十文字囲碁研究会でのDさんとの一局（互先小生の先番）。図１の左隅の変化はDさんが得意するところ。黒は❾とコスミつけて、白ａのノビなら、ｂとハサミつけて隅の実利を確保としました。ところが白は図２⑩とハネて来ました。この状態で図１のｂのハサミつけは思わしくないと判断し、図２⓫とおさえて以下24手まで、すっかり白の幻惑にハマって難しい戦いに引きずり込まれてしまいました。図２⓱からデギった手では単純に図 . . . 本文を読む
一力棋聖に芝野名人が挑戦している４７期棋聖戦七番勝負第６局は一力棋聖が勝って、本シリーズ対戦成績４勝２敗でタイトルを防衛しました。同棋聖は過去「碁聖」「天元」などのタイトルを取ったことがありますが、七大タイトルの防衛は今回初めてです。漸く大棋士への一歩を踏み出したと言えるでしょう。 挑戦者の芝野名人は、カド番ではありましたが、前局の第５局で快勝しており、前々日に行われた十段戦の開幕局でもいい内容 . . . 本文を読む
許十段に芝野名人が挑戦する６１期十段戦五番勝負第１局は白番の芝野名人が勝って、タイトル奪取に向けて好スタートを切りました。同名人は先日行われた棋聖戦第５局でも一力棋聖を破っており好調のようです。 本局で最も印象深かったのは、図１黒❶、❸とツケノビた時、白④と黒一子を抱えた手には驚きました。手の良否は分かりませんが、これが”芝野流”なのかも知れません。蛇足ですが、図１の黒❶ . . . 本文を読む
４７期棋聖戦七番勝負第５局は黒番の芝野挑戦者（名人）が勝って、カド番を凌ぎ対戦成績を２勝３敗としました。前局（第４局）は一力棋聖の圧巻のシノギによる快勝でしたが、本局は逆に芝野名人の華麗なシノギで”お返し”をしました。３／９～１０に行われる第６局は本シリーズの天王山の一局と思います。熱戦を期待しましょう。 芝野名人はその前々日に十段戦五番勝負の挑戦手合い（許十段に挑戦）が . . . 本文を読む
一力棋聖の３勝１敗で迎えた、４７期棋聖戦七番勝負第５局は白番の一力棋聖が72手目を封じました。カド番に追い込まれている挑戦者の芝野名人はこれまでとは違い実利を先行し、かつ眼のない白の大石を虎視眈々と狙っている状況です。 非常に難しい局面での”封じ手”となりましたが白は左下の４子を捨て気味に7-十三と打ちそうな気がします。いずれにしても明日は封じ手以降激戦となることでしょう . . . 本文を読む
