みちのく囲碁日記(時々絵手紙)

在住している地方の囲碁に関する出来事や、気になっている点などを気ままにつづっていきます。(絵手紙は全てY子さんの作品)

囲碁の日

2013-12-27 21:19:43 | 日記
 今年も後わずかとなりました。この一年、色々な事情で十分碁が打てたとは言えませんでしたが、この「囲碁日記」を立ち上げたことがせめてもの救いでしょうか。明けて来年1月5日は語呂合わせで「囲碁の日」なのだそうですが、私はこの年末の本日も囲碁の日に相応しいような気がします。お気づきのように、本日は今年の1月1日から数えて丁度361日目で碁盤の目数と同数の日なのです。1月5日は”打ち初め&rd . . . 本文を読む
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ゲタかシチョウか

2013-12-25 11:20:35 | 日記
 囲碁を始めた頃、石を取るときは「ゲタ」か「シチョウ」か指を折って確認すべしとよく言われました。「初心忘れるべからず」だと思います。  先週の土曜日(12/21)例会(注参照)に顔を出してみました。暫しK6段とIさんの4子局を観戦(図1)。  図1 K6段とIさんの4子局  (24は8-十五)  序盤早々、黒は①、③、⑤、⑦と白を攻め立てたのでした。厳しいものだと感心して見ておりましたが . . . 本文を読む
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(続)ミニ中国流の勝率

2013-12-22 09:23:24 | 囲碁統計
 黒番のミニ中国流(仮称「偏ミニ中国流」も含む)の勝率については2013/9/16付けの記事で約6割と述べましたが、若干以下に補足したいと思います。  ミニ中国流は小目と星のコンビネーションから布く場合と小目二つから布く場合があります。例によってトップ同士の対局1166局(2013/9/10付け記事(注1)参照)においては、小目と星のコンビネーションからミニ中国流(仮称「偏ミニ中国流」も含む)を . . . 本文を読む
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燃える碁石

2013-12-20 10:31:40 | 日記
 喪中はがきを頂くことがめっきり多くなりました。そのような年齢になったと言う事でしょう。  形勢挽回が困難な場合は、あまりじたばたせず、投げ場を作ってきれいに投了したいのですが、相当な修練が必要と思われ、未熟な私には自信がありません。少々未練がましいのですが、碁敵に対抗する力を保持するべくお棺には愛用の碁盤、碁石と呉清源打碁全集及び詰碁書籍(歳時記、奥の細道等)を入れてくれるようお願いしています . . . 本文を読む
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ナダレ定石

2013-12-17 05:56:40 | 囲碁統計
 難解定石の一つに「ナダレ定石」があります。坂田23世本因坊や藤沢名誉棋聖などの全盛時代には「大ナダレ定石」が良く打たれたように思います。アマでも大流行して、私などもいかにも分かったような顔してこの定石を打ったものでした。今考えると冷や汗ものです。  下図 ②の小目に⑤と一間高掛りし、⑥と下ツケした時、⑦、⑧、⑨と打っていくのが「ナダレ」で、次に白が4-六とハネれば「小ナダレ定石」、白が3-六と . . . 本文を読む
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冬将軍

2013-12-14 15:41:36 | 日記
 やって来ました今年も。冬将軍。一晩で50センチメートル程積もったでしょうか。この雪はもう春まで消えることはないでしょう。  「冬将軍」と言えば山下前名人の代名詞。北海道旭川市の出身であること、及びこの時期の「棋聖」(日本囲碁界で最も賞金金額が大きい)タイトル戦で大活躍したことで付けられたものと思います。今度の棋聖戦は挑戦者として絶好調の井山六冠に挑みます。七番勝負の第1局は2014/1/11ス . . . 本文を読む
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良薬

2013-12-13 12:24:52 | 日記
  棋力向上の方法を云々する前に、先ず健康でなければどうにもならないことにふと気づきました。特に囲碁では「耳赤の一手」(注1参照)のような妙手を打たれると、血圧がいっきに上昇し脳内出血や脳梗塞などのリスクが高まります。そこで十数年来上限値を越えていた「悪玉コレステロール」の治療を行うべく、近くの掛り付け医に行き治療薬を処方して頂いた。2ヵ月後の血液検査結果、悪玉コレステロールは半減し、と . . . 本文を読む
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ツケスカシ定石(仮称)

2013-12-11 04:44:24 | 囲碁統計
  下図のように、③と三々(3-三)にツケられたら、従来はハネだす(3-四)か、または下ハネ(3-二)が殆どだったのですが、最近では④と外す(透かす)方が多くなっているようで、ここでは便宜的に「ツケスカシ定石」と仮称しておきます。トッププロ同士の対局1166局(2013/9/10付け(注1)の記事参照)においては、このツケスカシ定石は39局打たれており(当方の調べ)、その成績はスカシ(図の④)た側 . . . 本文を読む
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白番 星と小目のコンビネーション

2013-12-08 10:54:22 | 囲碁統計
 白番では二連星が最も打たれている旨2013/11/16付けの記事に述べましたが、下図白の星と小目のコンビネーションも良く打たれているようで、トッププロ同士の対局1166局中(2013/9/10付け(注1)の記事参照)では325局あり(当方の調べ)、成績は白の164勝161敗とほぼ互角になっています。下の図で白は続いて右辺の星下あたりに割打する手も良くありますが、この割打を打たなかった局は291局 . . . 本文を読む
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青い山脈

2013-12-06 07:21:18 | 日記
 掲題は言うまでもなく、石坂洋次郎の小説「青い山脈」の映画主題歌なのですが、その小説のモデルとなったところは、ここ旧横手市だったと言われております。確かに春から夏の季節には、鳥海山から連なる出羽丘陵が遠くに青い山脈として見え、市内を蛇行して流れる横手川に沿って立ち並ぶ町並みは情緒豊かな風景に感じます。これからの冬の季節は、「青い山脈」が「白い山脈」に変わり、町並みも一面”白模様&rdq . . . 本文を読む
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