４７期名人戦第１局は井山名人が勝ちタイトル防衛に向けて好スタートを切りました。 終盤、地合いが足りずと見た芝野挑戦者（黒番）は中央白の大石を必死にトリカケに行きました。眼型がありそうに見えた白石が黒の強手により眼がなくなり、あわや白が取られたかと思いましたがきわどく大石同志のセメアイとなり、逆に黒の大石が取られる結果になりました。 観戦しているとどうなるのかハラハラ、ドキドキの終盤でしたが、井山 . . . 本文を読む
今回は井山名人に芝野九段が挑戦します。両者は一昨年今回とは逆の立場で戦っており、この時は４勝１敗で井山四冠が名人位を奪取しております。芝野九段は一時不調でしたが、最近は調子を上げて来ているようで、棋聖戦Sリーグにおいても井山四冠をいい内容で破っており、名人位奪還も十分あり得ます。 最近の七番勝負は井山対一力戦が続き、力勝負、読み比べの内容が多かったのですが、今度は一味違った戦いが見られるのではと . . . 本文を読む
４７期棋聖戦挑戦者決定リーグのＳリーグにおいて、芝野九段が最終局を待たず４連勝で優勝。これにより一力棋聖への挑戦がぐっと近づきました。同九段は最近絶好調で、名人戦では井山名人への挑戦者になっていますし、王座戦においても挑戦者決定戦に進出しております。この調子が続けば一力棋聖との新鮮な七番勝負が見られるかも知れません。 最大の関門は井山四冠だと思います。同四冠は現在１勝２敗ですが、残り２局（対村川 . . . 本文を読む
伊田九段が久々にタイトル戦に登場。若き関天元に挑戦します。今期の天元戦挑戦者決定本戦トーナメントにおいて同九段は準々決勝で張栩九段、準決勝で井山四冠、そして決勝では一力棋聖を下しての挑戦者ですので、まず現在、最も調子のよい挑戦者と言っていいと思います。
２０１４年伊田九段（当時八段）は本因坊戦七番勝負に初登場し、井山本坊に挑戦しました。そのシリーズは１勝４敗で敗れましたが、網走市で行われた第 . . . 本文を読む
