みちのく囲碁日記(時々絵手紙)

在住している地方の囲碁に関する出来事や、気になっている点などを気ままにつづっていきます。(絵手紙は全てY子さんの作品)

井山名人防衛

2014-10-31 17:23:29 | 日記
 39期名人戦は井山名人が4勝2敗で挑戦者河野臨九段を降し名人位を防衛し6冠を維持しました。現在、王座戦、天元戦の挑戦手合いも進行中ですが、いずれも先勝し好調のようです。暫らく井山時代が続く予感がします。 . . . 本文を読む
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39期名人戦第6局

2014-10-29 15:31:05 | 日記
 井山名人が3勝2敗と挑戦者(河野九段)をカド番に追い込んでの第6局目。名人の「偏ミニ中国流(仮称)」に対して挑戦者は2連星で対抗。名人が積極的に仕掛けている感じがします。一囲碁ファンとしては何とか挑戦者に頑張って頂いて、第7局目も見せて貰いたいと思っています(まったく自分勝手ですみません)。 . . . 本文を読む
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2014-10-27 16:42:33 | 日記
 昨日(10/26)、S先生よりご自宅で収穫した柿を沢山頂きました。今年は柿が豊作とのこと。S先生は小生が高一の時、数学を教わった恩師で、囲碁を井目(せいもく)から教えて頂いた師匠でもあります。  さて沢山頂いた柿をどのようにして食べたらよいかしばし長考。甘柿ではないので、定石としては「さし柿」にするか「干柿」にするかの二者択一です。「さし柿」にすると多量故消費する前に腐らせる恐れがあります。「 . . . 本文を読む
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第40期天元戦始る

2014-10-24 10:31:16 | 日記
 本日五番勝負の第1局目が行われており、井山天元に高尾十段が挑戦しています。黒番の挑戦者がミニ中国流、白番の井山天元が二連星の構えで始まり比較的早い進行です。  黒のミニ中国流(仮称「偏ミニ中国流」(注1)含む)対白の二連星の対峙は良く見られる布石で過去十年間のトッププロ同士の対局((注2)参照)では68局あり(当方の調べ)黒の38勝30敗となっています。この結果からはミニ中国流が優位のように見 . . . 本文を読む
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62期王座戦第1局

2014-10-21 19:33:48 | 日記
 62期王座戦挑戦手合い五番勝負が始りました。井山王座に関西棋院のホープ村川七段が挑戦しています。本日の第一局は井山王座が黒番半目勝ちとなりました。それにしても井山王座は魅せてくれます。下図一間高掛りにツケヒキのあと、⑬と打って⑭と代わってから⑮の一間飛び。過去に例があるのかも知れませんが、小生は初めて見たような気がします。勿論小生には手の善悪は分かりませんが、ともかく意外性のある手に魅力を感じま . . . 本文を読む
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ツケスカシ定石(仮称)の推移

2014-10-20 13:56:48 | 囲碁統計
 下図は例会におけるYさんとの一局(小生の黒番)。④の小目に⑨と一間高掛りし⑩と一間挟みされた時、⑪と三々につけると、最近殆ど⑫と外して来ることが多いようです。まだ未完成定石のようでプロの間でも色々な変化が見られます。本局の変化は27まで、黒はあまりいい感じはしていませんでした(次に7-五と戻られると白が厚いと思っていました)。  上記のような「ツケスカシ定石(仮称)」はここ7~8年前頃から . . . 本文を読む
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「名人に定石なし」

2014-10-17 13:23:24 | 日記
 39期名人戦第5局は井山名人が勝って、対戦成績を3勝2敗とし、タイトル防衛に王手をかけました。井山名人は序盤早々従来の定石にはない強手を放ちました。まさに「名人に定石なし」です。この大一番でのこの一手、井山名人の真骨頂を見たような気がします。対する河野挑戦者は「シチョウアタリ」を絡めて応戦し見ごたえある振り代わりとなりました。持ち時間の短い碁ではなかなか、このような碁は見られないのではないでしょ . . . 本文を読む
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黒番ナダレ定石の推移

2014-10-15 14:38:37 | 囲碁統計
 39期名人戦第5局は先番河野九段の互い違い小目からナダレ定石でで始まりました。過去10年間のトッププロ同士対局((注1)参照)においては黒番でのナダレ定石は64局(当方の調べ)打たれており、その成績は黒の33勝31敗(51.6%)とほぼ互角になっています。各年度の打たれた件数は下図の通りですが、最近の二年程は少ない傾向にあります。  因みに白番でのナダレは47局打たれており、成績は白の21 . . . 本文を読む
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台風19号

2014-10-14 13:44:47 | 日記
 列島を縦断した台風19号は各地で大きな被害を与えました。ここ横手市に於いては雨が多かったものの、心配された風は思ったより弱く、収穫期のリンゴ関係者の皆さんは一先ずホットされたことと思います。横手市(増田町)は並木路子の「リンゴの唄」の歌碑があるリンゴの里でもあります。  さて明日からは39期名人戦の第5局が始ります。井山名人対河野臨九段(挑戦者)共に譲らず現在まで2勝2敗。今シリーズ最大の山場 . . . 本文を読む
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ヨセ

2014-10-11 13:01:06 | 日記
 小生の碁はヨセ(注1)の前に決着することが多いせいでしょうか、ヨセ勝負の碁になるとどうしても雑になってしまいます。時間に追われるとなおさらです。難しい大ヨセはおろか、1,2目の小ヨセにおいても得する手段を見落とすことが多くあります。挙句の果てには、最後の半コウにも気が付かず相手に継がれてしまうことも少なくありません。このような状態では細かい碁は先ず勝つことは出来ないとしたものです。 一方、自分の . . . 本文を読む
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