43期名人戦第3局は張栩(ちょうう)九段が勝って対戦成績を1勝2敗としました。中盤から井山名人が勝負手を連発し、コウがらみの大乱戦となり、一時は黒(名人)が優勢との評が多かったのですが、終わってみれば白(張栩九段)の4目半勝ちでした。
本局では序盤早々左下隅の変化で名人が打った新手?(⑰)や、激戦のさなか張栩九段が放った右下隅での放り込み((136))などが印象に残る一手でした。本当に手に汗握る大激戦で観戦者を興奮させる名局だったと思います。これで挑戦者が1勝を返しましたので本シリーズも益々盛り上がって来ると思います。次局も熱戦を期待しましょう。
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