降両者強手の応酬で乱戦になりましたが、最期は挑戦者が勝利の女神を引き寄せました。
本シリーズ井山棋聖が開幕3連勝した時点では、今期の棋聖戦も終わった感があ . . . 本文を読む
44期棋聖戦第5局が始まりました。これまで井山棋聖が3勝1敗と挑戦者(河野九段)をカド番に追い込んでいます。井山棋聖としては何とかこの一局でケリをつけたいと思っていることでしょう。挑戦者としてはもう後がありませんので、ただ精一杯頑張るしかありません。 本局形勢は別として、何となく白番の河野九段がのびのび打っているような印象を受けます。 . . . 本文を読む
昨日放映された第67回NHK杯囲碁トーナメント準決勝の許家元八段(先番)と高尾九段との一戦は手に汗握る大接戦となり、白番の高尾九段が手止まりの”半コウ”をつないで、ぴったり半目勝となりました。 図1は同対局の71手目までの局面で、ここで高尾九段は図1のaとポン抜きました。これには驚くとともに感動。AI的にはbとかCなどが有力なようですが、禍根を断つポン抜きはまさに高尾流の . . . 本文を読む
44期棋聖戦第4局は先番の河野九段が勝ってカド番をシノギました。難局をよく我慢し勝利を手繰り寄せました。次局以降も依然としてカド番は続きますが、勝敗はともかくとして自分の碁をのびのびと打って貰いたいと思います。 . . . 本文を読む
今年度の冬は暖冬ということで、未だ2月中旬なのですが、何となく春の気配を感じるこの頃です。
さて明日から44期棋聖戦第4局が行われます。井山棋聖が開幕3連勝と八連覇にあと1勝に迫りました。挑戦者の河野九段は追い込まれましたが、先ずは自分の碁を精一杯打って貰いたいと思います。 . . . 本文を読む
借りを返せないまま亡くなられてしまう棋友も多くなって来ました。互いに高齢化が進む中、仕方ありませんが寂しいことです。借りは来世きっちり返しに行きたいと思っております。
さて44期棋聖戦第3局は井山棋聖が勝って開幕3連勝と8連覇にあと1勝と迫りました。挑戦者の河野九段は、昨年の74期本因坊戦において第3局目の必勝の碁を逆転の半目負けを喫して以来、井山三冠に勝てなくなりました。本シリーズもストレ . . . 本文を読む
井山棋聖の2連勝を受けて、第3局目が昨日より始まりました。挑戦者の河野九段としては何とか一矢報いたいところでしょう。昨日の57手目の封じ手は珍しく分かりやすい一手でした。昨夜は両者ともおそらくその後の無数の変化を読んだものと推測されます。
果たして二日目の開始早々風雲急をつげて来ました。目が離せない戦いが続きそうです。
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