井山王座に挑戦する７２期王座戦挑戦者決定戦は、芝野名人（白番）が一力棋聖を破って挑戦者となりました。本局の出だしは8/27～8/28に行われた名人戦第一局と11手まで全く経緯で両者の意地が感じられました。名人戦では一力棋聖が先勝しましたが本局は芝野名人が勝利。「江戸の仇を長崎で討つ」の感じでしょうか。4期ぶりに王座復冠を目指します。 図１の白①の棒ツギはなかなか打てない一手だと思います。黒❷から . . . 本文を読む
芝野名人に一力棋聖が挑戦する４９期名人戦七番勝負第一局は、先番の一力挑戦者が勝ち、タイトル奪取に向けて幸先よいスタートを切りました。芝野名人の白模様にドカンと打ち込み、持ち前の正確な読みでシノギながら、白の薄みを突いて反撃し快勝しました。 同挑戦者は世界棋戦の「応氏杯」決勝五番勝負においても謝科九段に２連勝しており絶好調と思われます。 芝野名人は本局は敗れましたが、独特の打ちまわしが見られました . . . 本文を読む
芝野名人に一力棋聖が挑戦する第４９期名人戦七番勝負がいよいよ明日と明後日に第一局が行われます。名人と棋聖の頂上決戦です。両者は１日おいて井山王座への挑戦権をかけても激突します。こちらも大一番で目が離せません。次世代リーダの座をかけてしばらく両者の戦いは続きます。 一力棋聖は名人戦の合間をぬって、世界棋戦の「応氏杯」五番勝負の３、４、５局が予定されており、過密スケジュールが心配されます。 . . . 本文を読む
相手の大石をしとめることは、うれしい反面危険を伴うことも多い。大石を取っても大勢に遅れ負けてしまうことも珍しくありません。 図１は夏季支部囲碁大会におけるOさんとの一局（向先）。黒❶と活きに来た時、➁から⑥と置いて取り掛けに行きました。aに傷があるので、何とか取れそうに思いました。
図１
しかし、図２の❶以下のように隅の黒を取ることはできませんでした。手順中、黒25の放置込みを見落と . . . 本文を読む
