人工知能ALPHAGO(アルファ碁)のデビューは鮮烈でした。しかも韓国のトッププロ イ・セドル九段との五番勝負で、開幕2連勝となった時は、まさかトッププロがコンピュータに負けるとは夢にも思っていなかった小生は「これで囲碁も終わりだな」などと悲観してしまいました。アマの小生ですらこの状態ですから、プロ棋士への衝撃は計り知れないものだったと推測します。
しかし、冷静に考えて見ると人工知能の思考エ . . . 本文を読む
家の周りの雪も殆ど消えてクロッカスや福寿草が咲いています。もう直ぐスイセンも咲いてくることでしょう。スーパには春の山菜なども並ぶようになりました。雪国も漸く春本番です。
話は古くなりますが、張 栩(ちょう う)九段が今期のNHK杯(早碁)で優勝しました。ここ二、三年タイトル戦などへの出番がなく心配していましたが、これを機に是非復活して欲しいと思います。長い冬の後には必ず暖かい春がやってく . . . 本文を読む
54期十段戦第2局は挑戦者の井山六冠が勝ち、タイトル奪取へあと1勝と迫りました。4/14の第3局は七大タイトル独占のマッチポイントの一局となります。 話は遡りますが、坂田全盛時代、名人・本因坊だった彼が当時三大タイトルの一つだった「十段位 」だけには手が届かず、その後「十段位」を奪取したのですが、その時は既に「名人位」を奪われていたように記憶しています。果たして井山六冠は第三局ですんなり勝って、 . . . 本文を読む
県囲碁界に新星が現れました。プロ修行していたO七段(女性 21歳)がAターンし、過日開催された第58回全日本女流アマ囲碁選手権に秋田県代表として出場し見事優勝しました。今後O七段は県内及び全国の各種大会に出場するとのことで活躍が大いに期待されます。県囲碁界も一段と盛り上がっていくことでしょう。 . . . 本文を読む
辛抱が足りず形勢を損じてしまうことが多々あります。図1は例会におけるS先生との一局(小生の定先)。白4-十五とふくらんで来たところで、いつもなら、つい黒②とひっくり返していますが、本局では珍しく、①、③と辛抱しました。この後何度かガマンさせられる局面がありましたが、何故か全て辛抱することが出来、何とか8目残すことが出来ました。場合にもよりますが、やはり短気を起こさず我慢することが大切なんですね。 . . . 本文を読む
プロの打碁を並べていたら図1に示すような状況が出現していました。ヨセに入ってから白が1-十一に手を入れました。検討してみると、白が手入れしなければ黒から先手でセキにする手があるらしい。 右辺の白の形はよく現れそうで、ひょっとしたら自分の実戦でも現れたかも知れませんが、セキにする手段に気がつかず、ハネツギでヨセていた可能性が大です。 些細な事でも見過ごしてしまうとなかなか勝てません。
図1 . . . 本文を読む
道路には殆ど雪がなくなりましたが、家の周りには”雪下ろし”した雪が未だ溜まっています。ここ二、三日天候に恵まれて、近所のあちこちで、溜まった雪を掘り返したらり、広げたりして”雪消し”に余念がありません。ものぐさの小生もつられて”雪消し”を行っています。雪の下から黄緑色のスイセンの芽などが見えるとやはり嬉しいものです。庭の雪も . . . 本文を読む
自分が生きている間は、プロがコンピュータ(人工知能)に負けることはないだろうと思っていました。事実、つい1年前までは、日本のトッププロに3子のハンディを貰っていい勝負でした。それが何と互先(ハンディなし)で世界のトッププロ(韓国の李世乭九段)に2連勝したとは。仮に今回の5番勝負で後3局とも李世乭九段が勝利したとしても、近い将来はきっと追い抜かれてしまうと思います。 コ . . . 本文を読む
先番の勝率については本ブログを書き始めた直後(2013/9/10)に述べました。その時はトッププロ同士の対局1166局において、先番の勝率は50.6%でした。その後データを積み上げましたので、以下にその結果を紹介したいと思います。 トッププロ同士の対局(下記の注1参照)2818局において、先番の勝率は50.75%で2013/9/10時のデータと大差ありませんでした。白番の勝率より少し上回っていま . . . 本文を読む
今日は掲題の注目の一戦が行われています。井山6冠が十段位も奪取して初の七冠王となるか、伊田十段がポスト井山若手No.1として意地を見せてタイトルを防衛するかの五番勝負第一局です。第一局を制した方が俄然有利になることは言うまでもありませんが、特に井山六冠が先勝した場合は七冠王となる公算が大です。 巷では初の七冠王誕生に待望する声が多いようですが、小生はライバル同士がシノギを削ってタイトルを取ったり . . . 本文を読む