タイトル戦などでは対局前、先に入室した対局者が備え付けの布で黙々と碁盤を清めている姿をよく目にします。碁盤が汚れているわけはありませんので、きっと気を鎮めるために行っているのでしょう。 さて、今年もとうとう大みそかになってしまいました。と言うことで小生も日頃棋譜並べに使用している碁盤を雑巾で拭いてみました。雑巾が汚れで茶色になってしまいました。今年は1100局あまりを並べましたが、約10パーセン . . . 本文を読む
図1は例会におけるS先生との一局(小生の定先)。黒が❶、❸とツケノビタ時、④と急所に来られてしびれました。白④ではaとぶつかって来ることを予想し、その時黒➍と打つつもりでした。何とも情けない勝手読みでした。
図1
以下図2⑯までのような進行になり、乱戦得意のS先生のペースとなり、以後いろいろありましたが結局小生の中押し負け。
図2
遡って図1の後は、図3のように➎と一本覗い . . . 本文を読む
一昨日に行われた45期天元戦五番勝負の第5局は井山天元(白番)が挑戦者の許家元八段を破って五連覇を成し遂げました。力戦家の挑戦者を力でねじ伏せた印象で、七冠時代の力強さが復活してきたように思います。 年明けにはいよいよ44期棋聖戦七番勝負が始まりますが、これで気を良くして戦えるのではないでしょうか。一方、挑戦者の河野九段は”読み”に定評がありますので、おそらく壮絶な&rd . . . 本文を読む
掲題は囲碁のことではありません。某大手IT企業がネット販売しているタブレット端末をその安さに目は眩んでついに購入してしまいました。インターネット検索用として活用するつもりなのですが、同社が提供するゲームや本などてんこ盛り(有料のものが多い)なのです。どうやらIT企業の戦略に嵌まってしまったようです。 しかし、この端末に搭載されているAIスピーカには感心しました。「****(AIスピーカの名前)元 . . . 本文を読む
昨日は当支部(日本棋院秋田県南支部)の忘年囲碁大会が開催されました。小生は三回戦でSさんに敗れ結局3勝1敗で三位に終わりました。図1はそのSさんと一局(互先 小生の先番)で、23手目でaと気持ち良い音が響くような”ポン抜き”を打ち、勝ったような気分になってしまいました。しかし見た目ほど黒が良い分けではなく、まだ互角の勝負だったようです。珍しく楽観したのが災いし終盤細かい碁 . . . 本文を読む
12月8日(日)のNHK杯 河野九段(先番)対鶴田六段戦を見ていたら、右下隅に図1に示すような形が出現していました。 解説(中野九段)によれば、右下隅の黒は❶のハネがあれば手を抜いてもイキているとのこと(ちなみに❶のハネがなければ、白にaとハネられて簡単に死んでしまいます)。このあと、白がaとホウリ込んでも黒bとついで、白cとノビて来ても黒dとつけて生き形。aのホウリ込み以外の手を色々調べてみま . . . 本文を読む
45期天元戦五番勝負の第4局は黒番の井山天元が勝って対戦成績を2勝2敗とし、決着は12/18の最終局に持ち込まれました。ここまで、いずれも黒番が中押しで勝利しており最終局の”にぎり直し”も注目されます。
本局は久々に”大なだれ定石”が発生しましたが、今までに見たことがない変化になりました。おそらく白番の許八段が通常の定石手順では不利になるとの判 . . . 本文を読む
未だ12月の初旬だと言うのに大雪に見舞われています。当横手市では一昨日から昨日にかけて約50センチの積雪があったとか。その前日まで0センチだったので、あわてて雪かき道具などを取り出し雪かきに追われています。本日も降り続いており、そろそろ屋根の雪下ろしの心配もしなければなりません。
たしか2年前も、同じパターンで大雪があり、慌て者の小生は急いで屋根の雪下ろしをしたものでした。ところが、その後天 . . . 本文を読む
一昨日未明から10センチ程の雪がふり、今年もいよいよ冬本番です。 さて67期王座戦第4局は挑戦者の芝野名人(白番)が息詰まるヨセ合を制し半目勝。これにより対戦成績3勝1敗で王座のタイトルを奪取しました。井山四冠は三冠(棋聖、本因坊、天元)に後退しました。
それにしても芝野名人のしぶとさは何と言うことでしょう。1局目は黒番半目勝、2局目は中押しで敗れましたが、3局目は黒番1目半勝、そして第4局 . . . 本文を読む