４６期天元戦五番勝負第５局は挑戦者の一力碁聖が井山天元を破って天元位を奪取しました。一力碁聖は井山三冠との番碁で過去５回（天元戦２回、王座戦２回、棋聖戦１回）戦っていずれも敗退しておりましたが、今回初めて番碁で井山三冠に勝利しました。 しかしまだ壁を破ったとは言えないかも知れません。二日制の七番勝負で勝利してこそ壁を乗り越えたと言えるのではないかと思います。７６期本因坊戦がその舞台になるかも知れ . . . 本文を読む
井山天元に一力碁聖が挑戦する４６期天元戦五番勝負第４局は白番の一力碁聖が勝って、決着は１２／１６の最終局に持ち越されました。ファンとしては願ってもない展開です。挑戦者にとっては本シリーズの中で本局が最も良かったように思います。 図１は黒が❶と押した局面ですが、ここで白は②とふんわりとケイマであおりました。形の急所としてはａやｂなどに目がいきますが、②はなかなか気がつきにくい一手でした。善悪は分か . . . 本文を読む
勝負マスクかどうか分かりませんが芝野王座・十段は”ハシビロコウ”の絵柄のマスクでタイトル戦を戦っている姿を見ます。”ハシビロコウ”は動かない鳥と言われているそうで、芝野王座・十段には相応しいマスクだと思います。 さて昨日は久々に日本棋院秋田県南支部（以下当支部と略）の囲碁大会があり参加しました。新型コロナウィルスの関係で囲碁を打つ機会が少なくなって . . . 本文を読む
芝野王座に許家元八段が挑戦した６８期王座戦五番勝負第４局は芝野王座が黒番で半目勝し対戦成績３勝１敗でタイトルを防錆しました。 芝野王座は中盤３０目にも及ぶ黒の大石がセメアイ負け（ヨセコウ）し、非勢のように見えましたが、しぶとく粘って半目勝負に持ち込みヨセ勝ちしました。本シリーズいずれも中盤激戦が展開されましたが、終盤は細碁模様で両者秒読みの中ハラハラ、ドキドキの連続でした。今後も両者のタイトル戦 . . . 本文を読む
