「旅の坊主」の道中記:常葉大学社会環境学部・小村隆史の防災・危機管理ブログ

日本唯一の防災学部はなくなっても、DIGと防災・危機管理を伝える旅は今日も続いています。

【10月23日】さすがに……

2009-10-23 23:44:26 | 地域防災
タフな1日の反動、というほどではないにせよ、朝が多少遅かった。
稲毛を9時半過ぎに発って新富士へ。

今日のメインは、
沼津市の私学・加藤学園高校の全校生徒対象の防災講演会。

タイトルは、いささか大風呂敷を拡げさせてもらった。

「被害が先読みできるなら打つ手はある!
 ‐東海地震で人生を狂わされないために、今、何を学べばよいか‐」

理学や工学の専門家からすれば、被害の先読みなどまだまだ出来ない、と
言いたいところなのだろうが、
少なくとも「目安」になるレベルまでは、確実に先読みできる!
というのが「旅の坊主」の理解。

痩せても枯れても防災先進県の静岡県。
第三次被害想定がある。
町丁目・大字単位で、想定震度はネット上で公開されている。

そして、全壊率テーブルと合わせて読むならば、
自宅の倒壊リスクの大小は、ある程度は先読みできよう、と。

「旅の坊主」にとっては、いつものような主旨の講演だったのだが
1000人を超える生徒諸君を相手に90分間、
集中力を切らさないような話をするのは、さすがに難しい。
この日の出来は45点、四捨五入してようやく半分、というところか。

前日までの疲れが出た、と、言いたくはないが、
講演が終わったらヘトヘトであった。

このまま車で帰っては事故を起こすと思い、
東名沼津IC-富士IC(わずか20km、15分)の途中、愛鷹PAで仮眠。
さらに仮寓に戻っても、夕食も取らずに爆睡モードとなってしまった。