22期女流棋聖戦三番勝負第2局は黒番の上野女流棋聖が勝ってタイトルを防衛し2連覇となりました。藤沢女流本因坊は4冠を目指しましたが阻まれました。囲碁界も若い力が確実に育って来ているように感じます。
本局では上野女流棋聖が17手目に打った”単バネ”(図1)が珍しく面白い手だと思いました。機会があれば試してみたいと思います。
図1 22期女流棋聖戦上野女流棋聖(黒)対 . . . 本文を読む
43期棋聖戦七番勝負第2局は挑戦者の山下九段が勝って対戦成績を1勝1敗としました。本局も例によって序盤からギシギシと音が出るようなせめぎあいが続きましたが、山下九段が黒(井山棋聖)の勢力圏の中でうまく捌いたように見えました。これで本シリーズもいよいよ面白くなって来ました。第3局でも挑戦者がいい碁を打てればタイトル奪取も現実味を帯びてきます。次局以降も激戦が期待されます。 . . . 本文を読む
一昨日は秋田県南支部の新春囲碁大会でした。小生も楽しく参加させて貰いました。しかし2回戦で”大ポカ”を演じ早々と優勝戦線から離脱してしまいました。お陰様で3回戦以降はあまり勝負に拘らず大いに楽しんで打つことが出来ました。
図1は第5回戦目のDさんとの一局(Dさんの定先)。左上隅で定石の進行中。ここでDさんは①とツケて来ました。小生にとっては初めての経験です。3-五とツ . . . 本文を読む
上野女流棋聖に藤沢三冠が挑戦する第22期女流棋聖戦三番勝負第1局は白番の上野女流棋聖が勝ち、タイトル防衛に王手をかけました。上野女流棋聖は年始の挨拶で、『今年は”猪突猛進”で石を取りに行きます』と言っていたそうですが、本局では黒の大石を取りかけにいかず、序盤の厚みを生かしてじりじり追い上げ2目半勝を収めました。見事な変身です。
両者は17歳と20歳ととてもフレッシュな . . . 本文を読む
43期棋聖戦第1局は井山棋聖が勝って7連覇に向けて好スタートをきりました。ヨセ勝負になるかと思われましたが、白番の井山棋聖が時間に追われながらも黒の薄みを的確について中押し勝。山下九段は1日目の封じ手前、二間ビラキの白へ”下ヅケ”する渾身の勝負手を放ちましたがうまくかわされました。同九段はもともとエンジンのかかりが遅い傾向にあります。第2局以降は早くエンジン全開にして頑張 . . . 本文を読む
43期棋聖戦がいよいよ明日から始まります。7連覇を狙う井山棋聖に冬将軍山下九段が挑戦します。棋聖戦での両者の激突は過去3回ありいずれも井山棋聖が勝っています。山下九段としては何とか一矢報いたいところですが、今、最も脂ののっている井山棋聖を破ることは並大抵なことではありません。いずれにしても明日からの第1局が大きな比重を占めると思います。熱戦を期待しましょう。 . . . 本文を読む
年末寒波により溜まった屋根の雪を天候があまり荒れないうちに下そうと思い、昨日から今シーズン初めての雪下しを行っています。例年よりこの時期にしては雪が少ない方なのですが、何しろいつ何時大雪に見舞われることもありますので、早めに下しておくことに越したことはありません。 しかし、少々無理したせいか軽い”ぎっくり腰”の兆候。家内は昨年末の雪かきで”ぎっくり腰&rdqu . . . 本文を読む