46期七番勝負名人戦第4局が行われています。ここまで挑戦者の一力天元が2勝1敗とリードしており、挑戦者がリードを広げるか、井山名人が押し戻すか本シリーズの行方を左右する重大な一局です。二日目の本日は黒模様に打ち込んだ白がいかにさばくかが焦点です。
昨日は”一力ナラビ”が2か所(図1の②、図2の③)で見られました。善悪は判りませんが大変感心しました。
図1
図2 . . . 本文を読む
先週の日曜日に夏季支部囲碁大会があり、久々に囲碁を打ちましたが長い囲碁人生の中で最悪の錯覚をしてしまいました。 図1はKさんとの一局(小生の定先)。何故か△印の黒と、×印の白がセメアイになっていて、黒が一手勝っているものと錯覚していました。ここまでは良くある話なのですが、これが終盤まで錯覚に気がつかず、△印黒周辺の白の大石を包囲し取ったつもりで楽勝ムード。小ヨセに入って死んでいる筈の . . . 本文を読む
46期名人戦七番勝負第3局は黒番の一力挑戦者が中押し勝し、対戦成績を2勝1敗と一歩リードしました。囲碁AIの評価値が乱高下する大乱戦でしたが、小ヨセに入って一力挑戦者が勝利を確実にしたようです。井山名人は終盤時間に追われていつもの正確性を欠いてしまったのかも知れません。ともあれ挑戦者が一歩リードしたことにより、今後の展開が一層熱を帯びて来ると思います。第4局は9/28~29と10日余り時間が空き . . . 本文を読む
46期名人戦七番勝負第3局が昨日から行われおり、現在黒(一力挑戦者)と白(井山名人)の攻防が佳境に入って来ており勝負所を迎えております。本局をモノにした方が2勝1敗と本シリーズを左右する大事な一局です。 図1は昨日の封じ手前の攻防で、白が上辺の黒の一団を狙って①のキリから、③とかけた局面です。ここで一力挑戦者は➍と割り込み、華麗にシノギました。勿論勝敗はどう転ぶかわかりませんが、①から➍の攻防が . . . 本文を読む
46期名人戦七番勝負第2局は一力挑戦者(白)が井山名人の追い上げをからくもかわして半目勝し、対戦成績を1勝1敗の五分に戻しました。中盤の大コウ争い、終盤秒読みの中のヨセ合いなど最後まで手に汗握る激戦でした。 ともあれ一力挑戦者は井山名人との対戦での連敗を止めましたので、次局以降思い切って自分の碁を打てるのではないかと思います。碁聖戦では名人にタイトルを奪取されましたが、この名人戦の舞台でリベンジ . . . 本文を読む
魁新報社主催の「しろうと本因坊戦」が中止となりました。例年春に行われている囲碁大会なのですが、新型コロナウィルスの影響で、時期をずらして開催出来るか検討されていたようですが、昨今の感染状況から残念ながら中止となってしまいました。70年近く続い来た大会なので大変残念ですが致し方ありません。来年には晴れて開催出来ますよう、今暫く辛抱しましょう。
話は変わりますが、46期碁聖戦5番勝負は井山挑戦者 . . . 本文を読む