毎日、棋譜並べしている小生を見て、家内からは『毎日の”石運び”大変ご苦労様です』などと丁重で皮肉なねぎらいを受けているこの頃です。『そうか、俺は物理的には石を運んでいるのか』と気づいたものでした。 一局の手数は平均約210手で年間約1000局並べますので、碁石１個６グラムとして、年間碁笥から盤まで合計1260kｇの石を運んだことになります。大したこともないようでもあり、『 . . . 本文を読む
プロの棋譜を並べていると、ヨセの手筋が大変参考になることは2017/5/17付け記事で述べましたが、図１もその一つです。 局面は小ヨセの段階で、白①と切って③とハネました。プロにとっては当然かも知れませんが、小生などにはなかなか思いつきません。結局ハネた③の一子は取られますが、それでも黒地を １目減らしています。
図１
プロの実戦においては一局を左右してしまう死活の手筋は、双方の&rd . . . 本文を読む
４２期碁聖戦５番勝負第３局は井山碁聖が勝ってタイトルを防衛しました。最強の挑戦者と思われる山下九段を危なげなくストレートで破ったことには脱帽です。先の本因坊タイトル戦でも４連勝で防衛しており正に向かう所に敵なしの感。余勢を駆っておそらく名人戦の挑戦者として名乗り上げ、再度七冠に焦点をあてていることと思います。 迎え撃つ高尾名人は大変ですが是非頑張って名人らしい碁を見せて欲しいと思います。&nbs . . . 本文を読む
４２期碁聖戦第２局は井山碁聖が勝ってタイトル防衛に王手をかけました。挑戦者の山下九段は意欲的な布石を魅せていますが１～２局と及びませんでした。第３局以降の頑張りに期待しましょう。 それにしても井山碁聖は強い。以前の対山下戦では力には力で対抗し、いつもねじり合いのイメージでしたが、本シリーズでは難しい戦いはせずに勝利をモノにしている感じで、一段と懐が深くなったような気がします。 . . . 本文を読む
４２期碁聖戦第2局が始まりました。挑戦者の山下九段としては、何としても本局をモノにして対戦成績をタイに戻したいところ。本シリーズを面白くするためにも是非挑戦者に頑張って貰いたいと思います。 白番の山下挑戦者は図１の⑥の掛りから⑧の大大大ケイマに開き、黒の打ち込み（⑨）に対し、⑩のボウシと善悪は分りませんがとても斬新で魅力的です。
図１ ４２期碁聖戦第２局 井山碁聖（先番）対山下九段
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他人の碁の観戦は実に楽しい。勿論口出し厳禁なので、大石の死活が絡んでいたりするとハラハラドキドキしますが、自分の碁ではないのでどちらに転んでも気楽です。 例会におけるS先生とYさん（定先）との一局をチラチラ観戦していたら、Yさんの投了した局面で、図１のような部分図がありました。 小生の疑問は図１の①以下⑪と打てば白の大石に眼がないのではと思っていました。もし⑦で2-十四と押さえると白に⑦と打たれ . . . 本文を読む
囲碁用語の”ゲタ”は英語では”ネット”と訳すらしい。”ゲタ”は相手の石を捕獲する積極的な手法なのですが、”ネット”は相手が引っ掛かって来るのを待つ”ワナ”のイメージで、”ゲタ”の英訳としては少し違和感があります。 それは兎も角として、今年の家庭菜園では、 . . . 本文を読む
囲碁では誤算があり負けてしまうことがしばしばあります。囲碁に限らず人生においては誤算はつきものかも知れません。出来ることなら大きな誤算なく過ごして行きたいものです。 今年の家庭菜園では、初めてキューリを３株程植えて見ました。キューリは病気に弱いイメージがあり、消毒などしない家庭菜園ではおそらく収穫は期待出来ないだろうと思っていました。ところが最近どんどん実をつけ、毎日５本前後収穫があり、昨日など . . . 本文を読む
定石通のIさんは嘆いていました。あまりに定石を知らない人が多く、定石書にない手を打たれて戸惑うことしばしばあるとのこと。その最たる手が図１の①で、何とかとっちめたいのだが、なかなかうまい手が浮かばないのだと言う。 たしかにａとハネ出して反発しても白に星へキラレて、あまり有利な変化にはならないようです。
図１
結局図２の①から⑬位までが相場かと。黒は確定地が多いの . . . 本文を読む
