４９期名人挑戦者決定リーグ戦において、一力棋聖が８戦全勝で挑戦権を獲得しました。これにより芝野名人との頂上決戦七番勝負が来月下旬から開始されます。次代を担う旗手をかけて争われますが、気がかりなことが二つ。 芝野名人は４９期碁聖戦挑戦手合い五番勝負で井山碁聖に３連敗し、タイトル奪取に失敗。その前の６２期十段戦五番勝負においてもフルセットで井山王座に敗れタイトルを失っております。少し調子を落としてい . . . 本文を読む
第１０回応氏杯世界選手権（主催：応昌期囲棋教育基金会）準決勝三番勝負において一力九段が中国の第一人者柯潔九段を２勝１敗で下し決勝（五番勝負）に進出しました。ここ何年か日本は中国、韓国棋士の後塵を拝しておりましたが、久々の快挙です。まだ日程は決まっていないようですが、ここまで来たらぜひ優勝して貰いたいものです。 一力棋聖は昨日の中国での対局を終え、明日は名人戦リーグで余八段との全勝（６勝）同志の大 . . . 本文を読む
掲題は囲碁、将棋などで、形勢がよくなると、消極的なぬるい手を選んでしまうことを言います。強敵に勝てそうになると打つ手が実際に震えてしまうこともあります。おそらく精神的なものでしょう。
上記と別だとは思いますが、碁石をつまんで碁盤に打つとき、少し手が震えて正確に交点に置くことが難しくなってきました。加齢現象の一つかもしれませんが、碁打ちとしては由々しき問題で、将来ひょっとしたら、家内を碁盤の前 . . . 本文を読む
井山碁聖に芝野名人が挑戦する４９期碁聖戦五番勝負第１局は井山碁聖（先番）が勝ってタイトル防衛に向けて幸先良いスタートを切りました。芝野名人は先の十段戦で井山碁聖にタイトルを奪取されており、この碁聖戦では何とかリベンジを果たしたいところ。序盤から派手なコウの振り替わりがありましたが、中盤以降井山碁聖が徐々にリードを奪い快勝したような印象でした。第２局は来月中旬と間が空きますので、芝野名人にはこの間 . . . 本文を読む
一力本因坊に余正麒八段が挑戦した７９期本因坊戦五番勝負は一力本因坊が３連勝しタイトルを防衛しました。余八段は善戦しましたが一歩及びませんでした。一力本因坊は「コウ争い」に絶対的な自信を持っているようで、生半可なことでは、手を入れたり、解消したりせず徹底的にコウを争い、局面を有利に導いているように見えます。 勿論レベルは違いますが、アマもコウ争いの結果を読み切る訓練が強くなる要素なのかもしれません . . . 本文を読む
映画「碁盤斬り」の感想については、５／２２の記事で述べました、その後、同小説についても読んで見ました。映画では表現されていない場面も多々あり、映画をより深く理解できたような気がします。最後の二十三章（長旅）～二十四章（十年後）は本物語の「エピローグ」になっているようです。 やはり小生は本小説のようなハッピーエンドな物語が好きです。囲碁の実戦でいつも「悲劇」を経験しているので。 . . . 本文を読む
４９期碁聖戦挑戦者決定トーナメント決勝で、芝野名人が安達七段を破って井山碁聖への挑戦者となりました。碁聖戦五番勝負は６月２１日に開幕されます。 両者は６２期十段戦五番勝負で相まみえ、当時の芝野十段から井山王座がフルセットの末タイトルを奪取しております。芝野名人としては、ぜひとも先の十段戦での借りを返したいところ。おそらく壮絶な激戦が展開されると思います。 . . . 本文を読む
一力本因坊に余正麒八段が挑戦する７９期本因坊戦五番勝負第２局は一力本因坊が勝ってタイトル防衛にあと１勝と迫りました。中盤の競り合いから、一力本因坊は徐々にポイントを挙げたようです。終盤大石の死活めぐって粘る余八段を力で振り切りました。いつものことながら、秒読みの中、本因坊の大石は危なっかしく見えるのですが打つ手は正確で間違いません。強い！！ . . . 本文を読む
掲題は現在上映されている白石和彌監督の映画の題名ですが、囲碁を題材にしているとのことで、今日観賞して来ました。ともすれば石の打つしぐさや、盤面の図など稚拙なものになりやすいのですが、この映画では全く違和感がなく、とても自然に仕上がっていることに感心しました。ストーリも良く出来ており、囲碁を全く知らない家内も面白かったと。井山王座や藤沢女流本因坊などのプロ棋士もエキストラとして出演しているのも面白 . . . 本文を読む
一力本因坊に余正麒八段が挑戦する７９期本因坊戦五番勝負第一局は白番の一力本因坊が勝ってタイトル防衛に向けて幸先良いスタートを切りました。本因坊の大石は素人目には結構危ないように見えるのですが、相手の弱点を突き逆襲して勝利をものにすることが多いように思います。第二局は５月２３日（木）に行われますが余八段にとっては背水の陣で頑張りたいところでしょう。 . . . 本文を読む
