ついに一力対芝野の七番勝負が実現することになりました。４７期棋聖戦は一力棋聖に芝野名人が挑戦します。棋聖と名人のまさに頂上決戦です。ここ十年程は七番勝負と言えば殆ど井山三冠との争いでしたが、今期の棋聖戦では、今までとは変わった戦いが展開されると思います。果たしてどんな碁が見られる今からワクワクしております。 . . . 本文を読む
関天元へ伊田九段が挑戦している４８期天元戦五番勝負第３局は伊田九段（白番）が勝って対戦成績を２勝１敗としタイトル奪取にあと１勝と迫りました。 本局で伊田九段は図１⑯と大ゲイマにすべる通称「網走スベリ」を久々に打ちました。この手は６９期本因坊戦挑戦手合い（対井山本因坊）第３局で伊田八段（当時）が八手目で打ち当時大変な話題となりました。網走市での対局だったことから、「網走スベリ」と呼ばれました。（「 . . . 本文を読む
４７期名人戦第７局は挑戦者の芝野九段（白番）が井山名人を激闘の末破って名人位を奪取しました。本局は第１局と同様、挑戦者が井山名人の大石を猛然とトリカケに行きました。難解な攻防が続きましたが結局白は黒の大石を取り決着。秒読みに追われた名人に何か誤算があったのかも知れません。 本シリーズは名人の実利先行に対し挑戦者が模様・厚みで対抗する構図でした。特に挑戦者が辛抱強く厚い手が多かったと思います。本局 . . . 本文を読む
井山名人に芝野九段が挑戦している４７期名人戦もいよいよ最終局を迎えました。やはりタイトルマッチは七番勝負が一番見ごたえがあります。シリーズの中で勝敗の流れが変わることがよくあります。本シリーズで言えば、第１局目は名人が見事なシノギで快勝したあと、第２局目で好局を落とし以降３、４局と連敗。挑戦者はカド番に追い込んだ第５局目で優勢と思われた碁を逆転され、第６局目も落とし遂に決着は本日からの最終局とな . . . 本文を読む
