みちのく囲碁日記(時々絵手紙)

在住している地方の囲碁に関する出来事や、気になっている点などを気ままにつづっていきます。(絵手紙は全てY子さんの作品)

立葵杯

2020-07-30 13:58:41 | 日記
 藤沢女流立葵杯に鈴木女流棋聖が挑戦していたタイトル戦三番勝負は第1、2局と藤沢女流立葵杯が連勝し4連覇となりました。第1局で大接戦の末、藤沢立葵杯が半目勝したのが大きかったと思います。 図1は第2局で印象に残った場面。下辺で白が12-十八と渡ったところで、藤沢立葵杯は❶とノビました。この一手は全く思い浮かびませんでした。”さすがはプロ”と感心した次第です。 図1 . . . 本文を読む
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名人戦リーグ煮詰まる

2020-07-28 09:09:34 | 日記
 45期名人戦挑戦者決定リーグ戦は7局まで終了し、挑戦権争いは7戦全勝の井山三冠と6勝1敗の一力八段の両者に絞られていますが、井山三冠の挑戦が濃厚だと思います。昨日のリーグ戦張栩九段との一局では稀にみる激戦を制し(白番半目勝)挑戦権をぐっと引き寄せました。もし挑戦者となれば、先の本因坊戦においては芝野名人を圧倒してしていますので、名人位を奪還する可能性が高いと思います。 心情的には次世代を担うであ . . . 本文を読む
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45期碁聖戦第1局

2020-07-18 20:12:41 | 日記
 羽根碁聖に一力八段が挑戦する45期碁聖戦五番勝負第1局は白番の一力挑戦者がヨセ合いを制し、1目半勝となりました。 平成四天王と令和三羽烏の対決となった本シリーズ、羽根碁聖としては四天王の最期の砦として何としてもタイトルを死守したいところ。一方一力八段は三羽烏の中では唯一人七大タイトルに手が届いていません。過去5回(棋聖戦1回、王座戦2回、天元戦2回)挑戦者としてタイトルマッチを行っていますが、い . . . 本文を読む
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井山本因坊9連覇

2020-07-12 09:59:29 | 日記
 75期本因坊戦七番勝負は井山本因坊が挑戦者の芝野名人を4勝1敗で退け九連覇を達成しました。これで60歳を待たずに「26世本因坊」を名乗ることができます。本因坊九連覇は25世本因坊治勲の10連覇に次ぐ記録ですが、これを超える可能性も多いにあります。 そうなれば遠い将来、「26世本因坊文裕」は道策や秀策などと共に不世出の棋士として語り継がれることになるでしょう。ともあれ、今シリーズの井山本因坊は勢い . . . 本文を読む
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75期本因坊戦第5局封じ手

2020-07-08 17:38:13 | 日記
 井山本因坊3勝、芝野名人の1勝で迎えた第5局は黒番の芝野名人が71手目を封じました。封じ手直前に打たれた図1の❶には驚きました。そして、白②と代わってから❸、➎のハネノビ。前局同様、芝野名人の面目躍如の場面。井山本因坊が下辺に手を入れずに⑥と打ち、ここで封じ手になりました。黒は下辺に手をつけて行きたいところ。図1のaと打って勝負に出ると思います。 図1 . . . 本文を読む
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キューリにカボチャの花が

2020-07-03 17:15:05 | 日記
 プランター菜園でキューリ2本を植えていますが、一本からは沢山収穫出来ていますが、もう一本からはまだ2本程しか収穫出来ていません。原因は良く分っていませんでしたが、収穫の少ない苗木から何とカボチャの花が咲いているではありませんか。葉っぱが似ているので花が咲くまで気がつきませんでしたがカボチャと思われるツルが相当伸びています。おそらく接ぎ木元根がカボチャでそれが成長したものと思われます。 一つの苗木 . . . 本文を読む
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芝野名人一矢報う

2020-07-02 11:56:54 | 日記
 75期本因坊戦七番勝負第4局は芝野名人が勝って本シリーズ初勝利。対戦成績1勝3敗と追い込まれてはいますが、ともかく次局以降に望みを繋ぎました。井山本因坊は本局珍しく終盤の粘りが見られず負けましたが、依然好調は維持しているように思います。 本局では久々に芝野名人らしい碁を見たような気がします。図1は83手目までの局面で、中央に巨大な黒模様が出来つつあります。ここで芝野名人は何と図1の①と下がりまし . . . 本文を読む
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