４８期棋聖戦七番勝負第３局は白番の一力棋聖が勝って、対戦成績を２勝１敗と一歩リードしました。ＡＩの評価によれば、挑戦者の井山王座が優勢な局面が多かったようですが、中盤から終盤にかけて一歩誤れば奈落の底に落ちる読み比べの力勝負となり、一力棋聖は秒読みに追われながら、この難局を乗り切り勝利をモノにしました。 対戦成績は一力棋聖がリードしましたが、これまでの３局では挑戦者の井山王座が押し気味に進めてい . . . 本文を読む
一力棋聖に井山王座が挑戦する４８期棋聖戦七番勝負第３局は黒番の井山王座が91手目を封じました。難しい局面で封じ手となりましたが、平凡に下図の❶と押さえるのではないかと予測します。明日は中央から下辺にかけて激しい攻防が展開されると思います。
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一力棋聖に井山王座が挑戦する４８期棋聖戦七番勝負第２局は井山王座が勝って対戦成績を五分に戻しました。本局は井山王座の快心の一局だったかも知れません。 それにしても、一力棋聖の「快禅の大塗り」を彷彿させるような大胆な捨て石作戦（下図）には驚きました。４０目あまりの実利を与えても代償の厚みで十分打てるとの判断だったのでしょう。確かにＡＩなどの評価ではいい勝負だったようです。しかしこの後、井山王座は . . . 本文を読む
一力棋聖に井山王座が挑戦する４８期棋聖戦七番勝負第２局は黒番の一力棋聖が103手目を封じました。 本局一力棋聖は大胆な捨て石作戦で強力な厚みを作りました。明日はこの厚みを如何に生かすことができるかが勝敗のポイントでしょう。どちらかと言えば、大きな実利を確保している井山王座のペースのような気がします。封じ手は下図の❶打ち込みと予想します。
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一力棋聖に井山王座が挑戦する４８期棋聖戦第１局は息詰まるような激戦を白番の一力棋聖が制しました。この両者の戦いには本当に魅了されます。 図１は上辺の黒の大石を手を抜いて、「取れるものなら取って見ろ」とばかり井山王座（黒）は13ー九にダメを詰めて押した場面。ならばと一力棋聖は①（「一力のナラビ」）と黒の大石をトリカケに行きました。❻のツケコシには⑦と最強手で応じ、結局ここの黒の大石はコウになりまし . . . 本文を読む
一力棋聖に井山王座が挑戦する４８期棋聖戦七番勝負第一局が始りました。一力棋聖は三連覇を、井山王座は一昨年失った棋聖位の奪還をかけて熾烈な戦いが繰り広げられることと思います。 本日は白番の一力棋聖が８２手目を封じました。難しい局面での封じ手となりましたが、小生は図１のAと様子見したいような気がします。いずれにしても明日は双方の大石の死活をめぐって食うか、食われるかの激戦になると思います。
図１
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