芝野名人に一力棋聖が挑戦する49期名人戦七番勝負第一局は、先番の一力挑戦者が勝ち、タイトル奪取に向けて幸先よいスタートを切りました。芝野名人の白模様にドカンと打ち込み、持ち前の正確な読みでシノギながら、白の薄みを突いて反撃し快勝しました。
同挑戦者は世界棋戦の「応氏杯」決勝五番勝負においても謝科九段に2連勝しており絶好調と思われます。
芝野名人は本局は敗れましたが、独特の打ちまわしが見られましたので、次局以降も面白い碁を見せてくれると思います。図1の➁から⑥の打ちまわしが参考になりました。
図1 49期名人戦第一局 一力棋聖(黒)対芝野名人
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