掲題の”どふら”とは小生が在住する地方の方言で雪で作った落とし穴のことを言います。子供頃、人が通る雪道に落とし穴を作り表面を雪で巧妙にカモフラージュし、知らずにそこを通った遊び仲間が穴に嵌るのを見て大笑いしたものです。たまにターゲットではない大人が先に通って叱られたこともありました。今考えると大変危ない悪い遊びをしていたものです。今では除雪が行き届き”どふら& . . . 本文を読む
年末から大寒波襲来との予報を受け、その対応として溜まった屋根の雪下ろしに大童。この雪下ろしが大変な重労働であると共にリスクも大きく油断出来ません。囲碁ではポカを犯しても負けるだけで済みますが、こちらの方は命に関わります。慎重に少しづつ下ろします。
2階の屋根の雪を回りから下ろしていたら、中央に残った雪が日本列島型になりました。ペットボトル(水分補給のため必需品)を置いてあるあたりが横手市です . . . 本文を読む
終局手数が棋士によって特徴があることについては2013/11/22付けの記事で述べましたが、棋戦によっても差があります。
過去10年間のトッププロ同士対局(((注1)参照)における平均終局手数は210.6なのですが、棋聖、名人、本因坊の三大タイトル挑戦手合い(179局)の平均終局手数は224.7、三大タイトル以外のタイトル(天元、王座、碁聖、十段)挑戦手合い(151局)の平均終局手数は216 . . . 本文を読む
今年も残すところ僅かになって来ました。年の瀬の金詰まりも困ったものですが、愛棋家にとって最も警戒すべきは「ダメ詰まり」です。今までこのダメ詰まりに泣かされたことが何回あったことか。全く「魔者」としか言い様がありません。
下図は例会におけるYさんとの1局(小生の定先)。白に①と打たれ、下辺の黒の大石がピンチになっており、正しく打たれればおそらくシノギはなかったようです。しかしYさんは黒②の掛け . . . 本文を読む
40期天元戦第5局は挑戦者の高尾十段が井山天元を破って天元位を奪取しました。これで十段位と併せて2冠となりました。井山天元は12/16の王座失冠に続いて、天元位も失い4冠に後退しました。2冠を失ったとは言え、大三冠(棋聖、名人、本因坊)を維持しており、依然第一人者であることは変わりありませんが少し心配です。来年の棋聖戦に向けて体制を立て直して頑張って貰いたいと思います。
高尾新天元には、是非 . . . 本文を読む
62期王座戦最終局(5局目)は挑戦者の村川七段が激戦の末、井山王座を破って王座を奪取しました。同七段は関西棋院の期待の星でしたが、まさか飛ぶ鳥を落とす程のの井山六冠からタイトルを奪取するとは思ってもいませんでした。簡単に土俵を割らない粘り強い印象を受けました。今後の活躍に期待しましょう。
井山六冠は過密スケジュールで大変ですが、タイトルを独占する者の宿命でしょう。若さで頑張って貰いたいと思い . . . 本文を読む
小生のことではありません。先々月から囲碁教室に来ている小4のK君のことです。K君は碁を覚えたての初心者です。初心者の指導はいつもS先生が担当していますが、先日(12/13)の囲碁教室ではご都合がつかず、代わりに小生が担当させて頂きました。下図はK君との5子局(9路盤)ですが、右下の黒が生きれば黒が勝つ形勢です。
右下の死活は初心者には難しいので、K君にアドバイスしようとしたところ、自分で . . . 本文を読む
40期天元戦第4局は挑戦者の高尾十段が井山天元を破って対戦成績を2勝2敗とし、王座戦と同様、決戦を最終局(12/19)に持ち込みました。
コウ争いに見ごたえがありました。最後も敢えてコウ形にして投了したことも本局を象徴しているようでした。王座戦では4局とも黒番が勝利していますが、こちらの天元戦では4局とも白番が勝利しています。偶然とは思いますが珍しい現象です。いずれにしても決戦の第5局も激戦 . . . 本文を読む
62期王座戦第4局は挑戦者(村川七段)が勝って、対戦成績が2勝2敗となり、決戦は12/16の最終戦に持ち込まれました。第一人者の井山六冠に対して挑戦者は大健闘していると思います。ここまで全て黒番の方が勝利していますので、第5局の「にぎり直し」の結果も注目されます。いづれにしても熱戦になるでしょう。 . . . 本文を読む
過去5年間(注1参照)の小林流の勝率については2013/11/12付け記事で述べましたが、今回過去10年間のトッププロ同士の対局(注2参照)における同布石の推移について調べて見ました。
下図は小林流の布石ですが、下辺⑦を一路左に寄せた布石(準小林流と仮称)8局も含めて集計しています。
最近同布石の成績はあがっていませんが、過去10年間では17勝12敗(勝率58.6%)と悪くありま . . . 本文を読む