「旅の坊主」の道中記:常葉大学社会環境学部・小村隆史の防災・危機管理ブログ

日本唯一の防災学部はなくなっても、DIGと防災・危機管理を伝える旅は今日も続いています。

【10月13日】リチャード・バックに

2009-10-13 23:17:02 | 日常の一コマ
いつだったか、
リチャード・バックの新作が文庫になっているのを見て、
1巻から3巻までまとめ買いしたことがあった。

力が入らなかった三連休の延長で、という訳ではないのだろうが、
残っていた3冊目、『フェレット物語Ⅲ 二匹は人気作家』を読み終える。

リチャード・バックにはまっていたのは、四半世紀前、大学生のころ。
まともに読めもしないのに、ペーパーバックを何冊も買って、
『カモメのジョナサン』は、朗読テープまで買って、
聞いていた日々を思い出す。
(そういえば、その朗読テープって、今どこにあるのだろう?)

リチャード・バックの作品には、
「現代の寓話」という形容がなされることが多い。

「災害は、弱いもの、貧しいものに、より辛く」

その現実と向き合い、
ゴマメの歯ぎしりと言われようが、
何か前向きな貢献ができないだろうか。
そんな課題をライフワークに選んだ者が、
連休明けの日に「現代の寓話」を求めているようでは、
ちょっと困ったものだ、と
我ながら思いつつ。

講義がないのをいいことに、大学に出たのは夕方。
それから26時過ぎまで、学生レポートの採点・コメントで費やされる。

論文が書けない。課題も山ほど。
すでに締め切りを過ぎてしまったものも含めて4本。
やはり、転地療法ではないが、どこか非日常の空間に籠もって、
「紙とエンピツで」知恵を絞り出さないと書けない、
ということなのだろうか……。

(10月15日アップ)